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40話 タコさん、女子会を開く

 タコたちがニューワイズ王国の面々を案内した翌日。

 今日からは視察の対応をレオナルドや人間の役人に任せることになっていた。そのため、タコは手の空いたフレイヤやアレサンドラを伏魔殿に連れてくる。


 さらに今日はラミアの面々。エルダやウンディーネたち。コゼットやアルラウネになったばかりのローズなど、タコが悪堕ちさせた者たちが勢ぞろいしていた。ただし、セシルはタコの意向により呼んでいない。

 もちろん、アウトサイダーの面々やペットも全員が集まっている。それから、アトラやベアトリスなど人間の関係者も声をかけていた。


「それでは皆さん。記念すべき第一回女子会を開催したいと思います!」

 伏魔殿の大広間でタコが宣言する。女子会と銘打ってはいるが、実際にはほとんどパーティーだ。

 豪華な料理にデザート、飲み物もお酒だけでなく大量に取り揃えている。給仕はゴーレムが行っているので、皆が自由に食事を楽しめるようになっていた。


「と言っても、基本は自由よ! 好きに食べて好きに飲んで、好きに話してちょうだい。以上、それでは乾杯!」

「かんぱーい!」

 ちびイカトリオを筆頭として皆が元気よくタコの乾杯に答える。

 ここにいる者たちは『伏魔殿』の名に恥じない異形の者たちであるが、部屋の中はそれに見合わない穏やかな雰囲気に包まれていた。


「初めましてヴォルペさん。同じ魔術師と聞いていたので、色々と話を聞かせていただけませんか?」

「ふえっ!? こここ、こちらこそ! よろしくおねがいします」

 好んで端っこの方に寄っていたヴォルペに、アルラウネのローズが近づいていく。最初は見知らぬ他人に驚いたヴォルペだったが、魔術師という単語に警戒を解いた。

 しばらくはたどたどしい会話が続いてしまったが、そのうちに魔法談義のような物が始まる。

 その様子を一人に妖精がニヤニヤと眺めていた。


「デュフフフ、研究者が増えるのはすばらしいですねぇ」

「シナモンはこういう時ぐらい眼鏡外したら? それ、伊達でしょ?」

 いつものぐるぐる眼鏡で怪しく笑っているシナモンに対し、オレガノが突っ込みを入れる。

 一応、この眼鏡もかなりの強化がされた装備なのだが、見た目は完全にタコの趣味によるものだ。


「そういうオレガノだって、ガントレットを外してないでしょう」

「これはレイン様リスペクトだからいいの! 私だっていつかはあんな素敵な鎧を着るんだから!」

 ちなみに、オレガノが付けているガントレットはレインが装備している物の試作品である。他の部位も保管されているのだが、この装備は性能が良い分とてつもなく重い。

 ブラックスミスなどの筋力が増加するクラスを保有しているオレガノでも、妖精は筋力がかなり低い種族のため、普段は片手のガントレットだけで精いっぱいなのである。

 その後は言い争っているのかと勘違いしたローズの仲裁から二人も魔法談義に加わり、なんとも濃ゆい空気が流れる空間が生まれるのであった。



「なあシンミア、最近ちょっとお腹周りが油断してないか?」

「え!? ナ、ナンノコトッスカ?」

 アイリスの指摘が図星だったのか、料理を山盛りにした皿を持っているシンミアの手が止まった。

 実際、彼女が来ている服は体の線が良く出てしまうため、見る人が見れば若干の肉付きに気が付くだろう。


「シンミアは、ちょくちょく抜け出して、伏魔殿に行ってる。ずるい」

「いやー、あの食事とお風呂を体験しちゃうと、どうしてもねえ」

 軍で集団行動が基本となるレオーネに対し、諜報担当であるシンミアの仕事は定時があってないようなものだ。大変なのは間違いないが、自由時間もそれなりに生まれてくる。

 そんなとき、シンミアは即座に伏魔殿へ転移しているのだ。もちろん、時々はレオーネやヴォルペなどと一緒に来ているのだが。


「ふーん。まあいいや、今日は食え食え。これなんかは俺が作った新作だぞ」

「お! アイリス様のお手製をいただけるなんて幸せっす!」


「うんうん。明日から増えた体重を戻すまで訓練だな」

「うえっ!? ……ええい、それでもいいっす! 今の幸せは逃せないっす! ……うわっ、これうまー!」

「……私も、食べる」

 半ばやけのようでもあるが、アイリスの料理は一流だ。一口食べれば止められるはずもなく、結局シンミアはそれを平らげてしまう。彼女の食べっぷりに思わずレオーネもその料理に手を伸ばした。

