第22話 規格外の血筋──冒険者パーティー『永井家』、爆誕
「旦那~!こっちの廃屋、材料代わりに使っていいですかい?」
昨日廃村に到着の職人達の1人からミサオに声が飛ぶ。馬車の荷の中には、それなりに必要になりそうな木材等も積んでは居たが、やはり全てをまかなえるはずも無い。基本は現地調達であり、使える物は再利用となる。
長旅であった職人達だが、朝から活発な動きを見せている。やはり1日休憩出来たのは大きいらしい。
「おぅよ!そこらの一角は、全部潰して構わんから。・・・ここって、俺のお願いした建物おっ立てるとこだよな?」
「へい!・・・あんな建物の図面、この辺じゃ見たこたねぇが、こちとら年季の入った職人、任しといてくんなぃ!」
ミサオの疑問にも、木工職人の棟梁は威勢がいい。
「頼もしいねぇ!よし!仕事のキリついたら上がってくんな!ウチの奥さんに言って、酒少し追加して貰っておくからよ!」
ミサオも職人の意気に答える。
「ありがてぇ!おぅお前等!気合い入れてまっさらにすんぞ!」
少しでもスムーズに作業が進めば、それだけみんなの生活基盤の安定が早まる。ミサオの中では、無理は禁物だが、現場の士気向上は必要であると考えていた。
「さて、村作りもいよいよ稼働し始めたなぁ。今日の移住者達の飯の段取りはマミに任せてあるし。俺は坊主共連れて、又王都の本部ギルドってか。ま、登録しとけばめんどくさかねぇからな。・・・あ、マミ!わりぃんだけど、職人達の夕飯ん時の酒、ちと色付けてくんなましょ?」
作業の動き出した現場から歩き出したミサオは、永井家の仮住居である廃屋の前でタイミング良くクミコと会う。
「職人さん達喜ばすのは良いけれど、毎度毎度だと自分の首絞めるわよ?や~よ、こっちで永井家が酒屋の副業やるとか言い出すのは。」
ミサオの酒の催促に、クミコの頬が膨らむ。
「うん。わかってる。ただ、考えて見れば大人も子供も、没頭出来る趣味や娯楽がやっぱ少ないんだよな。こっちの世界はさ。だから酒の需要もある。水の質が悪いとこだと、エールとかワインとか安いし。まぁ、ウチのは現代世界のPBブランドのチューハイや、第三のビールとかも混ぜて出してるし。少しは経費考えてるんだけどね?そうは言っても溜め込んだ資金が枯渇するのもマズい。だからこっちでの出稼ぎの仕事もボチボチこなして、使う銭作らないとな!坊主達も鍛えるついでに、バイトしてもらうさ!ジョロ!サンくん!コジョ!そろそろ行くぞ!」
廃屋の中へとミサオは声をかけ、ムサシ以外の3人の息子達が仮住居の前に集まる。今日はムサシとリュミアは孤児院で、子供達を集め、軽い勉強を教えている。
「スマンな、ジョロ。お前もムサシと行きたかっただろ?」
ジョロの頭を撫でながら詫びるミサオ。
「大丈夫!僕もにーにー達と一緒が良いから!」
思ったより元気な返答のジョロ。その瞳はやる気に満ちている。
「明日からは、みんなと勉強出来る様にすっからな?2人の兄貴達も、無理はしなくていいけど手は抜くなよ?」
ミサオはコジローとサンシローにも釘を刺す。
「別に冒険者でも狩りは出来るからなぁ。討伐、だっけ?」
盛り上がる訳でもなく、いつも通り呑気なコジロー。
「コジョにーにーは、食えるかどうかが判断基準だもんな!俺はどれくらい自分の力あるのか知りたいし、ちょうどいいや。」
こちらも、リラックスしている様に見えるサンシロー。
「・・・みんながイヤイヤじゃなければ、パピとしては安心だわ。ほんじゃマミ、行ってくらぁ。冒険者登録の息子達連れて、ポチッとな!」
ミサオ・コジロー・サンシロー・ジョロの4人は、例のミサオのスマホアプリで、王都トリニダスの近くへと瞬時に転移する。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「都会はやっぱ違うよなぁ。・・・いずれはあの廃村も発展して、色んなギルドの支部、出来る位にしたいわな。さぁ俺の可愛い坊主達!今日は少し荒事すんぞ。」
改めて王都を外から眺めたミサオは、、3人の息子達に声を掛け、首にぶら下げた銀のペンダントを掲げつつ、息子達が王都に入る為の通行料はしっかり払って王都への門をくぐる。永井家の一行は、迷う事も無く冒険者ギルド本部へと向かい、扉を開けてそのまま受付へ真っ直ぐ歩いてゆく。
「どうもです。」
あっさりとした挨拶で、受付に居た男性職員に声を掛けるミサオ。
「あ、どうも!ミサオさん、今日もグラマスに御用ですか?」
職員達には、既にミサオの事は知れ渡っているので、余計な事を説明する必要も無く、ミサオ的には随分と楽になっている。
