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45話 かまくらでお餅を食べよう

 アリスちゃんの雪遊びがしたいとの要望により、今日はかまくらを作ることにしたわたし達。

 ふふふ、実はわたし雪国出身なのでかまくら作りは慣れてるのだ。久しぶりに大きいの作っちゃいますか〜!


「それじゃあまずは土台作りからだね、雪を固めて丸く円状にしてね。ある程度重ねたら水を掛けて固くするよ」


 そうして4人で雪を固めていく。……あれ?


「あれ、ユニちゃんは?」


 そういえばユニちゃんが居ない、寒いのは苦手だったとか? でも雪合戦のときは楽しそうにしてたけど……


「ああ、ユニなら買い物に出かけてるぜ。かまくらを作るって聞いたら必要なものがあるって言ってたな」


 必要なものって何だろ? まあユニちゃんが居ないのは寂しいけど続けていこう。

 

「それじゃあ次はドーム状に丸めていくよ、しっかり固めないと崩れちゃうから慎重にね」


 どんどんかまくらが形になっていく、大きいサイズのかまくらを作るのは久しぶりだけど楽しいね。


「皆さん、お待たせしましたわ」


 ある程度作れてきたタイミングで、ユニちゃんが帰ってきた。


「おお、ユニ。何買いに行ってたんだ?」


 ミリアちゃんが聞くと、ユニちゃんがニコニコと笑って応える。


「お餅とお醤油を買ってきましたの。かまくらの中でお餅を焼いて食べるのが風習だと聞いたことがありますのよ」


 おお、ユニちゃん解ってる〜!


「ユニちゃんナイス! 流石博識だねー」


「ありがとうですわ。それじゃあ(わたくし)もかまくら作りに参加しますわね」


 今度は5人でかまくらを丸く成形していく。

 力仕事なのでミリアちゃんや翼くんががしがしと雪を固めていく、わたしも負けていられないよ!


「それじゃあ最後に雪を掘り出して入口と中の空洞を作ろう。削りすぎないようにね〜」


 そうして5人で雪を掘っていき……


「出来たー!」


 全員が入れるサイズの大きなかまくらが完成した。


「ユニお姉ちゃん、お餅焼いて食べようよ!」


 アリスちゃんが真っ先にお餅に興味をしめしてきた。


「アリスさん、お待ち下さいね。小さいサイズの網焼き機を出しますわ。ミリアさん、火を付けるのをお願いしますわ」


 そうして網にお餅を並べて焼いていく。


「火を扱ってるのにかまくらが溶けないのも興味深いな、カオルが居た世界の人も良く考えたもんだなぁ」


 そんな事を話してるうちに、お餅が焼きあがったみたい。


「普通のお醤油と砂糖醤油を用意しましたから好きな方を選んでくださいな」


 わたし、アリスちゃん、ユニちゃんは砂糖醤油、ミリアちゃんと翼くんはお醤油を選んだみたい。


「いただきまーす!」


 うんうん、これこれ。やっぱり寒い中焼いたお餅を食べるのは格別だねぇ。


「おいしー!」

「……同意だ」


 そういえば翼くんもお餅食べるのは久しぶりじゃないかな?


 その後も雪遊びを楽しんだりとゆっくりとした1日を過ごしたわたし達。明日からはまたクエスト頑張らなきゃね。

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