 そして、さらにシンミアの考えに同意する人間が現れる。


「そうですよね! お腹いっぱいならそれが一番です!」

「オクト様……それ、全部食べるの?」

 オクタヴィアはシンミアよりも大きなお皿に、大量のローストビーフや生ハムのサラダを乗せていた。それを幸せそうにパクパクと食べている。


「もちろんです、これは前菜ですから!」

「ふふ、オクト様の食べっぷりはいつ見ても気持ちがいいですね。料理人冥利に尽きます」

 そんなオクタヴィアの様子に人狼のシロもご満悦だ。アイリスともども人狼は今回の料理を担当しているので、その売れ行きは気になるところだ。それをこんな風に喜んで食べてもらえるのは嬉しい限りである。


 そして、その食事量にも関わらずオクタヴィアは太る様子も無い。そんな彼女が羨ましいのかシンミアが理由を聞くと、悩んだ結果「アイリス様との訓練ですかね?」という回答がえってくる。

 うなだれるシンミアに対し、アイリスは満面の笑みで肩に手を回すのだった。



「ラピスちゃーん! これ飲んでー!」

「あ、ホタルちゃんたち。んー、これは蒸留酒? しかもかなり寝かせてるよね、どうしたのこれ?」

 ちびイカトリオが琥珀色をした酒をウンディーネのラピスに持ってきた。彼女は飲み物以外をあまり摂取するができないが、逆にたまに来ている伏魔殿では様々な飲み物を楽しんでいる。


「エルダ様に教わった水魔法を応用して速攻熟成させてみたのー!」

「寝かせる樽も色んな木を使ってみたのー!」

「上手く行ったらボスに飲ませるのー!」

 そして、ちびイカトリオはこんな見た目でもお酒が大好きだ。これもギャップ萌えを狙ったタコのせいである。

 それはさておき、この世界の魔法はゲームのものに比べて細かい応用が効く。エルダから魔法を習っていたホタルたちは、それを利用して長期間寝かせた蒸留酒を再現する方法を作り上げていた。


「あはは、私は試飲役か。おおっと、味を確認しきる前に飲み干しちゃったなー。これはもっと飲まないと分からないなー?」

「むー。なら、もっと飲ませてやるのー! どのブレンドが一番いいか教えてねー!」

 ホタルたちは大量の樽を持ってくる。そして、それを目の前でブレンドするという何とも贅沢なことを始めていた。

 さらに、ウンディーネたちも集まって酒に限らず様々なドリンクでカクテルを作り出す。


「ワンちゃん? ワンちゃんだー!」

「わん?」

 そして、その中にはペットのティーも混ざっていた。それに気が付いたウンディーネたちが物珍しさにきゃあきゃあと構いだす。


「こらこら、ティーちゃんが困ってるよみんな」

「わんわん!」

 見かねたサフィーが止めに入るが、ティーの方は「別に構わない」と言いたいのか、それを制してウンディーネたちとじゃれあっていた。

 途中からはティーの持つ能力、部屋の角を経由したワープも披露して、控えめな鬼ごっこのような物を始めている。


「キー!」

「あ、アトラ様。良かったらあれを取りましょうか?」

 同じくペットのアトラは、蜘蛛の手で器用にお皿とフォークを使って料理を食べていた。しかし、テーブルの奥にある料理に手が届かないようで、それに気が付いたルチアが変わりに料理を取り分けている。

 アトラはそのお礼なのか、踊るように腕を振り上げていた。


「あらあら、えーと……ルチアちゃんだっけ。あなたは人間なの?」

「初めまして、ベアトリス様。はい、私は孤児院の子どもたちの面倒を見なければいけませんから」

 フレイヤから呼ばれていたベアトリスが、同じ人間のルチアに声をかける。最初はこの部屋にいる者たちに圧倒されていたベアトリスだったが、すでに慣れたのかゆっくりと周囲の者たちを観察していた。

 すると、普通の人間でありながらこの場に馴染んでいるルチアが逆に目立っていたため、少しばかり興味を持ったのだ。


「それはつまり、孤児院が軌道に乗ったらあなたは人間を辞めるつもり?」

「そうですね。アレサンドラ様に仕える者として、それに見合った力をタコ様からいただく予定です」

 最初はタコから冗談半分に言われた悪堕ちであったが、ルチアは後から真剣にそのことを考えていた。

 そして、結局はアレサンドラたちと同じ世界にいることを望んだ彼女は、タコに相談して悪堕ちの約束を取り付けている。


「キー!」

「ふふ、アトラ様。その時なったらよろしくお願いします」

「あらあら、あなたは蜘蛛になるの?」

「はい。私はアトラ様の眷属に助けていたたので、それ以来この力にあこがれているんです」

 さらに、ルチアは自分の種族も決めていた。それはアラクネ。上半身が人間、下半身が蜘蛛となっている種族だ。

 ラミアであるアレサンドラと並べばいい絵になると、タコも喜んでその案を了承する。


 一応、タコも「お世話になった先生が悪堕ちするのは、孤児院の子ども的にどうなの?」と思ったのだが、それはそれで仲間が増えそうなので、その懸念は意識の外に放り投げるのだった。



