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変わってしまった

今日は、練習が終わって、一ケ月たった。本番の日だ

あれからずっと彼は落ち込んでいた。気になるが、あまり触れないようにした。


「ぽーん」と音が三回鳴った。前と同じ12時ちょっと前だ。彼も私も大学生だが、大学に行ったらなぜか休学することになっていた。

それだけじゃない、多いわけではないが、銀行にはお金が振り込まれており、水道代や電気代も払ったことになっていた。

神様からのサービスだろうか?そんなのいらないから関わらないで欲しい

時計が12時になったころ場所が変わる。最初は森、次は平原、だけど見えない壁があるっていう場所だった。力を上手く使っていかないとまともに戦うことができなかったらしい。

今日は、洞窟、だろうか。土に囲まれていて、そんなにい広くない。進んだ先はどうなってるか知らないけど、私たちには関係のないことだと思った。


始まって、皆どこかにいって、持ってきていた時計をみたら、大体20分あたりだった。その数分後に怪我をした人が連れてこられた。連れてきた人はすぐに戻ってしまった。

かなり焼けただれていて、においを少し嗅いでしまった。夕君がずっと手を握ってくれたので少しは我慢できたが治した後どうしても我慢できず壁際で吐いてしまった。

傷を負っていた人はお礼を言ったあと、持っていた剣や道具でそれを埋めてくれた後、すぐに前線に戻っていった


あれは、6人目が来た時だった。時間は確認していなかった。また人が連れてこられたけど、やけに丁寧にその人は置かれた。連れてきた人は一度振り返った後に戻っていった。

その人は30か40歳ぐらいで血だらけで、動かなかった。治そうとしたけど、治らない。服を触ってるから?その人は手袋をしていたから顔に触ったけど治らない。手袋を外して手や手首足を触ったけど、やっぱり治らない

そしたら、彼が、


「もう…この人は…」


ああ、ああ、なんで、なんでこの人は死ななければならなかったんだろう。願いがあったのだろう。どんな願いかはわからない。だけど、叶えたい願いがあったんだろう。

でも、なんで戦わなきゃならないんだろう。なんで、やめられないんだろう。なんで、神様を楽しませなきゃならないんだろう。

私は、なんでこんな目に合わなきゃならないんだろう

そんな時だった。彼が、


「いや、生きてたよ!」


そういった。そんなはずない。だけど、生きていた。よく見れば体についた傷が薄くなってるように見える

敗れた服のお腹の部分の大きな傷がなくなっていた

これは、私の力じゃない。だって、少しも傷は残らないはずだし、なにより触れてない。

多分、彼の力じゃないだろうか。彼が、あれだけ使いたがらなかった力を使ったんだ。私が、泣いていたから。

まだ少し傷が残っている男の人が、目を覚ました。


「俺は、生きているのか…間に合ったのか」

「間に合ったよ」


彼は礼を言って出ようとしたが、引き留め、残った傷を治してあげた。


「ねえ、さっきの人はあなたが治したんでしょう」

「…そう、だよ」

「あの力は、使ったらなにかあるんじゃないの?」

「…」

「使って大丈夫なの」

「大丈夫」

彼はそれだけ言って下を向いてしまった。彼は相変わらず嘘が下手だった


それから、どのぐらい時間が経ったのだろう。夕君はずっと暗かった

また人が連れてこられた。今度は連れてきた人は帰らなかった

その人は、いきなり夕君に銃を向けて、

「お前ならできるだろう。治せ」

と言った。夕君は驚いていた

「ちょっと前に連れてきた奴、あいつは完全に死んでいた。なのに戻って来た。アイツは全て治るはずなのにわずかに傷が残っていたことを不思議に思っていた。話してみれば、目が覚めた時には近くにお前がいて、お前の彼女は壁際で泣いていたらしいじゃないか。おかしいよな?治ったらすぐに目が覚めて、目が覚めた時に近くにいないといけない。すぐに離れた?違うだろ?傷も残っていたしな。お前が治したはずだ。」

夕君はずっと黙っていた

「死んでいた奴を生き返らせるだったらさ、お前の彼女の治す力よりも強いわけだ。なんか代償があるんだろ?だから言いたくなかったんだろ?」

夕君は、頷いた

「その代償がなにかしらないけどよ、こいつはな、一緒に戦った仲間なんだよ!わかるか?一緒に話して一緒に戦って、そりゃあ、短い時間だったさ。でもな、でもよ、今までのどんな奴よりも、親友って感じがしたんだよ!!だからさ、頼むからさ、治してくれよ...」

最後の方は泣いていた。だけど、私も

「私も彼のことが大事なの。お願いだから、許して...」

「治さねえならよ、こいつでお前の彼女を撃つ。いいのか?」

夕君を止めようとした。だけど彼は笑って大丈夫といい、倒れてる人の手に触れてしまった


脅してきた男は、ただすまなかったとだけ言って、治した人と一緒に走って行ってしまった

そのあとすぐに、「ぽーん」と、気に障るような音が三回鳴った


彼は、あの日の後、急に明るくなった。無理してるようではあったけど、彼とのデートは楽しかった

たくさんの場所に一緒に行った。なんでデートにたくさんいったかなんて、簡単にわかるけど、考えないようにしていた

辛いのは彼だと思ったから


一ケ月後の、二回目の本番。今日は最初の森よりも、もっと気が密集したジャングルのようだった。動物はいないらしい

彼の力のことはすぐに皆に回っていった

だけど、生き返るという事、それの代償がどれだけ重いのかを皆が説明しなくても理解していたのが幸いだった

死んでもいいって思わなかったというのは大きいと思う

だけど、人が、人数が、22人しかいなかった


始まってから、10分ぐらいでけが人が来た。それからもけが人は来たけど死んだ人はいなかった

1時間ぐらいしてからだろうか、死体が運ばれて来た。二人。彼は、すぐに治した。

そのあと、彼は、すごくよく話しかけてきた。この前行った動物園楽しかったよねとか、また手料理食べたいとか、

10分ぐらいした時に、また、死体が、来た

彼は手を握る直前に、ごめんねと、一言だけ言った。

死体だった人はすぐに起きた。怪我を治したらお礼を言ったあとすぐに走っていった

彼は、なぜか周りを見渡した後に、

「ここはどこ?」

と言った

狙ったかのように、「ぽーん」と鳴った

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