1年生編19
暗黒三天、、、聞かない組織名?だ。こういう格の高いオークションは大きな組織が大元となって主催することがほとんどだ。毎回毎回オークションにやってきた人を買わせられるよう色んな良いものを組織の力を使って集めているのだ。
逆に個人でオークションを開催している人もいるがそういうオークションは格が低くなる。20人ほどの個人出品を集めたオークションもあるが盗難の心配などがあるため組織に買い取ってもらって組織がオークションをしてより高く売れたらお金を追加で貰うというのが多い。
「まーーーず、、、最初ーーーの商品ーー!!はゴーデン群衆国よりーーーーブラックビートの毒!!!ブラックビートーーはゴーデン群衆国にしーーか存在せーーーずこの毒は一滴で人を殺せーーると言われているーーー!!そしてこの毒はーーーレアスキルの毒耐性を持った者くらいなら殺せーーる!!飲んでよし!!武器に塗ってよし!!の一品ーー!!」
そう言うと舞台に台に乗せられたブラックビートの死体と毒と思われるブラックビートの毒が瓶に入って運ばれてくる。
ブラックビートの毒、、これは有名だ。匂い、味が一切しないため暗殺に使いやすい毒1位だ。一時期この毒の暗殺で一国の王族が全員殺されたという噂すらもあったくらいだ。この毒は一滴飲ませて即死で殺せるし武器に塗り武器がかすっただけで殺すことができる。
一番の特徴は皮膚に掠っただけで焼きただれるし服の上からかけても服が溶けるという強力な毒だ。殺すまでいかなくても顔にかければ顔が焼けただれてしまう。
だがなぜこの毒が普及しないかというと一匹から取れる毒も少ないし取るためには相当な危険があり個体数も少ないからだ。
それを手に入れるとは相当な組織だと思われる。
「ではーーーブラックビートの毒の凄さ!!!ーをー見てみましょうー。」そう司会の男が言うとブラックビートの死体の毒の出る部分を舐める。
すると
「う、、、う、、うえ、、」そう言って司会の男は倒れる。
死んだとオークションに来ていた全員が思ったところで
「、、、なーーんてねーーー!!死んだとー思ったでしょーー!!」そう言って男は元気に復活する。
本当に今の毒がブラックビートの毒なら毒耐性の高位スキルを持っていると思われる。
「、、、、、」
「1000万!!」オークションが始まる。
「1500万!!」
「2000万!!」
「3000万!!」
「3500万!!」
「4200万!!」
「4600万!!」
「5000万!!」
「5200万!!」
「5500万!!」
「、、、、」
「5500万!!でーーー落ーーーー札。」
「でーーーは次のーーー商品!!、はーーーーフレンスブルク海国ーーーよーーーり、ダークエルフーーー!!」
「「「「「ダークエルフ!!???」」」」」
会場中がざわめきだつ。
ダークエルフ、フィルス歴より前、地球で言うところの紀元前にダークエルフとエルフの間で大戦争が起きダークエルフはほぼ全て殺されたとされている。
そしてダークエルフはエルフから嫌われているため不潔、不運の象徴と言われオークションでお金が大きくかかるとは思わないのだが、、、
「1億!!」
まさか!!と思って1億といった男を見ると下卑な笑みを浮かべ「うふうふ」と笑っている。
そういうことか。この男はゲーテン聖典国の人間で聖典国は人間至上主義の国で亜人と俺達エルフやドワーフを呼び一切入国を許さない。だが例外があり年に一回聖典国には浄化という俺達エルフやドワーフ、亜人と呼ぶ者たちを一人縄で吊るし火炙りにするそうだ。
だがエルフを浄化の対象にすれば俺達エルフが多くいる大陸から睨まれる。下手すれば戦争を意地でも仕掛けられるかもしれない。だがダークエルフにすれば数が少ないしエルフもダークエルフであれば文句は出ない、誰からも恨まれることはないということだろう。
それでも、、舞台の上で大きな檻に入れられ裸のダークエルフを見る。エルフと同じで耳は尖っており髪の色は青色。ここまではエルフと大きく変わらないが肌の色が違う。俺達エルフの肌は白に近い肌色だがダークエルフは黒に近い肌色だ。
、、、助けてやりたいが近くでは
「1億5000万!!」
「3億!!」とゲーテン聖典国の偉い人たちが取り合っている。
「4億!!」
「5億!!」
「7億!!」
「、、、、、」
「7億!!でーーーーー落ーーーー札ーーーー。」
そこから3つの商品が出たところで一番うしろの俺の席の後ろの扉が開き
「「おい!!さっきのちび出てこい!!」」とさっき俺が心臓を貫いて殺したはずの男二人が騒ぎ出す。
会場もどうした、どうしたとなっている。
「おい、いねえーぞ。」
「いねえなーー!!」
そう言って男二人は会場にいる者の身長を確認しだす。
バレるのは時間の問題だ。、、、疑問、男二人はなぜ俺が心臓を貫いたはずなのに生きている?あり得ない。心臓を貫かれて生きていることなど不可能だ。
そういえば司会の男もあの毒で死ななかった。毒耐性ではなく、なにかのスキルなのか?わからない。
そう考えていると
「いねえーなーー」
「ああ、いねえ。」
そう言って客をひと通り見て帰るところで
「あれ??お前小さくねえか?」
バレた。
俺はポケットから騎士団のカードを取り出し
「騎士団の者だ!!この違法なオークションにいる者を逮捕する!!」そう言うと
オークションの会場にいた客が一斉に我先にとこのオークション唯一の出口である俺の後ろの扉から出ようとする。
「お二人ーーーさーーん!!。騎士団のーーー男を足止ーーーめ、お願いしますよーー!!。」そう司会の男が言うと
「「おうよ」」
そう男2人が言って片方は素手で構えをとりもう一人はどこからか持ってきた斧を持って構える。
斧を使って戦う相手と戦ったことはない。どんなふうに戦うんだ?
