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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
学園1年目
79/83

1年生編24

「ネル、これが拡声器の魔導具だ。」

「これが?」

拡声器の魔導具は小さい棒のような見た目で長さは10センチほどボタンのようなものが3つあり2つは声を出すところで出したい場所でそのボタンを押せばマーキングされ3つ目のボタンは拡声開始。このボタンを押せば拡声が始まる。


「拡声の場所はもう考えてあるの?」

「ああ、もう決めてある。」

「じゃあ、あとは私だけだね。」



次の日学校に行くと数日休んでいたフィミスが学校に来ていた。だが大きく変わったところが一つ。


俺は今日一番最後に学校に来た。だがフィミスはアリシアの隣で寝ているわけではなくジェームズの隣で寝ているようでアリシアがジェームズに絡んでいる。


「あ、レオン来た。レオン、アリシアを止めてくれ!!」

教室にはアリシアの怒鳴り声が響いている。


「ジェームズ、あんたフィミスのこと脅したでしょ!!??」

「さあ?」

「さあ?って私にもしたように脅したんでしょ?」

「さあ?」

「ねえ、フィミスも私達友達じゃないの?助け合うのが友達でしょ?」


見ている人たちはヒソヒソと

「アリシアちゃん、どうしたんだろうね。」

「友達だと思ってたやつに裏切られたんだろ」

「正直鬱陶しいよね。」

アリシアの印象はどんどん悪くなる。


俺は今止めなきゃならないと思い

「アリシア、ジェームズに絡むのはやめろ。」

「でもレオンさ、悔しくないの?」

「ないな。」

「レオンもさ、私達友達じゃーないの!!??」

「、、、、」

「みんな酷いよ!!??」そう言ってアリシアは教室を出ていく。

「レオン、アリシアを止めてくれてありがとう。」

「リアムも止めようとしてたんだろ?」

「うん。」


「レオン、あいつ鬱陶しいから手綱は握っとけよ。」

「ああ、すまんな。」

ジェームズは小さな声で

「数日後には俺のペットだろうがな。」と言っていた。





そうして学校は終わり帰路につく。ネルとの作戦の決行日は今日だ。

帰り際にネルに視線を送り確認する。




ネル視点。


私はジェームズくんとサラちゃんと一緒に帰りながらこんなことを考える。


レオンくんのことだ。


正直レオンくんは秘密主義過ぎてあまり好きではない。今回の魔導具もどう手に入れたのか分からないし職業体験の時もコソコソ動いてたし何を考えているのかわからない。


、、、でも私くらいには分からないからこそすごいと思う。だけどもう少し信頼してくれてもいいと思う。私の勘は自分で言うのも何だけど結構いいと思う。


まあ、少しは文句入ってやりたい気持ちもあるけどやるべきことはやる。


レオン視点。

俺はリアムと帰りながらネルのことを考える。ネルのことを最初は男っぽく雑な感じだと思っていたがどうやら違う。

俺の秘密主義に関して思うことはあったとしても俺が頼んだ仕事を文句を言いながらもしっかりやるという意外な真面目さに気づいた。どうやら真面目ではあるがまだ異性に対しての意識がないのだろう。


これは修正しないといけないようだ。


ネル視点。


今私はジェームズの私室にいる。私は拡声器の魔導具の拡声のボタンを押す。


すると1年4組の教室とジェームズの私室から遠いところで拡声が始まる。


「ジェームズくん、フィミスちゃんのこと信用していいの?」

「ああ、馬鹿な女だ。あんな嘘を真に受けるなんてな。」

「嘘って?」

「おいおい。忘れたわけじゃねーよな。俺達がレオンの出身国はフレンスブルク海国だって言いふらした嘘だよ。聞いた奴らも馬鹿だよなー。俺達はフレンスブルク海国出身だって言っただけなのに勝手に頭良かったからだとか話に背びれ尾ひれつけて、馬鹿だよな。まあ、そんな奴らが愚民っていうんだろうなーハハハ。」


「ジェーム、もうそれくらいにしなさい。聞かれたらまずいよ。」

「だな。」


そうして次の日が来る。

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