1年生編20
どうする!!??この爆弾魔導具。
爆弾魔導具は赤い天秤と青い天秤があって天秤に重りがあり両方同じ重さなのか釣り合っていて真ん中に審判と書かれたマークがある。
これはどう爆発するんだ?
、、まずは縄を解かないと、、身体強化をして思いっきり力を入れる。この縄、、、、硬すぎだろ。剣で縄を斬ろうとするが縄に剣が当たると剣が刃毀れするだけで一向に斬れない。
、、、、、、仕方ない。無理矢理引きちぎるしかない。
俺は力を限界まで入る。斬れずに腕が圧迫されて痛いが我慢して力を入れる。ナイフが3本刺さっているところから血がドバドバ流れているが我慢だ。
すると、、、「ミシミシミシ、、」と音がして縄が斬れる。
次は爆弾だ。爆弾なら火薬とかあるはずなんだがどこにあるんだ?そう探すが一向に見つからない。
、、、、、、、、待て!!??
白マントはボンと言ってただけで爆弾とは言っていない。
なら何がボンなんだ?
、、、、、、、、、考えても分からない。なら急いでオークション舞台裏の奴隷になった人を助けないと。
オークション舞台裏に行くと取引完了してなかったからか檻に入った奴隷の子たちが残っている。檻に入った子は10人くらい居てさっきのダークエルフの子もいる。
俺は急ぐため鍵を探さず檻を直接斬っていく。
「俺は騎士団の者だ!!ここは危険だ!!避難しよう!!」
そう言ってどんどん檻を斬っていく。
だが逃げる者はいない。、、、、、わかっていたことだ。この子達は帰る家もない。あったとしてもこの島国から帰るのは相当大変だ。
「騎士さん、逃してくれるのはありがたいけど私はいいや。帰る家もないし、帰っても故郷の人と顔合わせづらいし。、、、、正直逃されても迷惑。」
その気持ちを俺は理解できない。だがこのままここで死なせてしまうのは可哀想なんていう哀れみではないが良くないと思う。
「そうは言うけど変な人に買われて屈辱的なことされてもいいの?」
「そしたら死ぬだけ。」
「勿体ないだろ。」
「説教とかウザ。」
、、、、まるで前世の姪っ子みたいだ。なにかいうとうざとか言われる。
俺は生きていればいいことあるよなんていう無責任なこと言えない。言えるのはこの子達の命の責任を持った者だけが言えるのだ。
「それに騎士団とか言うけどちびすぎでしょ?」
「そう言うけど君もそんなに俺と身長変わらないでしょ?」
この子の身長は俺のちょっと上140センチ、俺は今135センチくらいの身長だ。それでも騎士団だと認知されるのはこの世界では栄養失調などで身長があまり伸びない人もいるしドワーフというあまり背が高くならない種族も居るからだ。ドワーフは成人でも140センチぐらいにしかならない。
「ちびに言われても困るし、みんなもそんなのどうでもいいって思ってるよ。」
確かに言われみればみんな揃ってどうすればいい?って顔してる。
「生きていればいいことがあるなんていう責任のない言葉をいう気はない。」
「生きていればいいことがあるって言われたら絶対ここを離れない。」
「だから言わない。だが勿体ない。」
「勿体ないって何が?」
「そうだなー、、、俺は奪われたくないっていう信条があるが俺がもし明日死ぬなら生きた意味を残したいと思うな。」
「ふふっ。生きた意味?そんなの残してどうなるの?」
「そうだろうな。だが君たちはこのまま終わっていいのか?」
「復讐しろってこと?」
「したいか?」
「したい、、、けどこのまま生きても意味がない。復讐する快楽より生きてる苦痛のほうが大きい。」
「勿体ない、意味を残したいに繋がるが君たち少数種族はこれから数百年ずっと奴隷、そういう扱いをされる。だったらこの俺の国で君たち種族がそうならないようにしてやろう。」
「甘い話には裏がある。」
「そう、俺が君たち種族に対して奴隷の扱いから開放するだけの価値が君達にあったらだが、、どうだ?」
「、、、なんかムカつく。正論だけど、、あとそんな語ってるけど急いでるんじゃないの?」
、、、、熱くなって忘れてた。俺の目標はこいつらを助け出すのとオークションの商品を貰うことだ。、、、もういいや。
そう思い檻に入れられてた子たちを一箇所の檻に集める。ついでにオークションの商品も入れていく。
「え、、、え、、、なに!!??」
「い、、、痛!!」
そうやって一箇所に集めてさっき俺を縛っていた紐で俺の体と檻を結んで一気に引っ張る。
「ううーーーーーーーああああ!!」
身体強化を最大に使って引っ張ると徐々にだが動く。、、が腕から大量に血が出てくる。
「ちょ、、、何勝手にやってんの?」
「うっさいだまってろ!!重すぎるんだよーーーー!!」
ズズズと音を立てて動く。檻を入れるときに使ったと思われる扉から出る。客達が使っていた出口は客専用だったようで扉を開けると緩やかな坂になっている。檻を引っ張りながら必死に走る。
出口から檻を出したところで強力な魔力を感じる。
「は!!??」
「「「「「「「「「「え!!??」」」」」」」」」」
異常な熱気に当てられて上を見ると巨大なファイヤーボールが降ってくる。
「ウオーターウオール!!」
俺は檻の前に行き俺と檻を守るために魔法を使う。
「ドカンッ」という音がしてすごい突風が来る。必死に踏ん張っていると突風が収まり洋館は跡形もなくなり地下はクレーターで何もかも消えた。クレーターの大きさは恐らく30メートルから40メートルほどあっただろう。
何が起きたのか檻に入っている子達は分からないだろう。
もう今日は疲れた。