俺は身体強化を限界まで使う。
斧を持った男が大振りで俺に斧を振るってくる。俺は腰の剣を抜きながら躱す。
斧の男は大振りだったため隙だらけだ。俺はその隙を見逃さず首めがけて剣を振るうが素手の男の拳に止められる。
「なに!!??」
さっきはこの男の拳ごと斬れたのに今は斬れず硬い。
そう思っていると斧の男が体勢を立て直し再び俺に大振りで斧を振るう。
それを避けるが俺の剣の間合いよりもさらに近くに入ってきた素手の男が俺の横腹を殴る。威力を抑えるために殴られる瞬間に飛ぶ。
俺はふっ飛ばされ前の舞台まで飛ばされる。
出口前の戦闘が一旦終わったと思った客達は我先にと逃げる。
俺が出口の方に気を取られていると俺の顔に向けナイフが飛んでくる。
それをギリギリで避ける。
が、、避けたところで司会の男が俺の腹を蹴る。
「ぐうう、、、。」
素手の男とは比べ物にならない威力だ。素手の男とは違う体の骨、芯にまで届く衝撃だ。
俺は一気に起き上がり
「新陰流 抜刀」で司会の男の首を斬る。
俺は首を斬ったのを確認し
あとは男2人組だけだと思い男2人組を見たところで後ろから
「、、、、んんーーーーーー、、、痛いーーーー!!!、、だけどーーーーー、、僕!!死ななーーーーーーーーい!!」
後ろから不意に聞こえた声で振り返ると眼の前にナイフが3本飛んでくる。
どういうことだ?
首を斬られて死なない人間がいるのか?
どんなスキルを使ってる?
それがわからないと絶対に勝てない。
俺はとっさに腕で顔を守り腕にナイフが3本刺さる。
「、、、、!!!」
俺は逃亡も選択肢に入れる。
こいつには今の俺じゃあ勝てない。男2人組も後ろから近づいてきている。
「変ーーーーーー身ーーーーー!!!」司会の男がそう言うと白いマントを着ていて白いスーツを着ている。
「マーーージック!!!」
そう白マントが叫ぶと今は何も手に持っていなかったのに槍を手に持っている。
「それーーーーーー!!」
俺に向け槍を投げてくる。槍の力の向きを剣で流すとすぐ後ろにいる素手の男に刺さる。
「ぐえ、、、、」「ごめーーーん!!!」
何なんだこいつらは。
槍の刺さった男は倒れるが斧の男が槍を抜くと「ブチュブチュブチュ」と音を立てて刺さった傷が修復される。
「ごらーーーーーー!!!」素手の男が立ち上がる。
「何してくれてんだーーーー!!??」
「おっふたりーーーさーーーん!!??そう怒ってるーーーけど!!めーーーんどーーーくさーーーーいからーー、、ボンといっくよーーーー!!」
そう白マントが言うと縄を手に持っていて
俺は体を縛られ白マントが魔導具らしきものをおいて出口から出ていく。
「あばよ。」
「じゃーーな。」
「バーーーイバーーイ、中途ーーーーー半端に!!強ーーい騎士さーーん!!」
そう言って出口から出て行った。
この爆弾らしい魔導具どうすればいい!!??




