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生活モニュメント[8]

自己中革命

作者: 袋小路 めいろ

腰砕けの男

何もかも控えめで

自分が無い感じ

居ない感じ

スルーは当たり前

知らない話を聞いては

そういえば

居なかったなって



そうだけど



無理矢理 笑顔

虚しい笑顔



存在の欠除ではない

存在の在り方の問題

形を作る工程で

失敗作を作り上げてきた結果

自身の自信を

栄養分にできなかった

痩せ細った木

失敗したく無い

そんな根元は

もう既に

腐れきっていた



一歩一歩

毎日踏み出す

他愛無い

ただの一歩に

自信を持て

そこからの一歩で

未来は変わる事を知れ



過去は切り離せ

勝手について来るから

今の意識からは

今の考えからは

今の行動からは

拭い去れ



明日の事を考えて

寝床の中で

踠き苦しむな

今日の分の苦しみは

今日の昼間苦しんだんだ

明日は苦々しい事に

なるかなんて

わからない

明日の運命を

自分で勝手に決めるなら

神様だってイライラする

せっかく良いモノ

あげようとしていたのに

聞こえそうだった



自分自身を下卑するな

もう聞き飽きたって

自分自身が言ってる

それしか無い人間なのかって

鏡ごしに馬鹿にされてる

五月蝿いって言ってやればいい



言い聞かせてる

理由にしてる

なんでだろう

変わりたいよ

変われないよ

ウジウジ五月蝿い

何かが足りなくて

何もできないのか

違う違う違う

独りよがりで構わない

もう誰も気にしない

始めようか

自己中革命

全てを楽しもう



根腐れた人間の

生きたい意識は

楽しんでる人間の半分以下だ

テレビのニュース

かわりに死ねたら良かった

そんな感じだった

腫れモノ

社会不適合者

聞き慣れてはいるけれど

何とか生きてる部分が

削れていく



二束三文のプライドが

良いなと思っているモノが

ここが居場所だと思えた

本当に狭いスペースが

削れていく

削れて消えていく



冬の終わりの昼間の雪みたいに

夏の外灯の下の虫みたいに

秋の色づいた木の葉の近くの

セミみたいに

春の最初に咲いた花の

花ビラみたいに

消えていく消えていく



意志の弱さと意思の弱さ

面倒臭いことはしたく無い

スピード

偽り

人の悪

金 金 金

良い具合に使われた

糞ったれ

信じたい

信じてる

人間に影響されたく無いが

人間にしか影響され無い

矛盾

優先順位

人にも優先順位

平和

優先順位

矛盾

全てを大切に

無理矢理に

その意識で

作るからこその

今からだ



独りよがりで構わない

大切にする

自分の取るに足らない

物差しでだけど

始めようか

自己中革命

全てを楽しもう

僕と楽しもう








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