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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
学園1年目
57/83

1年生編3

配られたテストを見て俺は驚く。おじいちゃん師匠の授業のレベルからこの世界の国語、数学、理科、社会は小学校3年生レベルだと思っていたが数学では方程式のような中学生が習うレベルのものまである。これなら全教科100点というのは8歳の俺たちには不可能だと思われる。


やはり400点を取るのはリスクがあると思いどうするか悩む。ざっと見た感じ普通の生徒が解けば全教科50点くらいで200点くらいに平均が来るだろうと思われる。


なら俺が目指すのは6位以下15位以上といったところを狙う。



「止め。」

の合図で2時間に及ぶテストが終わった。

「試験の結果は後日わかることになる。戦闘試験の方はまだ終わってないようだから静かに移動しろ。」

と言われ1組から順に移動していく。


緊張感がなくなり話題ができたからか周りで

「お前できた?」とか

「まじむずくてわかんねー」とか聞こえてくる。

中には

「この僕に解けない問題なんかない。」とか

「もちろん僕が1番出来た。」とか聞こえてくる。


俺たちの組の移動になり俺は名残惜しそうに図書館をあとにする。クラスに戻るとリアムという男の子から

「本が好きなのかい?」と話しかけられる。


「ああ、本は何かあったときに役に立つ。」

例えば異世界転生とかな。

「なるほどね、僕も読んでみようかな。」

「そうした方がいい。絶対に知識は持っていないより持っていたほうがいいんだから。」

「確かに。」

「でも課題で得られる資格っていうのを手にしないといけないから読めるかわかんないけど。」


「課題って例えばなんだろう?」

「校長が言っていたのは冒険者になって冒険者ランクを上げるとかだな。」

「冒険者なんてやったことない。」

「ほとんどの者がそうだろう。」


この世界の冒険者が狩る魔物は桁違いに強い。今の俺でも魔物が出る森で一人で生きられるのは2日位だろう。

「でも冒険者ってことはパーティー組むんだよね。」

「そうだろう。パーティーで挑めば簡単に考えて危険は4分の1だからな。」


「そんなふうにスラスラ分数使えるなんて頭いいね。」

「リアムも分数を知ってる時点ですごいと思うが。」

「知ってるだけだよ。使ってなにかするとかレオンみたいに会話の中で使うとかはまだ出来ないんだ。」

「テストはできたのか?」

「できたとは思うんだけど自信がなくてね。」


自信がない。この言葉を聞くと入学式で会った白草有宇の可能性が彼リアムには出てくる。俺は会話を誘導し白草有宇か探る。


「レオンは最後の問題とか理解できた?」

ここへ来て理解できた?ときた。白草有宇の可能性が一気に上がる。

もちろん俺は

「ああ、ほとんど。」と返す。

すると

「すごいなあ、僕なんて全然わかんなかったよ。」

ほぼリーチ。俺はリアムの目をじっと見る。するとリアムも俺の目をじっと見てくる。


この学校で本人を特定する方法の1つだと思うのは会話のかなに変じゃないように互いしか知らないような過去の会話や合言葉を入れるというものだろう。


これなら過去に関することを伝えてはいけないに引っかかることはない。


だがエリナとのひらけ、ごま。は会話で不自然に言えば過去に関することに引っかかることがあるかもしれない。あの場で一番手っ取り早くお互いを確認するには合言葉が一番だから対策されている可能性もある。


過去に関することがどれくらいの範囲なのか調べるまではエリナとの確認は難しい。


そう考えていると戦闘を選んだ生徒たちが戻ってきたようでアリシアが

「なに男の子2人で見つめ合ってんの?」と言ってくる。

「見つめ合ってないぞ。それより戦闘試験は勝てたのか?」



「リアムくんでしょ?よろしく。」

「うん、よろしくアリシア。」


「アリシア、リアムと仲良くなるのはいいが俺の言葉を無視するな。」

「まあまあ、そう怒んないで。」

「そうだよレオン。」


「なに!?リアムもアリシアに味方する気か。」

「うそうそ、アリシアもレオンの言葉聞いてあげて。」

「もとからそのつもり。で勝てたか?でしょ?」

「ああ、俺たちはどんな感じで戦闘試験やってたのかも分かんないからな。」

「えーっと戦闘試験は生徒同士でやり合うとかじゃなくて先生相手に技見せたり多少戦ったりとかで審査された。」


「凄まじく強いやつとかいたか?」

「私を基準にすると私より上は各クラスに2人、多くて3人ってとこかな。段違いで強そうな人はいなかった。実戦経験と戦闘の勘で私でも戦えると思う。あ、、スキルは見れなかったよ。」

「どうしてだ?」

「スキルの点数つけるときだけ1人1人別室だったから。」

なるほどプライバシーはしっかり管理ってことか。


「実力を隠してるやつは?」

「怪しいくらいだけど2人いた。顔を見ればわかる。」

「なるほど。アリシアありがとう。」

「レオンはこうやってどっちもの情報を得るわけだね。」

やはりレオンはいいところに気づく。


「ああ、どうやっても俺の体は1つ。今回では片方の情報しか貰えないが友達がいれば情報が2つ揃う。」

「なるほど。」

「あ、そうだ。友達といえばリアムはレオンの友達なの?」

「ああ、そうだ。」

そう言うとリアムは少し嬉しそうだ。

「なら私もフィミスと友達になっていい?」

「なぜ俺に確認する?」

「え?レオンが嫉妬すると思って念のため。」

「そんなことで嫉妬しないわ!」


「あ、そう?じゃあフィミスこっちに来て一緒に話そー。」

と言ってフィミスという少女を連れてきた。


「じゃあフィミスの紹介をします。フィミスは強い。」


「、、、終わり?」とリアムが言った。俺も同じ気持ちだリアムよ。

「フィリアですー。好きなことは剣を振るうことですー。」

フィリアの印象は優しいだ。漂う雰囲気がどう見ても優しそう。だがそれとは別に鍛え抜かれたと思われる体。女性でこの筋肉はすごい。オリビアにも匹敵する。あとは金髪と言ったところか。



俺の学園生活は平穏そのものでいい。

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