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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
幼年期
9/83

日常5

いきなりだが魔法の先生が見つかった。 


魔法国の人を探していたそうだが、もっと優秀な人がいたそうでランドルフというこの大陸にある、無限の森という森に住んでいた人でもう年齢は300歳で父様が56歳ということでかなり高齢である。


400歳が寿命とされ20歳でエルフは、見た目の変化が止まり普通の人間のように歳を取ったとわかるのは200歳超えてからである。


ちなみに母様の年齢は知らないし、女性に聞くのは良くないと聞いたことがあるので、察しておく。


ある日、オリビアと剣の素振りをしていたら

「のう、少年よ、アイザックの坊の家はここかの?」

普通に考えれば王宮にどう入ったのか謎に感じるがこのときは衛兵を気絶させて入ってきたそうだ。


一瞬誰のことを言っているのか分からなかった。言い訳としては父様アイザック皇帝を名前で呼ぶのは勇者の子孫たちだけだからだ。


「アイザック父様は僕の父です。」子供っぽく言ってみた。


「おう、そうかそうか。ワシの名はランドルフと言ってな、ちまたじゃ無限の森の引きこもりなんてあだ名らしいがのファハッハ」とランドルフさんは陽気に笑う。

「最近歳を取りすぎたからか時間がすぎるのが早くてな。そうかアイザックの子がもうこんなになって」どこか遠い目をするランドルフさん。


「ちょっとアレク様、素振りをやめてはダメですよ。」

とさっきから明らかにサボっておじいさんと喋っていたのに気が付かないのは集中しているからだろう。


「こっちのお嬢さんは?」


「オーウェン将軍の娘のオリビアです。よろしくお願いします。」と言った。


「そうかオーウェンも子供がこんなに大きくなる歳なんじゃな。」


「お父さんを知っているんですか?」とオリビアは聞く。


「うむ。小さい頃から知っておって魔法を教えたんじゃ、魔力量が少なすぎて教えることはちょっとしかなかったがの。」

オリビアは自分で質問しておきながら視線はアレクに釘付け。

汗をかいたアレク様もかっこいい。

「私も魔力量が少ないので魔法をあまり使えないです」

「オリビアよ。魔力は量だけじゃない、質じゃ。といってもお父さんはわからんかったようじゃがの。」

「量より質ですか」

「アレク、お主は見るからにすごい魔力量じゃな。」

「見えるんですか?」

「いや。だが魔力とは常に人から流れているもの。だからその流れている量を感じ取り量が多ければすなわち魔力量が多いということになる。」

「なるほど」

ランドロフさんから聞けたすごいいい話の間もオリビアがこちらをガン見してくる。顔になにかついているのだろうか?


「話はそれくらいにしてお主の力を見せてみろ。小さい頃は1分1秒大切だからどんなことを教えるかも変わるからのう。」


こんなところでやるのもどうかと思うが俺の力が見たいというのなら仕方がない。いっちょやってやりますか。


「分かりました。ではこの庭でやりましょうか。」


「審判は嬢ちゃんがやってくれ。剣の腕はすごそうだしの。」


俺とランドルフさんは50メートルほど離れる。


「始め」オリビアの掛け声で始まる。


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