「ねえねえ、このケーキを作ったのクロちゃん?」

「分かりますか? 妖精向けの甘味を増やすようにボスから言われましたので」

 中央付近の喧騒から離れて、人狼のクロは妖精のマツリカと静かにケーキを食べていた。もちろん、このケーキも人狼たちのお手製である。

 しかも、今回のケーキやお菓子の類はほとんどクロが作っていた。


「あれー? それってクロからボスに進言したんじゃなかったっけー?」

 そこへ、同じく人狼のタマがニヤニヤしながら近づいて余計なことを言う。すると、クロは顔を真っ赤にしてそれを否定する。


「なっ、何を言ってるんですかタマ!? ち、違います! ボスが以前、そんなことを言っていたことを改めて伝えただけです!」

 しかし、クロの敵はタマだけではなかった。妖精のローリエとリコリスまでもがタマに加勢する。


「でも、クロちゃん新作のハチミツの違いを熱心に調べてたよね」

「そうそう、飴ちゃんづくりにも協力してくれたし」

 いくら忍者のクラスを持つ人狼でも、さすがに伏魔殿の中で秘密を持つなど不可能であった。

 大体の事情を察したマツリカは、弾けるような笑顔でクロにお礼を言う。


「えへへー。ありがとー、クロちゃん」

「むう……」

 既に反論が不可能だと悟り黙ってしまったクロだったが、その頭をマツリカが優しくなでれば、またしても顔を赤くしている。

 だが、その耳はピコピコと動いており、嬉しさを隠しきれてはいなかった。


「ふむふむ、あーいう手もいいね。参考になるなあ」

「何の参考ですか、アオリ」

 何かをメモしているイカのアオリに対し、同じくイカのマイカが指摘する。既に嫌な予感がしている彼女はきつめの口調になっているが、それを気にせずアオリが答えた。


「えー? マイカちゃんをおちょくる50の方法を更新しようかと思って」

「それをはっきり言う必要がありますか!?」

 そして、思った通りの答えに思わずマイカが声を上げる。そしてメモをひったくろうとするも、アオリはそれをひょいひょいと避けていた。


「すでに手玉に取られていることに、気づいてないのかなあ」

「まったくですポチ。みんな気が抜けていますよ! 我々はボスを守るのが一番の仕事だというのに!」

「そうだねハチ。でも、お口をもぐもぐさせながら言っても説得力がないよ?」

 その光景を眺めていた人狼のハチであったが、彼女もパーティーを満喫している。一応、彼女も根は真面目ではあるのだが、抜けている所が多いのは否定できない。今も口元に食べカスを付けてしまっている。

 半分、保護者代わりになっているポチが、やれやれといった感じで口元を拭いていた。



「……なぜ、僕がここに居るんでしょうか?」

「ジュリオと我はあまり離れられんのだから、仕方がなかろう」

 今ではショゴスとなった元ウンディーネのエルダだが、ジュリオとの契約によりあまり離れることができない。

 そのためジュリオも自動的にこの場に呼ばれたのだが、さすがにこんな状況で浮かれるほどの神経を彼は持ち合わせていなかった。


「まあ、それはそうなんですが……って、うわっ! いきなり服を脱がないでください!」

「む? 男がいない所では問題ないのではないか?」

「僕がいるでしょう!? いいから服を着てください!」

 ある程度は常識をわきまえてきたエルダであったが、未だにこのような突拍子もない行動をとることがある。

 そのたびにジュリオが苦労して止めるのだが、それは成人したばかりの彼にとっては刺激の強い日々であった。


「結局、エルダとジュリオの契約はどうなっているんでしょうね?」

「こっちの世界の技術である契約と、悪堕ちの影響が混ざったせいか解析が上手くいかないのよね。少しずつ離れられる距離を伸ばせているようだけど」

 その様子をアレサンドラとレインが微笑ましく見守っている。

 本来、ウンディーネの契約は人間の魔力を融通してもらい、こちらの世界に干渉する手段を得るものだ。

 現在のエルダは既にタコの手によりこちら側の存在であるはずなのだが、契約はそのまま残っている。

 実際に今でもエルダはジュリオの魔力を使うことができた。しかし、ショゴスの能力が強力であるため、あまり使うことは無くなっているが。


「仮にジュリオの契約が切れたら、エルダさんはショゴスのままウインディーネの世界に戻るんでしょうか?」

「想像の域を出ないけど、悪影響はあるかもね。ジュリオの寿命までに何か考えないと。いや待って、契約を誰かに移すことってできないのかしら? それこそ子どもとか魔力的に相性がいい相手なら……」

