エタらせない事の難しさ
全ての筆者に敬意を籠めて
先ずは、ちゃんと作品を完結させた事のある全ての筆者様に敬意を表します。
右も左も分からない状況から投稿小説を始めて、早一年と二ヶ月が過ぎました。
その間、多くの皆様に物語を読んで頂けた事、心より感謝いたします。
なろう歴2週間で日間総合の一番上にまで押し上げて頂いて以降、未だにジャンル別ランキング内に留まらせてもらっていますけど、最近は物語の潜在的需要が底を突き始めました。
多くの先例となる人気作を参考に鑑みれば、近いうちに衰退期に入りそうです。
三桁以上のブクマを頂いた事のある筆者様は経験がおありだと思いますが……
① 伸び続ける物語などほぼ無い事
② ブクマが増える程、次話更新の内容が多くの方に吟味されるので減少し易い事
これらを踏まえると、更新してもブックマークが減少の一途を辿るようになります。
実際問題、絶頂期に伸びて拙作を軽く抜き去り数万ptに到達した作品もそれぞれの限界値で頭打ちになり、気が付けば多くを追い越してきました…… 寂しいものですね。
その様な作品の多くが更新を止めてしまいます。
してもブクマや評価が減少するだけですからね。
肝心なのは前話の自分の技量を越えて次話を魅せる事でしょうけど、そこまで来れば最早、努力はあたりまえとして才能の問題になってくるのでしょう。
私も成長率が下がれば下がるほど、資料整理や執筆に費やす時間を増やして伸びしろの維持に務めました。
結果、連載当初の執筆時間に比較して数倍の時間を費やしてます。本当に笑えない話です。
ただ、それでも①で述べたように必ず物語のクオリティに応じた成長限界がやがて来ます。
例え10万ptを超えるような大作でもです。
その時にモチベーションを維持して情熱を燃やし、時間と労力を投入して当初の予定通りに綺麗な結末を迎える物語を書く事の何と難しい事かと実感する日々です。
それが冒頭に書かせて頂いた畏敬の念に繋がる訳ですね。
個人的な状況に過ぎませんが、書籍化して本屋市場に並ぶ事の厳しさを実感した事や、物語の伸びしろの限界が見えてきた事で愚痴っぽくなりましたけど、エタらせずに精進していく所存です。
書き手の皆様、頑張っていきましょう!