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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
学園1年目
73/83

1年生編18

「、、、う、、ん?、、何ここ?」

「やっと起きた?」

「あれ?さっきあんたに殴られて気絶したんだっけ?」

そう言っているネルは俺が手足を紐で縛って路地裏の地面に寝転がせている。


そして俺は立ったままネルを上から見下す。


「ああ、それはほんのちょっと悪いと思ってるよ。で、なんで俺じゃなくジェームズにつこうとしたんだ?」

「それは、、、、サラが契約したって言ってたの。この学園内で協力する代わりに学園から出たらジェームズくんから支援してもらえるって」

「顔も実家も出身地も分かんないのにどうやって支援してもらうんだ?」

「、、、そんなこと分かってる。分かってても唯一の方法だから。」


うーーん。やはり頭もいいな。バリメル王国。寄生国家。常に強い国に服従し媚を売って自国を他の国に攻められたときにはその強い国に助けを求める。圧倒的に強い国が大陸にないときは周辺の国全てに媚を売り悪い意味ではどっちつかずだ。


だがこの方法には穴がある。例えば、まずAという強国とBという弱国があったとする。バリメル王国はもちろんAに服従し媚びるが時代が経ちAの国が弱国になりBの国が強国になる。するとバリメル王国は当然のようにBの国に媚びる。そしてAの国に媚びることはなくなる。だが時代が経ちまたAの国が強国にBの国が弱国になる。するとバリメル王国はAの国に媚びるのだが、



ここで質問だ。Aの国の人は自分も国が弱かったときはバリメル王国が裏切ってBの国に媚びていたのに自分達が強くなればまた媚びるバリメル王国を信用するのか?


恐らくしない。使い潰すか、Bの国に媚びるようになる前に征服してしまう方がいいと思うだろう。


バリメル王国のやり方はあくまで延命措置。いずれ身を滅ぼす。


それを回避するにはバリメル王国自身が強国になるか、絶対に弱国にならない国に服従するか。のどっちかだ。



ニナはジェームズに支援をしてもらってバリメル王国を強国にするつもりだろう。


俺はしゃがみ込みネルの目をまっすぐに見る。


「無理だな。バリメル王国を強国にするのは。」

「無理じゃない!!」

「無理だ。理由を教えてやろうか?」

「言ってみなさいよ。」

「国民の意識と国民性だ。君の国の一番最近の戦争は何年前だ?」

「24年前。」

「それで戦えると思うか?他の6国は数年単位で戦争してるぞ。」

「、、、、、でも、、、」

「俺につけ、ネル。いやニナ・ラッシル・バリメル、俺につけばバリメル王国は繁栄できるぞもっともっとな。」

「、、、、」

「どうする?持ち前の勘で判断したらどうだ?」

「、、、分かった。」


俺はネルを縛っていた紐を解く。

「約束破ったら許さないから」

「先に破ったのは君だけどな。」



そうして俺とネルは別れる。


俺が次やるのはオークション襲撃だ。

前のオークションにいた人間の家をはっていると前のオークションにいた人間が出てきて尾行したところ今日にこの島の端っこにある洋館の地下にかなり格の高いオークションが開かれるようだ。

俺は街の鍛冶屋で手頃な安い片手剣を買いポケットに騎士団所属を示すカードが入っていることを確認する。


オークション自体は基本、法に触れるわけではない。だがこの国では奴隷や人から奪ったものを売買するオークションを許さないためこの国はオークション自体を禁止している。だから騎士団に見つからないようにコソコソしているのだ。

だがこの国は島が何個も集まっているので騎士団もすべてを取り締まることは実質不可能だ。


俺は持ってきていたガウンを羽織り顔を隠す。


島の端っこまで来ると築40年くらいの地震が来たら一発で倒壊するようなボロボロの洋館に来る。草木は自由に伸びまくっていて警備なのか洋館の前に筋肉ムキムキの2人の男が立っている。


俺が無言で入ろうとすると


「おい。」

「なんだ?」

「ここの家に入りたいなら暗号を言え。暗きものは、、、」

「、、、、、、」

「まさか暗号知らないのか?なら」

そう言って男は俺の顔面に向け拳を振るってくる。

俺は腰の剣で男の拳を真正面から2つに斬る。

危険を察知したもう一人が腰の剣で俺を斬ろうとする。

「ぐううーーーうう、、、」

と拳を2つに斬られ痛がっている男を引っ張り剣を振ろうとしている男にぶつけ2人一緒に重ねて倒れているところを俺は上からぐさりと剣を心臓があると思われるところに刺す。

「「ぐあ、、、」」


どうやら格の高いオークションは前回のように自由に入れるわけではないようだ。

俺は洋館の中に入り地下に行くため床に隠し通路があるだろうと目星をつけ床を注意深く見ながら色んな部屋を見ていくと寝室にあるベットの下に隠し通路だと思わてる扉を見つける。

ベットをどかし扉を持ち上げ中に入る。

薄暗い道を歩いていくと前回のオークションとは格が違うのが一瞬で分かる。椅子はおそらく1つ数百万から一千万くらいするような椅子が40個置いてあり26個席が埋まっている。雰囲気も薄暗くお互いの顔がわからないようにされていて前にあるオークションの舞台には光が蝋燭でついていて司会の男がピッチリしたスーツを着ている。


俺は空いていた一番うしろの席に座る。座って40分ほど経つと

「レディース・アーンド・ジェントルメン!!ようこそ、、おいでくださいました。我ら、、暗黒三天ーーーの主催するオークションに!!」


そうしてオークションは始まるのだった。

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