 レインは自分の考えを口に出しながら検討を続けている。契約の秘術自体はこの世界の技術であるため、レインもあまり詳しくはない。

 だが、魔法自体の知識が豊富な彼女なら、ある程度の推測はできる。後は検証を進めていけば、そのうちに実現も可能になるだろう。


「なるほど、我とジュリオの子どもがいれば安泰なのか。はて、この体の生殖はどうなっておるのだ? ショー殿」

「てけりー?」

「そういうことを人前で話さないで! 少しは女性らしい恥じらいを持ってください!」

 そんな話を聞いていたエルダがまたしても暴走する。同じショゴスのショーに話を振るが、彼女もそんなことをは気にしたことがない。

 更なる暴走を防ぐため、ジュリオは顔を赤くしながら声を上げる。


「あらあら、なかなか興味深い話をされていますね」

 そこへフレイヤが話に混ざりにやって来た。王女でありながら治癒魔術師であり、錬金術の造詣も深い彼女にはなかなか興味深い話だったようだ。

 さすがに気を取り戻したジュリオは姿勢を正して挨拶をする。


「これはフレイヤ様、失礼をしました。改めましてアレサンドラの従弟であるジュリオです」

「ふふ、こちらこそよろしくね。これでも医者ですから、『色々と』困ったときには相談してください」

「……御冗談を」

 だが、ジュリオにはフレイヤが冗談を言っているようには思えなかった。思わず狂気すら感じる瞳から目を逸らしてしまう。

 それに対してフレイヤは穏やかに微笑んでいるだけだったが、今度はエルダの方に顔を向けた。


「それに、魔法薬に関してもそれなりに自信がありますよ。今度、エルダさんたちが作っていくポーションも見学させてください。お力になれるかもしれません」

「おお、それは素晴らしい。是非たのむ」

 エルダはスライムとなったウンディーネたちと水中農業を行っている。それはポーションの材料であり、ウンディーネたちの必需品でもあった。

 基本的にはエルダのスキルで作成しているポーションだが、作成方法はレインたちが知っているゲーム通りの方法だ。この世界の技術も取り入れば、質も速度も改良できるかもしれない。

 この世界の技術でゲームのスキルを再現が可能なことは確認されているので、フレイヤとしても色々と試してみたいことがあった。


 そして、二人がその打ち合わせを始めていると、いつものようにフレイヤの後ろに付いていたコゼットに対しレインが話をふる。


「コゼット。吸血鬼の体には慣れたかしら」

「はい。日光に気を付ける以外、不便はないですね。フレイヤ様も定期的に自身の診察を行っておりますので、問題は無いかと」

 フレイヤはコゼットの能力により吸血鬼となったが。こちらの世界の人間がコゼットの能力で種族を変えたせいか、タコたちのようにウインドウなどのゲームのシステムが利用できなかった。

 そのため能力を確認することできないし、アイテムでレベルアップさせることもできない。

 まあ、何かあればコゼットが自分の身など気にせずフレイヤを守るので、特に問題はないだろうが。


 このように様々な者たちが楽しんでいた女子会だったが、不意にアラームの音が部屋に響く。


「ん? 何だっけこの音」

 ギルドの拠点には、何らかの問題が発生した時にアラームを鳴らす機能がある。それはエネルギーの不足、NPCの異常、イベントの発生などといったものだ。

 だが、そのうちの一つにタコのギルドにはほぼ無縁のアラームがあった。それはゲーム時代、伏魔殿が辺鄙な場所で、知り合いにしか位置を教えていなかったことに起因する。


「これって、ギルドが攻撃の対象になってる時のアラームじゃなかったかしら」

「ああ、攻撃の対象に……って、何ですってー!?」

 そう、タコのギルドは外部から攻撃を受けたことが無かったため、アラームを聞いたことが無かったのだ。

 気づいたときにはもう遅く、タコが叫び声を上げた次の瞬間、すさまじい爆音が伏魔殿に響いた。

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