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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
学園1年目
71/83

1年生編16

俺は舞踏会に出るようなマスクを渡されオークション会場の一番うしろの空いている席に座る。


この俺を1人分の穴埋めとして使うってことか。


この空いていた以外の席は満席でおそらく人数合わせに使われたといったところだろう。1つ空席があるよりか満席のほうがオークションが盛り上がると思ったのだろう。


この世界での奴隷の扱いはかなり酷い。性奴隷、労働奴隷、快楽奴隷、戦争奴隷。普通の者がやりたくないことは奴隷にやらせることが多い。


だが奴隷オークションには普段絶対に見ることのない特殊な種族も存在したりする。


そしてオークションも格と種類があり特殊な種族だけのオークションやレアな素材だけをオークションすることもある。もちろんそれ相応の資格を持つものしか入ることさえ許されない。


まあ、そこらへんにいた俺を入れるくらいのオークションだ。大したものは出ないだろう。


そう思っているうちにもオークションは始まりどんどん競売にかけられていく。


ほとんどが数万から数十万程度で購入されていく。


突然


「さあさあ皆さん今日のオークション、最大の商品ですよ!!」

そう言われ舞台の奥から出てきたのは女の子の竜人。


この世界に存在する種族は多い方から人間、エルフ、ドワーフ、竜人、吸血鬼がおおく知られている。


吸血鬼は3人か4人しか世界におらず強すぎるためオークションにかけられないとして竜人は少数で強い者も特段多くなくオークションにかけられやすい。だから世界中で竜人がオークションにかけられた竜人を探し回っている。


だからかあえてそこまで格の高くないこのオークションで竜人に見つからないようにしたってことか。


ん?待てよ。このまま黙ってオークションを見てそれで帰宅は勿体ない。

だったら今竜人を4000万で購入した者を尾行して、もっと格の高いオークションを騎士団の名目で俺が奇襲する。


よしそれで行こう。こちらから奪うというのは気が乗らないがオークションのされる人達は競売人の物じゃないしね。


俺はオークションが終わって男の後を20分ほど付け回し家を特定する。



そして俺は騎士団の敷地の部屋に何もなかったかのように帰る。


「何やってたの?」

「何が?」

「騎士団の見回りにいなくて怒ってたよ。隊長。」

「ふーーん。」

「ふーーーん。って反省はないの?」

どうやら俺はネルと言う人間が少しずつ分かってきた。男っぽいところがネルには大きくあるがネル自身は前に立ったりすることはせずあくまで一歩後ろに下がっているのだが文句はよく言ってくる。


「ないな。」

「はあ、協調性ってないの?」

「ないな。それよりネルはどうやってジェームズ派に潜入する気だ?」

「ジェームズの人間性的にサラと仲の悪い女の子っていうのはかなり良いポイントになるから職業体験中にサラともっと仲悪くなってジェームズのとこにつく。」

「なるほどね~」

「なるほどね~ってあんたはどうすんのよ?」

「様子見ー。」

「私の勘が貴方がこっそり騎士団を抜け出してる理由は遊んでるだけだって言ってるんだけど。」


ジェームズが学校に戻ったときに何を仕掛けてくるかなんてもう分かっている。

おそらく俺とアリシアとリアムの出身国、それから出身家を学校中に言いふらしてこれ以上俺たちのクラスでの勢力を拡大させずフィミスにこのグループにいると卒業できないことをちらつかせジェームズ側に引き込む。

俺達は出身国、出身家が本当なのか嘘なのかは言えない。


出身国、出身家が分かれば自由な1年にどれだけでも圧力をかけられる。

俺達がクラスでの力を失わせるにはちょうどいい。


だったら俺はジェームズの本当の出身国、出身家まで当ててやる。



事件は4日目に起きる。


俺は謎の怒鳴り声で起きる。


「なんだ?」

そう思って部屋を出るとサラとネルが向かい合って睨み合いザックが少し困った様子でゼンがオロオロしている。


「何があったんだ?ザック。」

「レオン君起きたんだね!!いやなに。私がサラ君のことを呼びに来るときにネル君も着いてきてね。ガッツがあっていいね!!と思ったんだが喧嘩が始まってしまって」

「ど、、どう、す、、れ、ば、、、いいんだ。」

「まあだが喧嘩をするほど仲がいいとも言える!!はっはっはっは!!」

どうやらこの場で2人の喧嘩を止める人物はいないらしい。


「どうしたんだ?2人とも。」

俺は仕方なく当事者二人に聞くことにした。

「この女が突っかかってきたのよ!!」とサラが

「貴方が掃除しないからでしょ?」とネル。

「騎士団の職業体験は成績に関わらないからやったってやんなくたっていいでしょ?」

「他のみんなはやってるけど。」

「レオンがやってないことがあることくらい私でも知ってる。」

そうサラが言うとネルがこちらを睨みつけてくる。

「お、俺のせいか?」


「とにかく!!サラちゃんは掃除に協力して」

「無理。」

そう言ってサラはまた部屋に入っていった。

「なんなの、あの自己中女。」


職業体験、全然仲良くなれている気がしない。



6日目。


あれからサラは部屋から一切出てこない引きこもりっ子になり俺達は今騎士団の剣術訓練に混ざり剣を振っている。いつも俺が騎士団から抜け出すときは夕方だが時間もそこまでないので俺は昼間、いや朝から抜け出す。


俺は剣を取りに行くふりをして騎士団の敷地の塀を登り街に出ようとする。すると




「今日はどこ行くの?」



俺は毎日塀を登る場所は変え予測できないようにしていた。だがネルが待っていた。

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