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亡国の皇女は旅をする  作者: astry
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トラップ!

 トラップ群がある通路に私は単騎突撃してジャーヴァル・クルイクのテストを開始した。


 ユースティアナが単騎突撃してからすぐのことだった。

ダンジョンのエントランスとも言うべき場所で異変が起きていた。


「まさかこ(・)ん(・)な(・)物(・)があるなんて」

「彼女が単騎突撃した意味があったのか?」

「はっはっは。まぁ、無駄にはならねぇが、知っていれば突入した後の行動が変わってきただろうよ。無事に戻ってくるのを待つしかねえなぁ」


残った人たちが見つけたこ(・)ん(・)な(・)物(・)。それは・・・、下へ降りるためのヒントが書かれた石板だった。


石板にはこう記している。


“勇気ある者すべての障害を解除せず突破せよさすれば道は開かれん。

 勇気無き者、逃げる者には道は開かず先に行くことはできぬ。”


つまり先に行きたければすべてのトラップ群を解除せず突破せよということ、一つでもトラップを解除してしまうと先に行けなくなるということだった。

だが、この石板がユースティアナの突撃した後に見つかったのか。それは・・・、

ユースティアナが突撃する前に自称勇者を蹴っ飛ばして壁にぶつけた場所に石板があった。

見つかった時は大いに驚きすぐに伝えようにもユースティアナは突撃した後、呼び戻すこともできない以上、一周して戻ってくるのを待つしかないのだった。




 そんなことも知らずただ一人トラップ群を突撃するユースティアナはというと・・・、


 最初のトラップは矢が左右同時三本飛んでくる。連続で設置されていて間隔が一定ではなく微妙にばらけている。感じ方は一定距離に設置しているように錯覚してしまう。生身だったらこれは要注意だ。さらに矢には毒が塗ってある。私も物理的な毒に対しては毒用のポーションを飲むしかない。

ジャーヴァル・クルイクを装備している限り、矢なんて受けないんだけど。耐久力テストだから受けるけど・・・。


最初は避けていたが、トラップが自分にとってあまり脅威にならないと悟り避けることから受けることかえた。

矢を受けてもジャーヴァル・クルイク装甲に傷一つつかない。


飛んでくる矢の威力は中堅の鍛冶師くらいじゃないと抜かれるんじゃないか。まぁ、こいつの装甲を抜くほどの威力はないか・・・、この程度の威力ならグランニューレの装甲すら抜けないな。


左右から矢が出るラップ群を抜けて先へ行く。

ちょっと先に行った先にもトラップを見つける。

そこは一見何もない一直線の通路だった。だが、先ほどの左右から矢が出るトラップ前で見つけたボタンがここにもあった。


“ここを押すとトラップは発動しません”


安全策を取るなら押すべきだが・・・、わざわざこんなことする必要があるのだろうか?案外、こ(・)れ(・)も(・)トラップかもしれない。押したらトラップは発動しない。でもこの階層から先には行けないというものかもしれない。まぁ、私自身押す気はない!さぁ!ここも突破だ!


 トラップ解除ボタンを押さずに一直線の通路に入った時、天井が動き出し上から何かが勢い良く落ちてきた。

それをとっさに避けて前に進む。だが、この一回だけではなかった。

連続で落ちてきたために私は落ちてきた物をとっさに盾を上に向けて受け止める。

ドガンと落ちてきたもの受け止め、落ちてきたものを確認するとそれは岩だった。岩が落ちてきたのだ。


お、重い・・・、とっさに受け止めてしまったけど、つぶされてもおかしくはなかった。ジャーヴァル・クルイクは無事でも中の私が無事では済まない。

それにしても重い・・・、多分重いのは岩だけじゃない。この盾も相当重い。よく見ると盾の裏側に大型の筒が!ちゃんと兵装を確認していなかった!後でちゃんと確認しよ。


盾をぶん回して岩を捨てると続けざまに落ちてくる。

すぐにジャーヴァル・クルイクに搭載されているスラスターを全開にしてその場を脱出する。


ふぅ、危なかった。さすがに連続では受けられないからな。突き抜けてみると通路と岩の間に人ひとり入れる隙間がある。本来は落ちてくる岩を隙間に入って回避するトラップか。

ジャーヴァル・クルイクを装備していると大きくなってしまうから隙間には入れないな。

スラスターがついていよかったなかったら回避できなかった。

次に行く前にジャーヴァル・クルイクの兵装を確認しないと、一周すだけなら兵装を確認する必要はないと思っていたから後回しにしてしまった。

さて兵装は・・・、


重装甲型グランニューレ(仮)(ジャーヴァル・クルイクに変更予定)