「ん~。どっち先でもいいんだけど、やっぱメインの用事済ますべきかな?・・・いやね、今日はこの坊主達の冒険者登録をですね・・・。」
今回の来訪は、息子達がメイン。なあなあで済ますのは少し違うとミサオも考えて職員に答える。
それに対しての職員の反応が、ミサオの予想と何故か違う。
「・・・永井家の?このご子息達を?登録?・・・少々お待ち下さいっ!ちょっと誰か?訓練場すぐキープしろ!あと模擬戦の相手!試験官は・・・どうせグラマスやるから!ここの家の人達異常なんだから!ほら!グラマス誰か声掛けて来いって!報告しなきゃ、後で何言われるか分かんないぞ!急げっ!」
受付の男性がその場で立ち上がって、他の職員に大声で指示を出す。
「・・・何か、大事になってないかい?」
コジローが首をひねる。
「今、異常って言葉出たよな、コジョにーにー?」
来るまでリラックスしていたサンシローの表情が曇る。
「ねぇパピ、セルジオのおじさん見に来るの?」
遊びに来ている位の雰囲気を醸し出しているジョロ。
受付の向こう側が騒がしくなる様子に、ミサオはため息をつく。
「ん~、色々ウチの家族に対する認識、歪んでないか?よくわからんなパピも。」
そうしている間に、早くも段取りを済ませた職員が再びミサオに声を掛けてくる。
「お待たせ致しましたっ!では用意したこの目の前の水晶に、お子様達、順番に手を当てて下さい。」
ミサオはいきなりの魔力測定に違和感を感じる。
「あれ?先に名前とか書かないんですか?」
ミサオの軽い疑問に、顔の前の右手と顔自体を両方全力で横に振る男性受付職員。
「いやいや!ご子息方どんだけ有名人だか、ミサオさんご理解されてませんよね?逆に、何故今まで登録なされないのか、何か深いお考えがあるのかとギルドではは黙っていた次第なんですから!そんな所にいきなりご子息一度に登録なんて、職員達てんやわんやですよ?本当は日をまたいでご登録頂きた・・・。」
早口で話す職員の言葉をさえぎる声が掛かる。
「まあまあ、そんな熱くなるな。ありがたい事だろ?有望な新人冒険者。」
男性職員をなだめたのは、本部ギルド、グランド・マスター。冒険者ギルド全体のトップ、セルジオ・トリニダスその人である。
「グラマス、今日はお手間掛けますね。」
ミサオがセルジオに頭を下げる。
本来であれば、セルジオの執務室か応接室などで面会の形になる所である。本来ならば。ただ、永井家は、セルジオからは親戚認定をされている。それは永井家も同じなのだが。
「ふふ、何の!・・・ミサオの息子達、皆良い面構えをしてる様だな。お!ジョロ!お前さんも来たのか!そっか~。よし!A級!」
セルジオは最近、ジョロの沼にズッポリとハマって、威厳の低下が著しい。
「トップ自ら不正は駄目でしょ?グラマス、それは職員も冒険者達も認めませんよ?・・・すみませんミサオさん、登録は正規のやり方を・・・。」
慌てて謝罪する受付男性職員。
「こんなんでA級なれたらいかんでしょ?グラマス、過保護なの、親より酷いってどういう事スか!」
ジョロにデレるセルジオをたしなめるミサオ。
「え?・・・いや、冗談!冗談だよな〜ジョロ!・・・どうせみんなとんでもないんだから、一律A級で良いのに・・・。」
それでも無責任な事を言うセルジオ。
「あの~グラマス?長男坊、ムサシも飛び級扱いで、でもまだC級ですよ?何で弟達がそれ超えるんですか!認定めちゃくちゃですよ!」
ミサオが抗議する。
「それはミサオもムサシも悪い!ムサシはもう実績あんだからとっくにA級なんですっ!ちゃんと受付に話をしないで帰るのがいけないんですっ!ったく、規格外な事自覚しろよな、永井家は。」
すねた口調で、逆にミサオ達の不手際を責めるセルジオ。
「いやおっさんのアヒル口って!・・・とにかく!進めましょうよ、登録!」
ミサオの軌道修正で、やっと3人の息子達の冒険者登録が進み出す。
用意された水晶に、コジロー・サンシロー・コジマルの3名がそれぞれ順番に手を添える。
コジローは赤色。
サンシローは白色。
コジマルは黒色
ちなみに長兄であるムサシの時は青である。
「・・・全員が属性有り。しかも水晶の中で渦を巻いているってか。・・・ほらな?言ったろミサオ。お前んちの家族、規格外なんだって!」
予想通りの展開に、セルジオが肩をすくめてミサオに伝える。
「・・・イマイチわからんが、そうなの?グラマス。」
正直、こちらの世界の人々の魔力の強さや魔力量・魔法が使える人達の希少さなど、ミサオはあまり理解していない。
「か~やだやだ、無自覚。・・・普通、属性持ちでも淡く色が現れる位のもんなんだよ!
