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100th SNOW 「関係ねーよ」

小説家人生で初めて100話に到達しました!!!

飽き性の自分がここまで続けられたのは読者の皆様のおかげです!

ありがとうございます!!


さて、今回も引き続き静岡の方をお送りいたします。

今回は北川隊長がカッコいいシーンを見せたいと思います。

登場人物紹介は泉理さんです。


森岡泉理(もりおかせんり) Ω隊員・妖魔研究研究員 26歳 2月23日生まれ A型 162センチ 3サイズB87W60H86


Ωのムードメーカー的存在で、Ω時代の霜乃と最も仲が良かった女性。

前述の通り明るい性格で、普段の勤め先の研究所でも愛されキャラである。

戦闘では高い戦闘能力を有しているわけではないが、妖怪には非常に詳しく、その知識で撤退や捕縛タイミングを指示したりするなど、かなり有能な部類。

なお、自身は回復担当である。

実は陰陽師の血を引いており、土岐昼茂の隠し子ではあるのだが、本人は認知しておらず、陰で「クズ」と罵倒するなど、昼茂を嫌っている。

また妖怪は見えるが陰陽師のように術を使えたりしない。

 さて、Σ、Ω、眞霜の連合軍は、というと。


陽川影康の元へ着実に迫っていた。


まず、妖怪を惹きつけやすい体質を持つ五十嵐と組む眞霜、莉亜の2人がそれぞれ雪女術式、死霊術式で妖怪を次々に五十嵐を囮に使って倒していく。


また一方で、北川と組む酒鬼原、赤城、静波が豪快に妖怪を捩じ伏せていった。


泉理が状況を見極めながら、相澤が地中を進みながら援護をしたり、天狐も変幻自在な攻撃を繰り出したりして陽川の式神を次々に倒していく。


だがこのままでは一向に埒が開かないのもまた事実。


自分たちは妖怪を討伐しにきたのではない、陽川を倒すためにここにいるのだから。


「北川……」


妖怪を倒すため、棍棒を振り回す酒鬼原が声を掛ける。


「オウ……どうした、酒鬼原……」


北川も銃で応戦しながら反応する。


「……陽川の元には……お前がいけ。」


「……理由だけ教えろ。」


「どうせ今回は裏切っている立場だ。だったら……落とし前をつけるのが筋じゃないのか? 『お前らとは訣別する』とな……だがそれは半妖の俺たちでは出来ないことだ。妖怪の力を有さないお前が行かなきゃいけねえことなんだよ。」


「フン……そういうことか。じゃ……あとは頼むぜ。」


「任せておけ、北川。俺がこんな奴ら如きに負ける理由がない。」


北川は阿吽の呼吸で酒鬼原と拳を交わし、飛び出していった。





 その頃、五十嵐サイドは。


「ちょ、オイ……!? なに飛び出してやがんだ、北川さん!? まだ片付いていないのに、こっちは……!!」


五十嵐は驚き、止めようとしたが……莉亜に制止された。


死霊術の壁で。


「皇真……アンタは行かなくていい。」


「ハァ!? オイ莉亜、そこを退け!! あまりにも危険すぎるだろ!?」


五十嵐は必死に訴えるが、莉亜は首を横に振る。


「おそらく隊長の指示……そう考えたらアンタが援護に行くのは愚策もいいところ……だったら私たちはやれることをやるのが筋じゃないの?」


「グッ……!!」


ぐうの音も出ない言葉を言われ、五十嵐は反論ができなかった。


「五十嵐くん、その通りだ。」


「!? 眞霜さん!?」


「北川くんは無策だったり考え無しで危険地帯に飛び込んでいくような男には見えない。そんな男が独りで陽川の元に行ったりはしないさ。」


「……そうっすね……だったら俺は俺のやることをやります!」


「その意気だ。それじゃ、引き続き頼む。」


「おまかせを!!」


五十嵐は自身も攻撃を仕掛けながら、引き続き妖怪の惹きつけ役を買って出て、それを眞霜と莉亜で撃ち落としていく作業をしていくのであった。





 そして莉亜と五十嵐が揉めている頃、北川は、というと。


体術と銃撃を駆使し、少しずつではあるが陽川の元へ迫っていた。


銃も人間用に切り替え、一発一発、正確に撃ち抜いていく。


そして数分経過して陽川の元へと到着した。


「!? まさかとは思ったが……貴様、我らを裏切っていたのか……!? 北川和朋!!」


「……だったらなんだよ……陽川影康。」


北川が銃を構えながら、動揺する陽川にこう返した。


「お前らに着く義理なんてねえだろ? こっちゃあ……雪女2人と晴夜を管理してるってのによぉ……第一晴夜をぶっ殺そうとしている奴らに味方するバカがどこに居るってんだ? アァ?」


北川の顔は冷静ながらも怒気を孕んでいる声で陽川を問い詰める。


「黙れ……!! 何故支援をしてやったのかを忘れたのか!?」


「何かあった時に駒に使うため……だろ? んなもんがなくてもこっちゃあ自力で動けるんだよ。()()()()()()()()んだよ、何もかも、な。」


「ぬかせェェェェェーーーーーー!!!!!」


陽川は逆上し、結界術『火柱(ひばしら)』を放った。


が、北川は冷静だった。


冷静に連発される火柱を避けつつ、陽川の左肩を針の穴を通すように撃ち抜き、弾を貫通させた。


陽川は右手で札を持って反撃するが、北川は今度は両脚を二丁拳銃でまたも正確に撃ち抜いた。


そして動けなくなった陽川の右肩を、またも正確に銃を放ち、ダウンさせる。


だが、陽川も往生際の悪さを見せた。


「ま……待て北川……!! お、同じ人間じゃないか……本当にこの私を殺す気か……!!」


「……何が言いたい?」


「共に協力した仲じゃないか……!! なあ!! 貴様は自分で何をしようとしているのか分かっているのか!?」


この命乞いに、北川は呆れながらため息を吐いた。


「……んなモン……()()()()()……」


北川は引き金を引く。


ドンッッッッ!!! と打ち鳴らされた音は、陽川の心臓を容易く貫いた。


「きさ………ま………!!」


陽川は吐血し、今にも倒れそうであった。


「……あの2人(バカップル)のためなら……支援(パトロン)だのなんだの、俺の知ったこっちゃねーんだよ!!」


北川が陽川にこう吐き捨てたと同時に、陽川は息絶えて前のめりで倒れ伏せたのだった。


一仕事終えた北川は、一つ息を吐いた。


(まったく、世話が焼けるぜ……氷華……晴夜……テメエら、無事でいろよ……? 次に会う時が死体とか……俺はやり切れねえぜ、それなら……)


陰陽師との訣別をし、そして氷華と晴夜の無事を祈りながら、北川は尚も逃げ惑う陽川の部下達の背後から銃弾を撃ち続けたのであった。

次回は氷衣露サイドです。


登場人物紹介は莉亜です。

お楽しみくださいませ。

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