0.プロローグ
「ずいぶんひどいわね…」
きれいな金髪の髪を風になびかせ、長身の女性がつぶやいた。
「これは全滅かもしれませんね。」
女性の後ろにいた、若そうな青年が言った。青年の手には、血のついた瓦礫の破片が握られている。
そう、二人が立っているのは、瓦礫の山の上。
それはかつて「町」と呼ばれていた場所だ。
「遠野、行くわよ。」
女性は、瓦礫の山を早足に進む。遠野と呼ばれた青年は、つまずきながら後をついていく。
「ま、待ってくださいよ! 星川学園長!」
星川と呼ばれた女性は、遠野のほうをを振り向いた。
「この、ノロマが。」
そう言うと、遠野は深いお辞儀をした。
「すいません・・・」
星川は、そう言った遠野を鼻で笑うと、再び歩き始めた。
「あ! が、学園長! あ、あれ!」
「何よ!?」
また足止めされたのが不愉快だったのか、星川は遠野を睨んだ。
「あそこ!」
星川は、遠野が指す方向を見た。するとそこには、
「…! 子供!?」
そう、まだ幼い子供が立っていた。
「君! 大丈夫!?」
星川はその子供のそばに駆け寄った。その子供は、少年にも、少女にも見える、不思議な雰囲気の子供だった。
「遠野! 本部に連絡して! 早く!」
「わ、分かりました!」
そんな二人を、子供はうつろな目で見つめていた。
「君…名前は…?」
星川がそう聞くと、子供は名乗る変わりに小さな声で言った。
「コロシテヤル…」
と。
初投稿です。
分かりにくい&駄文すいませんorz