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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
学園入学編
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学園入学編7

俺たちは馬車で数日かけ港と言っても我が国の港は小さいがそこから国所有の船で数日かけ何個もの島が集まった国である日の国の唯一の治外法権の国学園国家についたのだ。




「これは、すごい!!」

俺は学園国家が凄いことを知っている気でいたがレベルが違う。日本で言えば東京ドーム10個分くらいはあるんじゃないだろうかと思われるほどの広大だと思われる敷地。そして目の前にある日本の学校と多少似ている作りのバカでかい校舎。


っとこんなことをしてると客観的な俺が絶対に他の人が見たら田舎者に見えると言っているがここまで凄い建物めったに見られない。


「アレくん、これ、王宮とは違った意味ですごい。」

「ああ、これですごいと思わないやつは本当にすごいやつかバカだけだ。」


俺が校舎を見て感心していると後ろの馬車から降りてきた者が

「おうおうおうおう、なんか田舎から来たようなやつがいるなー」と言ってくる。


大人な俺は華麗に無視する。


だがエリナは気に触ったらしく


「貴方こそこれをすごいと思えないのはバカ。」

「ふっっこんなもんで驚いてるようじゃ推薦枠の人間じゃ無さそうで安心したぜ。」

「貴方は推薦枠なの?」



「ああ、そうだぜ。聞いて驚け。バルレム共和国が推薦した3人のうちの1人バロルス・レーンだ。」


聞いたことのない名前だ。というか12カ国から集まってくるため殆どが聞いたことない見たことのない者ばかりだろう。知っているのはそれこそ各国の王子級の人物だけだ。この学校には生徒名簿というものが俺達生徒には知られないようにしているらしいし。


「聞いたことない。」

「まじかよ!!本当に田舎者なのか。」

「じゃあ俺の名を知っているか?」

「何だお前喋れたのかよ。あ?お前の名前だ?知らねえーよ。」

「そういうことだ。」

「意味わかんねーよ。」

「お前が有名な俺達を知らないように俺達が有名なお前を知らないこともあるってことだ。」


「へえ、お前ら有名なのか。」

「一部の地域ではな。エリナそろそろ行くぞ、入学式に間に合わなくなる。」

「うん、行こ。」

「じゃあな有名人のバロルスくん。」

「あ?お前の名前聞いてねーんだけど!!」


俺達2人は足速に校舎に入る。


「良いの?」

「何が?」

「あの男から情報得なくて。」

「確かになんでも教えてくれそうな奴であったが雰囲気、威圧感、身のこなし、少なくても俺より強いやつではない。」

「脅威はなし。」

「そういうことだ。」


そんなことを話しながら入学式の会場だと思われるでっかい式典場みたいなところに来るとまだ20人くらいしかここに着いていない。これはいい機会だと客観的な俺が言ってくる。


「エリナ、一旦戻るぞ。」

「なぜ?」

「どんなやつが入学するのか校門の前で見よう。多分その方がいい。」

「アレくんが言うなら。」


どんなやつが入学するのか知っておいて損はないはずだ。

そして何より入学式で遅刻してみたい。

恥ずかしい話だが入学式で遅刻ってかっこよくね、と思ってしまった。


そう考えていると校門の前に戻りこっそりと校門の影に隠れ観察する。

さっきは俺達2人の他にはあの男しかいなかったが今では何十個もの馬車が止まり続々と生徒と思われる者たちが出てくる。


「アレくん、知ってる人いた?」

エリナは俺の後ろから小さな声で話しかけてくる。

「魔法国の王子はいたな。太ってて見るからに金持ちですって感じの服着てたな。」

「強そう?」

「全員強さではかるのもどうかと思うけど魔法国の王子は強そうには見えない。だけど他の馬車から出てくるやつで明らかに俺と互角もしくは俺以上のやつもいる。」

「アレくんと互角以上。すごい。」

「まあ、俺はまだスキル無しだ。互角以上でも仕方ないといえば仕方ないが。」

あんなに小さい頃から頑張ってもやはりスキルがないと超えられてしまうのか。


続々と馬車が止まっては中から人が出てきての繰り返しをしているとまだここについていない生徒の数が段々と少なくなって来ているのか馬車が来る数が減ってくる。


「エリナはこのまま入学式に行ってきて。」

「アレくんはどうするの?」

「遅刻していく。」

「かっこよくない。」

「だろうな。エリナには俺が遅刻したときの他の生徒たちの顔を見て覚えておいてほしい。」

「全部は無理。」

「いやあからさまなやつだけでいい。明らかに怒っているやつとか笑ってるやつとか。」

「まあ、そういうならやる。」

「あ、それと念のため合言葉決めとこうか。」

「合言葉?」

「そう、そうだなー。あっ俺がひらけっていったらエリナがごまって言って。」

「何そのダサいの。」

「いいんだよこれで。さ、遅刻するよ。」

「分かった。じゃ後で。」

エリナは入学式場に向かって歩いていった。


「さあさあ、俺のように遅刻するやつは何人いるかねえ。」


それから数十分くらい経ってもう馬車が来ないのを確認し俺は入学式場の扉の前にいる。


「はあ、緊張してきた。なにがかっこいいだ。絶対に恥ずかしいよ。」

いや待て逆に考えろ。俺はこの世界では相当かっこいい部類らしいから遅刻も許されるのでは?よし行ける。


俺は入学式場の扉を勢いよく開け大きな声で


「すいませーん、遅れました。」

「すいませーん遅れました。」


どうやら俺と同じように遅刻した生徒が一人いたらしい。

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