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おんりょうめもりー ~死人達の記憶と刀の少女~  作者: ぎたこん
第一部・第一章・初めての怨霊
61/613

1-17-0.■■■■殺死マス【目玉狩り】

最終更新日:2025/3/17

◎◎◎◎ ●◎●◎ ◎◎◎●◎

殺す。

殺すの?


もう殺した。

        四人殺したね。


殺してよかったのかな。

        大丈夫、あいつ等は死んで当然。

        人が裁けないのなら、人でなくなって裁けばいい。

        目玉を奪うたび、裁きの声が響く。


もう戻れない。

        戻っちゃいけない。

ダメ


     ダメ    ダ

 ダメ        メ


      何が?


何が?          何が?


許しちゃダメ?

もう殺しちゃダメ?      死

怒っちゃダメ?        ね

ないちゃダメ?         。


      何がダメなの?

                ■■■

 わからない。

         頭が熱いの。

心の奥で冷たく囁く声が、耳元でこだまする。


   ■■■   たくさんの目がこっちを向いて。

         血走った瞳が無数に瞬き、私を嘲笑う。

         ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎。

コロセ。 ころせ。 殺せ。    って。


 次は誰?    


  私が消えた時間に掲示板に書き込むのは誰?

  そこには、私の名前と一緒に血のような赤い文字で「次はお前だ」と書かれていた。


誰でもいい。

        殺して。   ■■■


私はもう死なない。       殺せない。


お父さん       お母さん

     喜んでくれるかな?

        喜んでくれる。


呪った。 たくさん呪った。

  今まで生きてきて

    どんなお願い事よりもたくさん呪った。


淡く輝く醜い炎。 

   もう私の下僕。


復讐はスバラシイ。


  一方的に殺せるのはステキ。


割れた世界から見る光景はすばらしい。

      私だからできる。


嫌いな人の叫び声は好き。  ■

胸がスカッとするから。   ■


好きな人の叫び声も好き。

一緒にいられるから。

             ↓■

その目玉と共に永遠に。

もう我慢しなくていい。   ■

誰も私を責めれないから。  ■


  死んで。

    みんな死んで。

       私以外、ミンナシンデ。

◎◎●◎● ◎◎●◎

最後の目玉が私を呼ぶ。

一緒に行こう。

  好きな人も。

  嫌いな人も。

 深い、深い、不快、腐海、闇に染まるの漆黒の海へ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。

………………………………。

……………………。

…………。

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