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中堅校の肩苦しい日常  作者: keyta
1/6

過去

完全即興なので悪しからず。


「高校受験」


内申、テストの点数全て平均の俺には

志望校の高望みなんて馬鹿なことはしない。


周りの生徒は、彼女と一緒の高校を受けたりしている。

また、 第一志望の学校を下見しただけで学生生活を妄想し、 想像妊娠の如く錯覚に陥る輩がいる。


他人事のように言っているが

" 上坂 翔 "

俺もその中の1人だ。


いや実際はそうだった。

中学三年の最後の冬休み。


志望校最終決定の時期に全国の受験生より

俺は現実の厳しさを知っていた。


中学生活はこれといってやらかしてはいなかったと思う。

野球部にも入っていて友達もそこそこいた。

引退してからは、仲のいい友達と同じ塾に通い

受験勉強をしていた。


今思えば塾に入っていたのも

" 周りに合わせる"

現代日本の風潮といっても過言ではない。



まぁ本題に入ろう。


冬休みの前日、帰りのホームルームで

担任から受験生の心得などありきたりな話が終わった放課後。


冬休みにクラス会をする話になった。

それは全員強制参加の名目で進んでいた。


クラス会を計画した中心人物は

前席の女の子で、名前は三浦。

同学年男女人気ナンバーワンで

誰とでも仲良しで先生からの信頼も厚い。


ぶっちゃけ俺の大好、、、

好きなタイプだった。


前から香るシャンプーの香りは

フレグランスのような匂い。

いやデンジャラスだったかな?

それは俺の心理状態だ。


んまぁ、思春期の俺には刺激的過ぎた。


話は戻るが強制とは言っても内心ワクワクしてたし

それにあの子と一緒に話す機会があるかもしれない。


その日から、三浦がちょくちょく夢に出て来るようになった。

恐らくこの年頃の男が勘違いしないわけない。


"好きになってしまった"


正味、一回も話した事がないし目が合った事しか

ないから相手は俺の事気に掛けてるはずもなく

答えは明らかだよね。


クラス会前日、恋愛経験もないので

勉強会を1人ですることになった。

内容のことだが、男子中学生の典型的な事と言ってもいい。


こうして当日誰よりも紳士的な気持ちで

クラス会の集合場所に向かったのであった。










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