運命の出会い
秋の少し寒い朝
武蔵高校正門前
「お前見ない顔だな。」
とある武装高校国立武蔵学園に、謎の転校生が現れた。
「兄貴こいつ、武器持ってないっすよ。」
髪は、”黒く”瞳も、”黒く”そして心も”黒”かった
「お前ぼこぼこにされたくなかったら金出せよ。」
この少年は、何も答えない。いや聞こえてないのだろうか。
「舐めやがって!!!」
手下の1人は、遠くまで飛ばされた。一体何mとんだのだろうか。
「うわああああ!!!」
「い、今何が起きた?」
「あいつ一年だよな?」
「二学年のやつを軽々と・・・」
「一瞬で・・・」
野次馬達からも声が漏れる。
「ちょっと待ちなさい。」
知らない女の人の声が聞こえた。振り向くと黒髪ロングで、色白の清楚な女の先輩が立っていた。右の腕には、腕章が付いていて生徒会と見える。
「生徒会長!?」
周りの生徒が騒ぎはじめた。少年は、黒髪の女の人の方をむいた。
「貴方転校生ね?わたしの名前は、2年の夜桜黒。生徒会長よ。貴方の名前は?」
これが闇斗と黒との出会いだった。