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8話 秘密、バレちゃいました

 ミリアちゃんの提案に、わたしは困ってます感を出しながら返答する。


「わたしはお風呂は1人で入りたいなーって」

「いーや、今日は一緒に入ってもらう。実はお風呂場の炎の魔石がすり減っててな、湯を沸かしなおす余裕がないんだ、ユニとアリスも一緒に入るってことでいいよな?」


 そう言ってわたしの逃げ場をなくすミリアちゃん。


「ええ、構いませんわよ」

「カオルお姉ちゃんと一緒のお風呂、楽しみだな♪」


 ユニちゃんとアリスちゃんも乗り気みたいだった。


「カオル、諦めな。なぁに恥ずかしがることも無いだろ」


 うう、どうやら逃げ場はなさそう……


 結局脱衣所まで強制的に連れてこられたわたし、みんなが服を脱ぎ始める。


「相変わらずミリアさんの胸は立派ね、羨ましいわ」

「大きくても大変だけどな。肩はこるし可愛いブラもこのサイズじゃ見つかり辛いし」


 そうは言ってもやっぱりミリアちゃんみたいなスタイルはわたしの憧れるものだった。


「ほらカオル、脱げって」


 みんなが下着姿になっているのに未だに服を脱げないわたし。

 するとミリアちゃんが悪巧みって感じの表情で私の両腕を掴んだ。


「そんなに服を脱ぎたくないのなら、強制手段だ。ユニ、アリス、カオルを脱がせちゃいな!」

「駄目なんです恥ずかしいですっ!」


 抵抗してみるけど腕は全然動かせない、それならば言葉で抵抗してみようとするもののユニちゃんは手を止めてくれなかった。


「カオルさんが自分で脱がないのなら力ずくですわ、ごめんなさいねっ」


 抵抗できないまま、ユニちゃんに上着を脱がされる。上半身が顕になり、フリルの付いた水色のブラ一枚の姿になる。その中には、シリコンのパッドが挟まっていた。


「あらあらこれは、そういう事でしたのね」


 ユニちゃんが納得したように言う。


「カオルさん、大丈夫ですわ。女の子として胸が小さいのは気にするかも知れないけど小さくても魅力は出せますわ」


 ユニちゃんに慰めの言葉を貰う、けど私の問題はこれからだった。


「よし、アリス、下も脱がしちゃいな!」

「ダメです下だけは駄目なんです!」


 ユニちゃんと同じく、アリスちゃんも手を止めてはくれなかった。


「カオルお姉ちゃん、覚悟ー!」


 そう言ってアリスちゃんがわたしのスカートを外す。すると下半身もブラと同じフリル付きで水色のショーツ……がぷっくりふくらんでいた。


 その部分を見た3人がその意味に気付いて呆然とした感じで口々に声を出す。


「え、えっと。もしかしてこれって……」

「カオルお姉ちゃんって……」

「男の子だったのか?!」

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