実績ゼロからのスタート
教室前
「ここで待っててくれ。」
「分かりました。」
担任によると、呼ばれたら教室に入っていいそうだ……この間に職員室での話をまとめよう。俺が入る1年E組は、近距離科の中で一番実績のない者が入るクラスらしい……
まあ俺も実績を残してないからこのクラスなんだろうけど。
「おーい闇斗入ってこい!!!」
ドアの向こうから声が聞こえる。新しい人生のスタートの合図と思うとなかなか緊張してくる。
「失礼します。」
教室に入ると礼儀正しい座り方でクラスの皆がこっちを見てきた。実績がないと言ってもいい体の奴は、そこそこいるようだ。
「じゃあ闇斗自己紹介しろ。」
俺は、頷き口を開いた。
「僕の名前は、闇斗と言います。家の都合上フルネームは、言えません。刀を使っています。今日からよろしくお願いします。」
クラス内に自分の声が響き渡った。そして、その後クラスに拍手が巻き起こった。
「とゆう訳でこのクラスに新たに闇斗が加わった。席は、一番後ろの窓側に座れ。皆仲良くしてやれよ!」
そして、そのまま朝のHRは、終了した。
HR後
「俺の名前は、水無月牙久翔だ!ガクトって呼んでくれ!!!」
隣の席の水無月牙久翔が話しかけてきた。こいつは、このクラスの中では、かなり体がでかい。何か格闘技でもやってたのかという体型だ。
「よろしく。ガクト俺は、闇斗と呼んでくれ。」
「おう!!!よろしく!!!……ちなみにお前の武器は、刀って言ってたが刀は、今日は無いのか?」
「あぁ、あいにく少し発送に、時間がかかるそうだ。」
「ははっなるほどな。それは、大変だな。」
ガクトが笑顔を見せる。するとチャイムが鳴り皆が席についた。この調子で何事も無く学校生活を送っていった。