表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
学園1年目
56/83

1年生編2

俺はアリシアと友達になった次の日少し早めに学校へ行くとクラスの掲示板に1回目の試験が今日から始まると書いてあった。


少し考えるためにすぐに席に着き頭を回転させようというところで前の席から

「おっはよー、掲示板見た?」

と話しかけられる。俺は思考を止める。

「ああ、どうやら今日試験が始まるそうだな。」

「座学と戦闘の選択は昨日のとおりでいいんだよね?」


と大きな声で確認してくるので

「少し小さな声で話せ。」

「なんで?」

「普通の学校と違ってクラスのメンバーもライバルなんだ。俺は友達にはどっちを選択するか教えるがライバルに教える気はない。」

「友達っていいね。じゃあ私は昨日の通り戦闘を選ぶよ。レオンは座学ね。」

「ああ。選択はそれでいい。でも戦闘の方で確認してきてほしいことがあるんだ。」

「なによ?」

「強かった奴らはどれくらい強いのか?実力を隠していそうなやつはいないか?の2つを確認してきてほしい。」

「強かった人たちがどれくらい強いかは私と比べてでいい?」

「ああ。」

「実力を隠してそうな人はある程度、雰囲気、歩き方とかでわかると思う。」


「よし。」

「だけどさ実力を隠す人なんているの?」

「俺も一応実力をある程度隠すつもりでいる。」

「なんでよ?ホントは座学できないの?」

とアリシアはバカにしたように言ってくる。

「出来るわ。実力を隠す理由は目立ちすぎないようにするためだ。早々に目立ちすぎれば嫌がらせとかいじめに発展する可能性がある。」

「いじめられたら言ってね。レオンそこそこ強そうだけどよく舐められそうだから。」

「ああ、いじめられたらアリシアに言うよ。」

「ねえ、疑問だったんだけどなんで急に試験が開始されたの?昨日でも良かったはずなのに。」


アリシアの言葉を聞き目を閉じて頭を回転させなぜ今日、試験が行われるか考える。


「わっ、ビックリした。急に目開けないでよ。」

「悪かった。」

「なんで今日試験が開始されるのか?だけど多分まだ、みんなが共通して話せる話題がないからだと思う。」

「どういうこと?」

「昨日俺達は自己紹介をして個人個人の名前と好きなことを知れたけど過去の話はしちゃいけないから簡単に言えば話す話題がない。だけど試験であの人強かったよねーとかカッコよかったねーとか話す話題を作るためだよ。」


「確かに私達以外話してないもんね。」

今クラスで喋っているのは俺とアリシアだけだ。日本では小学校、中学校、高等学校と学校に慣れていくが今はみんな初めての学校だ。いきなり知らない人と話せと言われても難しい。そうやってクラスを見ていると扉が開いて


「おはよう。クラスの掲示板は見たか?」と先生が言って入ってくる。

クラスの数名が

「はい。」

と答える。

「そうか。では知っていると思うが1回目の試験が開始される。今からお前達に座学または戦闘を選択する紙を配る。1時間選択までの時間をあげる。終わったらこの箱に紙を入れ試験は座学、戦闘の2つのグループを同数にしてからスタートされる。この学年は120人のため60人ずつで分ける。そのためくじ引きで多い方から少ない方へ移ってもらうこともある。では紙を配る。」



回ってきた紙に俺はアリシアとの打ち合わせ通り、座学と羽ペンで書き周りの様子を確認する。

本来1時間も書くのに時間はかからないためほとんどの人が悩んでいるか書き終わっても1番前にある箱に紙を入れに行きにくいと思っている人だろう。


数分クラスの様子をうかがっていると1番前の席の男の子が意を決した様子で紙を箱に入れる。それに続きパラパラと席を立ち始める生徒がおり次第に箱の前に列ができ始める。俺も列に並び座学と書いた紙を箱に入れる。


そして俺はやることがなくなったため外の桜もどきの樹木を見る。


そして1時間が経ち

「では、箱を回収し数を他のクラスと合わせてくる。」

と先生はクラスを出て行った。


よくわからない緊張感から解放されたからか

「ねえ、なんか緊張したね。」

とアリシアは笑いかけてくる。


「ああ、謎の緊張感があった。」と小さな声で話していると


眼鏡をかけた前の方に座る男の子が

「うるさい、静かにしてくれないか?」と言ってくる。

確かに俺たち以外話していないこの状況では小さな声でも迷惑だったかもしれないと俺は会話をやめようと思い口を閉ざすがメガネの男の子が


「バカはこれだから困る。」と小さな声でいったのを聞き逃すアリシアではない。

「ねえ、バカってどういうこと?」っと言って立ち突っかかる形になってしまった。


「バカだろう。俺達は同じクラスでもライバルなんだ。ライバルと仲良くなったところでいつか蹴落とすことになる。そんな奴らと一緒にいるくらいだったらもうちょっと座学の勉強でもして頭を良くしたらどうだ?」


