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78th SNOW 全開

怜緒樹VS桃悦パート2。


怜緒樹の本気モード解放なんですけど、っていう展開になる。

 「輪入道」を解放した桃悦。


一方の怜緒樹は四つの獣のうち、三つを解放している。


「流石に君に全開で行く気はないけれども……少しお灸は据えないといけないからねえ……」


「……ハンッ! アタシをしばいてから言いな、そういうのは!!」


お互いに煽っていくが、桃悦が先に仕掛けた。


「簒奪術『輪入道』……『魂奪炎(こんだつほむら)』。」


摂氏500度の炎が怜緒樹に襲いかかる。


獣系の妖怪には有効な攻撃だ。


何せ火に弱いのは獣の常識だからだ。


それは現実の動物も、獣系の妖怪も例外ではない。


だが怜緒樹は佐久間の術で慣れているので、物ともしなかった。


怜緒樹は瞬間的に「黒雲」を連続で発動し、階段を駆け上がる要領で桃悦の攻撃を躱した。


「刻印術……『毒霧』!!」


怜緒樹は猿の力を使用して、可燃すればヤバイ事態になる毒を吐いた。


輪入道の燃やす力を逆手に取った技だった。


が、桃悦は慌てない。


「簒奪形式変更・『塗壁(ぬりかべ)』。」


壁の妖怪・塗壁を左手から小さく作り出し、毒を吸収する。


だが、怜緒樹はその隙を見逃さない。


低い状態で潜り込んだ後、下からの角度から腹にミドルキックを放った。


ガラ空きになった腹にクリーンヒットし、桃悦は後ろに飛ばされる。


しかし桃悦は踏ん張り、右手を車輪状に変形させる。


「小賢しいね……『炎車輪(フレイムホイール)』。」


右手を回転させ、怜緒樹に突進する。


右腕を振り上げて、怜緒樹に向かって打ち下ろした。


「ダイヤモンドアーム!!」


怜緒樹は腕をダイヤモンドの硬度に硬化させるが、ダイヤモンドも元はと言えば炭素から出来ている。


イコール燃える。


相性は非常に悪いのだが、案の定押され、車輪が頭に直撃し、地面に叩き伏せられた。


桃悦の追撃を怜緒樹は身体を捩って躱した。


そして怜緒樹は距離を取った。




 (強えな……色んな妖怪を手に入れている分、動きが読めない……それに炎系が多いからアタシじゃ相性はそこまで良くねえし……だがこっからだ……全開で行くぜ!!)


怜緒樹は息を吐く。


そして炭素を纏い、蛇も顕現させ、黒雲で全身を黒色化させる。


「どうした? これで終わりかい??」


「クソが……舐めてんじゃねえぞ……こっから全力だぜ……!!」


桃悦は涼しげに構えるが、怜緒樹は獰猛なヒグマの如く襲いかかった。


理性なくラッシュを仕掛ける怜緒樹に対し、桃悦は防戦一方になった。


鎌鼬で受け止めるが、限度はある。


何せ「野性」が迫ってきているのだ、桃悦でもこういった経験は無い。


(クッ……まさかこの僕が押されているだなんてね……なら両面宿儺だ!!)


怜緒樹の攻撃を大きなバックステップで外し、海の方へ逃げる桃悦。


尚も襲いかかる怜緒樹に対し、弓で射る。


「これを待ってたぜ……! 『虚空四連(こくうよんれん)』!!」


怜緒樹は全解放した能力で渾身の黒雲の分身4体を撃ち出す。


桃悦は即座に輪入道を出し、これを燃やし尽くす。


だが、燃やし切った直後、火が消えた。


「炭素は酸素のある状態で燃やすと二酸化炭素になる……つまりそこは酸素が消えてんぜ?」


「チッ……酸欠を狙ってたか……」


二酸化炭素が充満する桃悦の周囲、桃悦は酸素のある砂浜にひとっ飛びで戻る。


「さあて……コイツでフィニッシュだ……!! 『百鬼夜行螺旋拳・全開(フルスロットル)』!!!!!」


怜緒樹は一撃で決めようと、鵺の刻印者最大火力を撃ち出そうと勢いよく砂浜を踏み出し、螺旋回転で桃悦に襲いかかった。


これを見た桃悦はニヤリと笑った。


後ろに大きく飛び、右手を蝿崎から奪い取った「()()()()()」に変換させる。


「『腐食の拳(アシッドフィスト)』。」


右アッパーをコンパクトに、正確に怜緒樹の腹部に打ち込む桃悦。


その拳は怜緒樹の鳩尾から背中を貫通していた。


怜緒樹の拳は半個分届いていない。


「ガハッ………」


怜緒樹は吐血した。


桃悦はゆっくりと右手を引き抜く。


全形態が解け、人間に戻った怜緒樹。


もう虫の息だった。


地面に力なく落とされ、怜緒樹はうつ伏せに崩れ落ちた。


「……なかなかいい勝負だったよ……警官さん?」


氷華達はまだ来ない。


怜緒樹が殉職するのも時間の問題のように思えた。

怜緒樹は元々そういうキャラでいる予定でした。。

実際のところ完敗です。

桃悦が何枚も上手でした。

次回は他の「Σ」一行が桃悦に対して総攻撃を掛けます。

お楽しみに。

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