それがこんなハッキリと、しかも渦巻いてるなんざ、見たこたないわ!
・・・ジョロなんか歳考えてみろよ?
何で兄貴達と同レベルなんだ?
・・・もういいわ。はいはいみんなA級!以上!ジョロ、おじちゃんのお部屋でお話するか?」
既にセルジオは、話を終わらせてジョロと遊ぶ気配を見せている。
「いや、投げやり酷い!ちゃんとやりましょうよ!他の冒険者の手前もあるじゃないスか!」
流石に周りの目もある中なので、砕けた口調も出来かねるミサオ。
「・・・今ここで手が空いてる、息子達を評価する為の相手。それ出来る冒険者や職員の頭数、どっちみち揃わんぞ?・・・仕方ない。俺が相手する。」
めんどくさそうな素振りをしながらも、ミサオはセルジオの口角が上がった事を見逃さなかった。
「結局、グラマス直々かよ!」
「いくらあの永井家っつったって、剣聖相手じゃ・・・あの1番小さい子もかよ?」
「こりゃ・・・いいもん見られるぜ!」
その場に居た冒険者達が色めき立つ。
「ほれ、下いくぞ!・・・どこまでやれるか。俺が見極める。・・・グフ。」
「今、笑ったよな?アンタ、ウチの息子達に何する気だ?評価だよな?だよなって?お~いグラマス?」
何故かやる気満々のセルジオを先頭に、地下の訓練場へと向かう永井家一行。
その後を、様子を見ていた冒険者達がゾロゾロとついて行く。
着いたのは、本部ギルド地下訓練場。他の冒険者達がセルジオと永井家・ギルド職員達の動きを外側から見守る形となる。
「本来は、得意のスタイルで模擬戦やってもらうから武器持って戦闘なんだかな。永井家、ムサシとミサオ位か?刀使うの。・・・本来なら1人づつ力量見るのが規則だが、人も足らんし時間の無駄。職員!場外囲んで結界展開!壊すなよ、施設!」
セルジオが指示を出し、数人の職員が訓練場所の範囲に魔法で見えない防壁を展開する。
「そりゃ、ムサシん時も迷惑掛けたよ?でも、グラマスどこまでやる気なんだよ。・・・おい息子達!・・・構わん、かましたれ!」
セルジオの動きは不穏だが、それはそれとしてミサオは可愛い息子達を激励する。
訓練場の中央付近で相対するセルジオと永井家の3人。
「とりあえず好きに攻撃して来い。俺は悪いが剣を使う。手は抜くなよ!・・・ジョロ、ケガしない様に気を付けろ?」
ジョロには相変わらずだが、セルジオが声をかけ終わると、お互いが目線を外さず数歩後ろに距離を取る。
「じゃあ、合図だけは俺がやるわ。心の準備はいいな?・・・よし!始めっ!」
ミサオの合図で模擬戦が開始される。
青眼に構えたセルジオに、コジローの指先からの炎弾が向かう!
身体を左半身にして軽く避けるセルジオ。
そこにサンシローの氷の礫が襲う!
剣を軽やかに舞わせ、全てを弾き飛ばすセルジオ。
その足元からコジマルの土塊で作った槍衾。
これも後方へジャンプし回避する。
「・・・本来、評価で言えばこれで確認出来る。認定試験なら合格の上に飛び級確定だ。・・・でも、それじゃあお前さん達も不満だろ?もっと俺に見せてみろ。まだこんなもんじゃ終われないよな?」
言うなり大上段に振りかぶって、セルジオが瞬時に移動し、コジローに剣を振り下ろす!
