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19th SNOW 牛鬼関連の4妖怪を共有する

この回は討伐任務の前触れですね。

20話目もこんな感じです。

登場人物紹介、今回は誠です。


雪宮誠(ゆきみやまこと)[旧姓蜂呂誠]会社員(名古屋に単身赴任中) 48歳 11月10日 179センチ79キロ O型 好きな食べ物 寿司


霜乃、氷華、氷衣露の父で、吹雪の夫。栄五郎とは幼馴染の間柄。吹雪と出会ったキッカケは、栄五郎に紹介されたことによるもの。一目惚れしたことで結婚した。

名古屋で単身赴任をしているので、自宅に帰るのはお盆と正月の時くらい。商社に勤務しており、現在は営業部部長。

家に帰れば、リビングでパン1になったりしているので、案外ズボラだったりする。夫婦仲はとても良い。

ある秘密があるが、それはまた今後のお話ということで。

 九尾の狐の調査を終え、自宅に帰った氷華は、Σのメンバーのグループメッセージに、重要な証拠を送信した。



 驚くほどに反応が来た。


北川から、明後日集合をかけるということで日程の調整が決まった。


氷華はこの時に牛鬼のことも話そうと思ったのだった。




 そして2日後。


青梅市のマンションにある、『Σ』本部にて、作戦会議を行った。


全員が真剣な面持ちで聞いている。


「……みんな、よく来てくれたな……。氷華から一昨日聞いた通りだが、新たな妖怪の情報が入った。……『九尾の狐』だ。人に化ける、かなり面倒な妖怪だ。」


そこに、文香が聞いてきた。


「………では、その妖怪を仕留めろ……ということでしょうか。」


と、ここで氷華が更なる情報を入れた。


「あのー……皆さん、そのことなんですけど……。」


「おう。なんでもいいぞ。有益な情報なら。」


氷華は一息つき、そして、九尾の狐に関連することを話した。


「実は、この前のお盆で……雪女一族の集まりがありまして、その中で新たな妖怪の情報を手に入れました……。そして私は御当主様に呼ばれてその妖怪の情報を手に入れて、一昨日単独で捜査に出かけたんです……。歌舞伎町まで。」


一同は驚いた顔をしていたのだが、北川だけは頷いて聞いていた。


「なるほどな……その流れで九尾の狐が出てきて、東京近郊だから調査にお前は出かけたと。そういうことだな? 氷華。」


氷華もこれに頷いた。


「……ええ。ですが、九尾の狐はその()()なんです……。」


ここで晴夜が疑問に思ったのか、その「一部」ということを氷華に聞いてきた。


「雪宮さん……一部、って、どういうこと?」


「……それなんだけどさ……というか、皆さん、心して聞いてもらえますか? 関連が『ある妖怪』との繋がりが濃いので……。」


皆が固唾を飲む。


その中で氷華が話し始めた。


「……実はその九尾の狐なんですが……。実はこの妖怪の裏に、『牛鬼』という妖怪がいるんです。」


皆驚いた顔をしていた。


まさか裏があったとは……。



 怜緒樹が苦虫を噛み潰したような顔をした。


「チッ……よりによって『影舐め』じゃんか……。アイツはマジで強いぞ……。」


氷華も同調した。


「……実はここ数年で、雪女一族が襲われて、右眼を奪われるという事件が頻発したんです……。私の姉も、その被害者……。姉は運良く一命は取り留めましたが……30人ほどが犠牲になって、うち死者が6人です……。それが牛鬼なんですよ……。」


相澤が一言呟いた。


「氷華ちゃんにとっても、因縁の相手ってことだな……。で、九尾の狐が関連しているってことは……。おそらくだけど、他に妖怪がいるってことじゃないか? 少なくとも、このクラスの妖怪たちが。」


「……そうですね……牛鬼には配下の妖怪が……私がメッセージで送った九尾の狐以外にもあと三体、いるんです。どこに居るのかも、御当主様の配下の方が情報を得ています。」


顰めた顔をした北川が、妖怪の情報を聞いてきた。


「なんとも面倒くさいことになってきたが……、氷華、あと三体はどこにいるんだ?」


「……まず……一体目が『八岐大蛇』。……巨大な蛇の妖怪です。これは長野県の飛騨山脈にいるとのことです。」


と、八岐大蛇ということを聞いた佐久間が話し始めた。


「……八岐大蛇は……美女と酒をこよなく愛する妖怪でね……。それを贄にすることで力を得ている。たしかに若い女性が長野で行方不明になってるケースもあるからね。それとも見事に合致している。」


「……まあ、それは分かったが……そこは俺が考えておくとして、他2体はどんなやつだ?」


「………残り二体は……まず、一体目が『覚』。これは千葉浦安の森林に潜んでいるとのことです。力自体はこの妖怪はあまりないんですが、厄介なのが『心を読めること』。すごい面倒なんですよ……、私にとって。」


「確かにねえ……。雪宮さんの邪眼は一時間しか持たないしね。躱され続けられたら厄介だと思う。」


「……陽陰君の言う通りで、私が一番相手にしたくないタイプなんですよ、覚は。もし私が勝つのであれば、付喪神戦で使った技を使うしかないですから。」


そして、氷華は濡れ女のことも話し始めた。


「……次は……これは佐久間先生以外があそこに行っていたので場所は知ってると思うんですけど……。『濡れ女』という妖怪が湘南の海に潜んでいます。」


「!? マジか!!」


相澤がこれにかなりのオーバーリアクションで反応した。


無理はない。


以前行った時はその気配すらなかったのだから。


「……これは聞いた話なんですけど、夜に釣りに来ている男の人が襲われたという情報があるらしくて。蛇の体に女性の顔が付いた妖怪とのことです。」


これを聞いた北川は、声を発した。


「……わかった。氷華、貴重な情報をありがとうな。……つまり、この妖怪たちを倒せば、牛鬼を倒せる手がかりがあるということだな?」


「……かもしれませんね。ただ、神出鬼没なのが牛鬼なので、情報さえ手に入れればいいんですが……。私としては。」


北川は少し考えたあと、こう結論づけた。


「作戦は俺の方で考えておく。その間、ゆっくりしていってくれよ。ただ……今回は4体も相手にするんだ。絶対に分業制の方がいいだろうし、場合によっては単独行動も辞さないかもしれない。Σ総動員で行くことになると思うが準備しておいてくれ。」


「「「「「「了解。」」」」」」


こうして、北川はこの牛鬼配下の4体を仕留めるための作戦を練って行ったのだった。

今回は短めですけど、次回もこういう感じで行きたいと思います。

意見要望がありましたら、その都度加筆、添削をしていこうと思っています。

次回は栄五郎さんを紹介したいと思います。ただ、彼はモブみたいな扱いなんで出番はほぼないですけどwww

正直牛鬼編は結構長いんで、長期的スパンで考えていきたいと思ってますので、今後ともよろしくお願いします。

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