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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
学園1年目
55/83

1年生編1

俺はこの世界で初めて学校の制服に手を通した。この学園の制服は学ランの襟がない感じの服で素材は何を使っているかわからないがかなり動きやすい。色は黒で赤色のラインが入っていて金色のこの学園のマークだと思われる刺繍がしてある。

ズボンは学ランのズボンと同じだった。


俺はこの学園の凄さに改めて感心しながら朝ごはんを食べようと思うものの自炊しなければならないことに気づき食材がなにもないため諦めて家を出ることに決める。


セキュリティ管理のため部屋1つ1つに結界の魔導具が置かれキーのようなものを持っていないと入れないようになっている。


俺は数分かけて学校に着き1年4組の札を探し扉の前で一回深呼吸を行い扉を開ける

ガラガラ

と音がして扉を開けるもクラスにはまだ8人ほどしか来ておらずクラスはしん、、としていた。


顔が変わっていなければ、昨日遅刻してたよなとか声をかけられたのかもしれないが結局誰にも話しかけられず席は自由なようで一番うしろの席へと行く。


席についてもまだまだ授業には時間が空いているため俺は暇つぶしで窓の外に見える桜に似た樹木を眺める。


何分経ったのか分からないが続々と席は埋まり全員今日は遅刻しないで先生を迎えられるようだ。


扉がガラガラと開き


「今日は遅刻者はいないようだな。」と言いながら20代後半の女性のエルフがクラスに入ってきた。


「なんだお前ら静かだな。緊張しているのか?」

「、、、」

「まあ、それも仕方あるまい。私の名はメイリンだ。よろしく。何だお前ら全然聞いていないな?じゃあ、お前らが一番気にしている成績のつけかたを教えてやろう。試験は基本年3回で個人試験があり1位から順にポイントをつけていく。もちろん最終試験の後一番ポイントの高い者が成績1位になる。質問は?」


客観的な俺がこのまま終わってしまってはもったいないと言うので俺は

「年3回の試験というのはいつやるのか何を試験するのかは教えてもらえないのですか?」

そう言うとクラスの生徒の視線は俺に向けられる。


「いい質問だレオン。いつやるのか?だが不定期だ。もしかしたら今始まるかもしれないし明日始まるかもしれない。何を試験するか?だが1回目の試験と2回目の試験だけは今教えてやろう。1回目の試験は座学、戦闘、どちらかを選択し学年の生徒個人個人で順位をつける。2回目の試験はお前たちに仲良くなってもらうため人狼ゲームをやってもらう。これはお前達の会話能力を問う。」


俺がさっき質問したことでハードルが下がったのか

「人狼ゲームとはなんですか?」

と質問が出るようになる。

「そこまで答えるとは言っていない。なにを試験するのか?までだ。他は?」


ポツポツと質問は出るもほとんどが今は答えないだった。

「他は?」

「、、、」

「ないようならせっかくお前達は同じクラスになったんだ。自己紹介くらいしたらどうだ?もちろん過去に関することは禁止だが。」


俺はクラスの立ち位置をどうするか決めなければならない。他の生徒達は初めての学校ということで緊張していて今ならどの立場にもなれるだろう。


狙う立ち位置はクラスの中心から少し外れたところで試験があれば偶に頼りになるが普段は何してるか分からない。交友関係はクラス内では1部の人と仲がよく他クラスは少し友達がいるくらいを狙う。


急に一番前の席に座っていた生徒が

「みんなよろしく、シンって呼んでくれ。好きなことは剣を振ることだ。」

そう言うと順々に後ろの生徒へ自己紹介の番が周り何人か自己紹介したところで俺のところへ来る。


「みんなよろしく、レオンって呼んでくれ。好きなことは戦うことしゃ。」

噛んだ。噛んでしまった。恥ずかしすぎる。


俺が恥ずかしいのを我慢し急いで座ると前の席の黒髪ボブヘヤーの結構かわいい人間の女の子が

「噛んだでしょ?」

と話しかけてくる。

「、、、、」

と俺が無視すると

「ねえ、噛んだでしょ?ねえ、ねえってば」

「噛んだのに気づいてるなら周りの奴らみたいに察して話しかけないでくれ」

「だって他の人たち話しかけづらいし、この場で噛んだの貴方だけだし話しかけやすくて」

「君は話しかけられてラッキーかもしれないけど俺は恥ずかしくて死にそうなんだ。話しかけないでくれ。」


その後6時間の授業がありずっと彼女は喋りかけてきた。今も


「ねえ、帰るの?」

「、、、」

「もう冷たいなー。噛んだとかもう言わないから喋ってよー。」

「、、はあ、仕方ないな」

「あ、喋った。」

「君が喋れって言ったんだろ。」

「そうだっけ?まあいいや。それよりさ。」

「なんだ?」

「戦うのが得意って言ってたけど強いの?」

「得意とは言ってない、好きなだけだ。」

「同じじゃないの?」

「全然違う。」

「試験でさ、座学と戦闘どっち選ぶのかなと思って」

「俺は座学一択だ。」

座学なら俺は絶対に負けることがないと思うほど自信がある。

「座学得意なんだ?」

「ああ。」


「そんなに得意ならさー私に教えてよ。」

「無理だね。」

「私さー戦闘はできるんだけど座学全くできなくてさ困ってるんだよね。」

隣の少女を見る。確かに歩き方、雰囲気、只者じゃないのは感じられる。

「話聞いてた?」

「何が?」

「教えてよって言った君に俺は無理といった。それで話は終わりだ。」

「まだ、噛んだの言ったの気にしてるの?」

「してない。」

「してるよー。もう小さいなー。だって試験はいつ行われるかわかんないんだから座学もできるようになる方がいいでしょ?」

「確かに明日やるかもしれないな。」

「でしょ?だからお願い。」



確かにこれほど強い者と関係を持てるのはかなりいい。

「じゃあ、俺にも君の戦闘技術を教えてくれよ。」

「ほほう。ギブ・アンド・ケイクってやつだね。」

「ギブ・アンド・テイクな。」

「そうだっけ。まあ、いいや。とにかく私達はこれから座学と戦闘技術を教え合う友達ってことで。あ、あと私の自己紹介聞いてなさそうだったからもう一回するね。

アリシアって名前で、あっもちろん偽名だよ。好きなことは敵を斬ること。」

「友達、、か。」

敵を斬ることが好きってことに物騒だと言おうと思ったが俺も戦うことってまるで戦闘狂だ。

「友達がいやなの?」

「いや、友達だ。俺ら2人は。」

「じゃあ今日から私達は仲間ね。」


と拳を出してくるので俺は拳に拳を合わせる。


「ああ。」



フラグがたったからか次の日クラスの掲示板には一回目の試験が開始されると書いてあった。

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