「わっ、炎壁!」
「コジョ兄!氷壁!」
「あっ、岩壁!」
3人得意の魔法の防壁で、セルジオの攻撃を何とか食い止める。
「コジョの炎なら、切り裂けたんだがな・・・。連携か。」
すぐさま距離を取り、改めて構えを青眼に直すセルジオ。
そこからは、模擬戦というよりも、息子達への訓練と言った体に変わる訓練場。
「コジョ、隙を作るな!今のタイミングで炎弾撃てば決められたぞ!」
「サンくん!馬鹿の一つ覚えみたいに氷飛ばして目くらましじゃ、少し頭の回る相手じゃ意味無いぞ!」
「お!ジョロも石礫飛ばせるのか!偉いな、ジョロは!」
セルジオは3人を相手にしながらも、余裕を持って対応し、表情は笑顔である。そしてジョロには優しい。
「認定試験終わってるんだよな?・・・これもう模擬戦じゃねえし。ま、息子達には、いい勉強になってるんだが。でも・・・何かな。俺1人蚊帳の外かよ?・・・つまんねぇな、俺。・・・評価出てんだよな?じゃあ本来の目的は達成なんだよな?」
寂しい顔をしていたミサオに、企みの笑顔が浮かぶ。
模擬戦中の訓練場の中央に進み出るミサオ。
「おぅおぅおぅ!評価は終わってる筈だぜグラマス!まったく、滾るのは分かるけんどもさ!見てるだけの俺も、正直辛いんだわ!・・・息子達!お疲れ!こっからはパピと選手交代!」
理不尽な事をその場で言い出すミサオ。
「え?パピやんの?」
戦闘の手を止め、ミサオの方を見るコジロー。
「コジョにーにー、あのパピの顔。ウズウズしてるよ?ジョロも離れた方がいいって。」
状況を瞬時に理解するサンシロー。弟にも避難をほどこす。
「パピの顔・・・なんか怖い。」
父の表情を見て、不安になるジョロ。
父の決定に、素直に場外へと下がる3人の息子達。
「あのなミサオ。・・・お前付き添いだろ?何でストレッチしてるんだそこで!」
ミサオの動きに苦言を呈するセルジオ。
「固い事言いっこ無しだってグラマス。しょうがねぇでしょ?・・・俺も、血が沸いちまったんだから。・・・身体強化の付与は、この際要らねえか。ホイじゃ、宜しくお願いします!そりゃっ!」
その場で一礼し、そのままセルジオに走り出すミサオ。
「ちょ、おま、ふん!・・・重いな!この踵落としっ!」
ミサオの右脚の先制攻撃を辛くもその剣で受け止めるセルジオ。それをキッカケに始まるミサオとセルジオの丁々発止。
「何だよこれ?登録じゃなかったのかよ!」
「いやおかしいだろあの動き!見えんて!こんなの見えんて!」
観戦していた冒険者達が騒ぎ出す。
「くっ!無理!おい手の空いてる冒険者!結界張れるの、手を貸せっ!持たんぞこれじゃ!てか、グラマスっ!ミサオさんもやり過ぎだからっ!」
結界要員の職員達にも、この状況は手に余る様子。
訓練場の周りは混乱の声。
対して戦闘中の2人は、互いに高笑いしながらの技の応酬。
「・・・コジョにーにー。サンくんにーにー。・・・僕達、いつ帰れるの?」
不安そうな顔のジョロ。
「ジョロ。あの2人止められるか?俺はやだなぁ。」
コジローはこの場を治める自信など持ち合わせていない。
「ジョロ、俺もコジョにーにーと同じ。上言ってなんか飲も?な?」
サンシローは2人に建設的な意見を提案する。
永井家の3人の息子達は、上の酒場に向かった。盛り上がる大人2人を置いて。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「・・・て、理由なのよマミ。」
「・・・何やってんの?パピ。」
廃村の仮住居内。
クミコに冷や汗をかきながら説明するミサオ。
「ほら、男って、そういう時、あんじゃん?こう、グワーッてなってさ?」
「知るかっ!息子達の冒険者登録行って、自分が暴れてくる親どこに居るの!・・・セルジオさんもセルジオさんよまったく。今度会ったら説教ね。・・・で、登録は出来たの結局?」
呆れ顔のクミコにうながされるミサオ。
「マミ、それ忘れたら流石に父親失格だって!そうだ!ムッちょんこれ!」
後ろで苦笑するムサシに何かを投げ渡すミサオ。
「これ・・・A級の!」
冒険者ギルドのマークの上に、大きくAと入った銀のペンダントが、ムサシの手の中に包まれている。
「おぅ。みんなお揃い!俺の息子達は晴れてA級!ほいで、専任もみんな一緒。お前さん達は息子で部下。そんでパーティー登録も迅速に済ませたからよ。」
一旦言葉を切るミサオ。
「・・・パーティー名永井家。爆誕だっ!」
右手の人差し指を天に向け宣言するミサオ。
「・・・はいはい、登録お疲れ様でした。さ、みんな、村人達のご飯作るの手伝ってね?」
そそくさと食事の準備をしようとするクミコ。
「え・・・それだけ?マミ?ここ拍手していいとこだよね?」
「村の為の討伐。早めにお願いしますね?皆は、無理しちゃダメよ?死ぬほどの事は全部パピに押し付けてね?さ、行きましょ?」
まだ、ミサオの行為に怒りがくすぶるクミコの言葉には、冷気が漂う。
「いや、俺も飯作んの手伝うから!ごめん!ごめんて!」
廃村の夕日がまぶしい1日であった。




