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74th SNOW 沖縄国際通りデート兼作戦会議

この回は国際通りでのデート、作戦会議も同時に行います。

VS桃悦は激しい戦いを描きたいなー、というふうに思ってますんで、恋人パートは前座ですwww

僕の修学旅行の思い出を思い出しながら書きたいと思いますwww

 沖縄の那覇空港に到着した多摩東陵高校の生徒及び教師達。


モノレールに乗り、那覇国際通りまで辿り着く。


ここから各自行動に移るのだが、勿論のこと氷華と晴夜は二人で行動することとなった。




 手を繋ぎ、氷華は晴夜に身体を寄せて歩く。


柔らかい胸が晴夜の腕に当たっている。


……初デートの時以来のデートではあるのだが、二人は相変わらず仲が良かった。


というわけで、二人は雑貨屋へと入っていった。



「凄いねー……琉球硝子ってこんなに種類があるんだねー……」


「ほんとだね。色もいろいろあるし……」


二人は琉球硝子を真剣に、しんっっっっっっっけんに物色している。


「よし……これにしよ!」


氷華は青い丸型の、お猪口のような琉球硝子を選んだ。


「じゃあ僕は赤かな。」


晴夜も選ぶと、何やらグロテスクなものが目に入った。


「うえっ!! 何アレ!!」


氷華が気持ち悪がったそれは、「ハブ酒」だった。


滋養にいいとのことだったが、めちゃくちゃ高い上に二人は未成年なので買いようがない。


「すごいなー……ヘビが丸ごと入ってるよホントに……」


晴夜は興味ありげにハブ酒を見つめている。


「晴夜、買わないでよ!? それ!! 気持ち悪いから!!」


「ああ、ごめんごめん、父さんが好きそうだなー、って。」


といい、スマホで写真を撮る。


思い出としてしまっておく様だった。


「ああ、あと父さんにお土産買っていこ。京都にいる友達にも。」


といい、晴夜は安納芋のクッキーの入った箱に手を伸ばした。


「なんかはっちゃけてるなー……今日の晴夜……」


氷華もなんだかんだ言いながら、家族用に同じものをお土産として買っていった。




 国際通りは数時間は回れるとはいえ、腹拵えは必要になる。


二人は沖縄料理屋に足を運んだ。


そして二人は「オニダルマオコゼの唐揚げ定食」を注文した。


「おう、お二人さん。ちょっと見ていくかい?」


と、パワフルな風貌の店主さんが取り出したのはオニダルマオコゼ。


どうやらもう〆られているらしい。


片手にはバーナーを持っている。


「店主さん……これで何するんですか?」


晴夜が尋ねる。


店主は豪快に笑いながらバーナーを着火させた。


「まあ見ときなって。()()()()()が見れるからよ。」


といい、オニダルマオコゼの背鰭をバーナーで炙る。


二人は興味津々で見つめる。


ボオオオオオオ……と炙ってから数十秒後。


背鰭の先からプシャッ!!! と、何やら緑色の液体が弾け飛んだ。


「キャアッ!!」


と、氷華は小さく悲鳴をあげる。


晴夜も思わず身を震わせた。


「おーおー、良いリアクションだなあ! ……コイツはな、刺さったらすぐに死んじまうような猛毒を持ってんだ。しかも獲るときに岩場に隠れてっから気付かねえで刺されちまって、そのまま逝っちまうケースも多いのさ。だから調理の時も気を遣う。何せ長靴も手袋も、貫通しちまうくらいの鋭さだからな。」