この男の子が言っていることはあっている。だがこの場でそういうことを言うのはマイナスでしかないことに気づいていない。アリシアが余計なことを言う前に止めないといけないと思い


「ごめん、うるさくして。」と言って立っているアリシアに座るように促す。

「バカって言われたんだけど。」

「今は抑えろ。」

「そこまで言うなら。」


俺達が喋らないことでクラスに静寂が訪れる。


数分くらい経っただろうか、先生がクラスに戻ってきて

「よし、座学と戦闘の数が一緒になったので発表していく。シン、戦闘。ミア、座学。」と一人ひとりどっちになったか発表されていく。俺とアリシアは予定通り座学、戦闘になる。戦闘の生徒が座学の生徒より多かったからか座学と言われた生徒の中には、まじかよ。と不満を漏らす者もいた。


「では座学と戦闘に分かれ試験会場に行ってもらう。」

皆が試験会場に行こうと席を立ち始め俺は席を立つときに


「アリシア頑張れよ。」と声とかけると

「レオンこそ頑張ってね。」と言われる。


クラスを出ると1年4組座学と書かれたプラカードのような物を持った先生がいてそこに俺達座学組は集まる。どうやらさっきのメガネの男の子も座学を選択したようだ。


「座学の生徒はついてきなさい。」とプラカードを持った先生が言いながら歩いて行く。俺達は先生について行き数分くらい歩いたところで結界の魔導具が置かれた教室の前で止まりキーのような物で開けて中に入っていく。俺たちも続いて部屋に入るとすごい光景だった。


日本の学校に行っていたときに見ていた図書室なんかとは比べ物にならないくらいの本の数。この世界では本が貴重であるはずなのにざっと目に見える位置にある本だけで1000冊はあるんじゃないかと思われる。


本に近づきいつ書かれた本かを見るとフィルス暦412年と書かれており300年前の本も置いてあるらしい。本の中身を読もうと手に取ろうとすると

「レオン、本を読んではならない。」

「なぜですか?」

「この図書館は今一時的に借りているだけで本を読んでいい許可は貰っていない。私も本を読ませてやりたいのだが本を読むのには許可が必要だ。」

「許可はどうやったら取れるのでしょうか?」


ここにある本はどれも貴重な物。慎重になるのも頷けるしこれを読ませてもらえるだけでもこの学園に来た意味がある、くらいこの図書館はすごい。


「それはこの学園では資格と言われていて課題をどれくらいやるか?による。この図書館も3つの資格に分かれていて1番上の資格がないと入れないようになっている部屋もある。資格については後日改めて言われる。ちなみにこの部屋は3つの部屋の中で1番近代に近い。」


なんだと!!??300年前の本でも近代に近いほうだと?もしかしたらもしかするとフィルス暦前の本もあるかもしれないのか。ここの凄さを分かる者がどれだけ居るだろう。

ちらっと他の生徒を見ると


早く試験やろうぜ。という戦闘試験から移った組と

へー本こんなにあるんだ。という感心するような組と

俺と同じ驚愕の表情を浮かべる組。



「ではお前達席につけ。」そう先生に言われ視線を向けると大量の机に椅子がありどうやらここが試験会場のようだ。


「これで全クラス揃ったな。」

どうやら他の3クラスの座学組はもうすでに来ていて俺たちが最後で俺たちを待っていたようだ。

どこのクラスも雰囲気は今のところ一緒なのかすごい静かだ。


俺達は席に着き試験の詳しい説明をされる。

「では試験の説明をする。今から配るこのテストは国語、数学、理科、社会。4教科によって構成されていて4教科の配点は同じで各100店満点で400点満点だ。。点数の高い者から順に1番と順位をつけていく。質問は?」


「、、、」

「ないようなら試験を始める。」


テストが前から順に配られていき最後尾の俺にも裏返しで配られる。


「行き渡ったようだな。始め。」


さあ、俺は何点を取るべきだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