決闘
朝
校庭
「お前俺達と決闘しろ。」
この学園では、決闘というシステムがある。この学園は、3月にある東西南北の武装学園で行われる大会のためのメンバーを決闘を行い順位をつけその中の全学年上位10名が学園代表に選ばれる。決闘には、以下のルールが存在する。
1︰決闘する人数は、何人でもいい。
2︰武装することを認める。
3︰人が死ぬような技を使わない。
4︰”魔法”を使うのも許可する。
このルールで気づいた人もいるかもしれないが、この世界の武装学園には、魔法を使ったバトルがある。魔法といっても武器の能力で剣から炎が出たり銃から雷が出たりと武器によって様々だ。しかし、武器の能力を使うには、その武器と自分をシンクロさせなければならないなので、人によっては、武器の能力を出せなかったりする。
「やるのか?」
相手が聞いてきた。
「わかった。開始しよう。」
すると後からぞろぞろと武装した生徒が出てきた。
「一体何対何なんだ?」
ガクトが相手に聞いた。
「お前らが負けたら教えてやる。」
1人の武装生徒が前に出てきた。
「お前は、誰だ?」
「ガクトだ。闇斗は、俺の友達だからな怪我されることなんて許せないからな。」
ガクトが太刀を鞄からだした。
「ガクト。」
「なんだ?」
「今思い出したんだが、武器がまだ届いてないんだ。」
「そうか……」
「驚かないのか?」
「あぁ、お前なら無くてもいけるだろう。」
「まあな。」
武装集団の仲間と思われる審判が現れた。
「これから決闘を開始する。」
校庭に笛の音が鳴り響いた。