店主は解説しながらも尚もオニダルマオコゼの鰭を炙っていく。


「……これ……美味しいんですか?」


氷華は恐る恐る尋ねる。


霜乃から食べた方がいいと事前に言われていた氷華は、毒が飛ぶくらいのこの魚が美味しいのかが甚だ疑問であった。


「おう、美味いぞ? そもそも美味くなかったら提供なんてしねえよ、こんな危ねえ魚をよ。」


といいながらある程度毒は飛んだのか、オニダルマオコゼを慣れた手つきで捌いていき、身を一口大にカットしていく。


そこから水気をしっかりと拭き取り、衣を付けて油の中へと放り込んだ。


ジュワーーーー!! という油のASMRが聞こえる。


この音だけでも食欲を唆られる。


これは期待できそうだ。


二人の胸中はこんな感じだった。


やがて提供された唐揚げ定食を、二人は頬張った。


強烈な弾力と、噛めば噛むほど魚の身から滲み出る甘味。


絶品といっても差し支えのないものだった。


二人はあっという間に完食し、料理屋を後にした。




 店を出たところで、Σの全体グループのメールに連絡が入った。


北川からだった。


どうやら全員沖縄に到着したとのことだ。


「とりあえず……どうする? 氷華。」


「そうだね……何処かで作戦会議できればいいんだけど……」


「じゃあ晩御飯の時にする? 各自摂るように、って言われてるから。」


「了解。じゃあみんなに送っておくね。」


二人はその後も国際通りを歩いていき、満喫した後で午後6時、ステーキ屋に入っていった。


夕食兼作戦会議で。




 「……っていうわけで、氷柱山先生に桃悦を誘い出してもらう、っていう方針なんですけど……」


ステーキを食べ終えた二人は、スマホをビデオ通話状態に設定し、Σメンバーと作戦会議を始める。


『なるほどな。ちょうどお前らのところに雪女からの刺客が入り込んでいたってわけか。これはだいぶ追い風かもな。』


北川が冷奈が協力してくれることを意気に感じていた。


「どういうわけか雪女の力を狙っているのは分かっているんです。彼のクラスの副担任ですし、そこは上手くやってくれるだろうと思います。」


氷華も冷奈の有能さを最もよく知っているので、強く推薦した。


『全員で総攻撃を仕掛けたい、ってのはあるが……桃悦の力が未知数すぎる。とはいえ機を逃せばそれこそ桃悦を捕らえるのは難しくなる。とりあえず()()()()()()()()()からな。Ωから得た情報を元に。だから警察関係者の怜緒樹を一番槍でぶつける。怜緒樹なら体力を上手いこと削った状態で俺たちの到着を待てる。そこで一斉攻撃で仕留める。……最悪殺しちまっても書類送検自体は可能だからな。』


「なるほど……」


『アタシに任せときな。お前らが来るまで耐えといてやる。』


「私と晴夜は冷奈さんに送ってもらってそちらに行く手筈です。」


『オッケー。じゃあみんなそんな感じね? 怜緒樹ちゃん以外は私がワゴン車を借りたからそれで行くわ。」


「3日目に仕掛ける、そういうプランですよね?」


『ああ。お前らの修学旅行の泊まる場所も聞いてるからな。全員名護で宿泊する予定だよ、別の宿で。」


「助かります。」


『絶対に桃悦を捕らえる、それだけだ! 近くなったらまた連絡するからその時に!』


北川の檄を受け、会議は終了した。




 「……いよいよだね。石田くんとの決戦……」


「そうだね、氷華。……ただ『簒奪者』、か……どう来るかは分からない相手だからね、何せ僕らからすれば情報が皆無に等しいから……」


「……だけど絶対勝つ……! そのために閻魔眼も練習したから……!」


氷華は拳を握りしめた。


晴夜も表情を引き締める。


「そうだね……! 負けたくないね、この戦いは……!! 絶対生き残ろう! あと天狐も今回は連れてきてる。全員で勝とう!!」


「うん……!」



 その後2人はホテルに到着し、それぞれ別の部屋に分かれた。


氷華は梢と同部屋で一夜を過ごす。


「ねえ、氷華、晴夜とのデートどうだった?」


「……楽しかったけど疲れた。」


正直なところ、気の抜ける様なことを梢には言って欲しくなかったのが本音だった氷華ではあったが、親友の労いには感謝せざるを得ない。


「明日水族館行くんだからさー、そこでも2人で回ってきなよ。どうせ3日目なんだし、アタシらで沖縄中回るの。」


「そうだね、コズ。ありがと。」


沖縄限定のドリンクを飲み干した氷華は、ホテルのベッドで寝転んでメールを打った。


冷奈にだ。


《明後日はよろしくお願いします。》


【承知しました。】


それだけ打って、修学旅行の1日目が終了したのだった。


僕の時は修学旅行の最終日、首里城を訪れたんですが、何年か前に火災で無くなっちゃったのは本当に悲しいことですね……

結構しっかりしていた構造だったので遺憾に思います。

マジで書きたかった……

さて、次回もまた修学旅行パートです。

水族館からの川下り体験になります。

お楽しみにしていてください。

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