頭部兵装:頭部バルカン×2門

腕部兵装:機関砲×2門(両腕に1門ずつ)

腹部兵装:ハイメガキャノン1門

背中兵装:アームドサイコシールド×2枚、レーザーガトリング×4門、ハイメガキャノン×2門

右肩&盾:スーパーアトミック・バスーカ

ビームサーベルなどの近接兵装はない


グランニューレと比べると圧倒的に火力がある。

この武装の量はグランニューレとは大違いだ。

グランニューレにバルカンがあるだけで、ヴァリアブル・ランサー・ライフル・ランチャーだよりだからなぁ。あとは魔法か・・・。

スペックを改めて見直してみるとグランニューレとジャーヴァル・クルイクを比べると加速力と最高速度以外はジャーヴァル・クルイクの方が勝っているな。まぁ、重量があるのは仕方がないけど。さすが後から作られたことだけあって高性能だ。

あとは使いやすさか。まだ感覚的にはグランニューレの方が使いやすい。重いからだろうか?

さて進みながら兵装がどんなものか確認するか。


 次のトラップ行くが、次まで少し距離があり、なぜか段差があり、上ったり、下りたりした。

これはいったい何を示しているのかわからなかった。無駄にあるものだからトラップと思い身構えてしまった。

次のトラップがある場所に到着すると上下に下りたり登ったりさらには横から矢が出るトラップだった。

最初のトラップに上下移動をさせるようにして突破していくトラップのようだ。

毒矢は効かないからと油断して矢を受けながらトラップを進んでいっていると、右側から爆発音と衝撃を食らいバランスを崩してしまった。


「おっと!?今のは爆発!?グランニューレと同じ装甲を使っているこいつを吹き飛ばすだと!まさか矢の先端に火薬による爆発物がついたやつもあるのか!?」


慌てて右側に盾を向け正面に構える。ただしそれは意味がなかった。今度は背中から衝撃を受ける。


「今度は左側からか!さすがは重装甲、なんともないぜ。なんて言ってはいるが衝撃はそのままきてるってのぉ」


耐久力テストだからある程度受けるが、下手にまともに受け続けていたら中にいる私が耐えられない。


ここのトラップは上下に起伏があるのはもしかしたら上っている時に爆発物をぶつける算段なのか。

爆発物取り付けられた矢は進んでいくにつれて飛んでくる間隔が短くなっていった。

時に盾で受け、足で受け、腕で受け、体で受けた。

兵装テストとして頭部バルカンを撃って迎撃したりもした。

そうやってここのトラップを抜けていった。


 さっきの場所でやった爆発物を受けての耐久力テストは疲れた。

装甲に傷一つないが、中の私は疲れた。もしかしたらこうやってこの先、トラップに爆発物を混ぜてくるかもしれない気を引き締めないと。


 そう思い先に進んでいくとまたもや見たことがある場所に出る。また一直線の通路なのだが、さっきのトラップと同じく上下に起伏がある。

今度は岩だけではなく爆発物いや爆弾が落ちてくる可能性がある。警戒は怠ってはいけない。今更だが。

そう思って通路に侵入すると今度は上から何か落ちてくるのではなく今度は天井が下りてきた。


「はぁ!?今度は天井が下りてプレスするのか!ええぃ!つぶされてたまるか!」


ダッシュして地面が上がっているところまで一気に抜ける。抜けて下りた先はすでに天井が下りてきっており先には進めない。

だが、天井と周りをよく見るとどうやらやここは安全地帯のようだ。

安全地帯で止まり、一旦、天井が下りきるのを待つ。

天井がおりきった時のスペースはギリギリで何とかつぶされずに済んだ。そして天井は上がっていき先に行けるようになった。その隙をついてスラスターをふかしてダッシュで突破する。

ここのトラップを完全に突破したところで爆弾が降ってきた。私はそのまま突っ切っていったために爆撃を受けることはなかった。

考え方によっては凶悪なトラップだ。

つぶされないように急いで登らなければならないたとえ上りきって下りたとしても、今度は一度天井がおりきって天井が合がないことには先に進めない。そして、トラップを突破した思ったやさきに爆弾が降ってくる。やっていられない。まだ先がある以上、これ以上のトラップがあると考えないといけない。

そう思い先に進んでいく。

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