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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
幼年期
5/83

日常1

2歳になった。


この1年間はずっと暇だった。盗み聞きするのも飽きたのでボーとずっとしていた。前回あまりの恥ずかしさで言わなかったがやはり一番恥ずかしいのは母乳を飲んでいた時期だろう。母は何でも王妃様なので毎回授乳させに来る訳にはいかないためかわりの人がくれていたのだが


、、、まあ恥ずかしい。客観的な自分が随分、お前恥ずかしいかっこしているぞと告げてくる。人によっては嬉しいかもしれんが俺はただ恥ずかしかった。さらにかわりにあげてくれる人も母もきれい過ぎて余計恥ずかしい。


1番恥ずかしかったのは父に見られながら飲んでいたときだろう。


アレクは知らないことだがその頃のアレクのメイド達はアレクが母乳を飲んでいるとき明らかにテンションが下がっているとみんな心配していたのだった。


そんなことも知らずアレクはぼーっとしているわけだが。


だから授乳が終わりハイハイが最初にできたときは涙が出るほど感謝した。歩くことって素晴らしい。と思った。最初の頃は父や母が

「目を話すとすぐにどっか言っちゃうのよねー、この子。」

「元気なことはいいことだ。強い王になれるぞ。」満足気に父は言う。

「そんなこと言うけどこの子全然泣かないし、困ったものね。」というが

俺からしてみるとこの歳で泣いてたら変質者だよって言いたくなる。のを我慢する。













 生まれてから3年がたった。


ここで大きな問題を解決しておこうと思う。

そう、俺の見た目だ。この世界には鏡がないかと思っていたがかなり高価ではあるがあるらしい。


(俺の見た目はー?っと・・・うんいいね。イケメンになれねこりゃ。異世界さいこーーーーーーーーーーーーーー!!)と叫びたくなる気持ちを堪える。


(俺の見た目を詳しく言うとまず黒髪、尖った耳、そしてこの歳では長い方だと思われるまつげ、そして顔、幼いながらも前世で見たイケメンたちの子供の頃の写真と見比べても遜色ない顔は日本と欧米をうまいぐわいに入れた感じだろう。)

ふう、よかった。これで父様にもにず母様にも似なかったら一生コンプレックスになってしまうとこだったよ。さらにこの子誰の子よとなって夫婦離婚の危機なんてことにはならんだろうけど。


このアレクの行動を見ていたメイド達はアレク様は鏡が大好きで自分の姿が大好きな現代風で言うとナルシスト認定されてしまったのかもしれない。


(あれ?なんで前までなかった鏡が置いてあるんだ?まあいっか)

その後メイド達は必ずアレクの自室には鏡を置くように指導されるようになったらしい。




話は変わる。別の日

魔力は小説だと使えば使うほど増えるという本当かどうかわからない話がある。それに俺の住むこの国は戦争が絶えない。だからこそ自分自身を強くなくてはならないそのため魔法の練習をする。とその前にうちの家族を紹介しようと思う。


1年くらい前までは知らなかったが父様アイザックは3人の妻がいるようだ。


(母親なのに知らないのかよって思うかもしれないけどまだ子供ですから仕方ないと思ってくれ)


残念ながらまだ会ったことがなく残念ではあるが母様サラが正妻らしい。おそらく言われなかったのは母様が3人いるという状況が理解できないと思われていたからだろう。


ハーレムってありなのこの転生した世界と妄想する。もちろん俺が前世読んでた転生系はもちろんハーレムしてましたよ、でもほら倫理的に人権的に客観的にねえ知りもしない単語を並べてみる。


(だが俺にはまだ早い、俺の夢はハーレムではなく王なのだから一旦これからの俺は王目指すモードで行く。)


と無駄なことを考えないように頭をぶんぶんふり雑念を消す。


魔力はメイドが俺が頭をぶつけたときにヒールという初級魔法を使ってもらえたときに感じられた。前世は本が好きだったため本がいっぱいある部屋へ行きたかったが思いのほか魔法が楽しくほったらかしている。


「アレク様今日も魔法を練習するのですか?。」

この人は俺に魔法を教えてくれる我が国の魔法兵の一人だ。


「うん。魔法は練習すればするほど魔力が上がっていいと思うんだ。」


「魔法国でも聞いたことないのですがね?」と苦笑される。それはそうだろう。異世界の予行練習であろうなろう小説では魔法は使えば使うほどいいのだから。


「まあ、それはいいとして魔法を教えてよ。」


「では今日からは中級魔法ですね。初級魔法はすぐに覚えてしまいましたから。」


本来は家庭教師のような人をつけると言っていたのだがまだ準備していなかったらしくこのレンと言う少年と練習している。

「まあね。初級魔法が意外としょぼかったのが残念だけど中級魔法からが魔法とも言うしね。」


「そうかもしれませんね。ではいきます。我は神の従順なる使徒、我に力を、ウォーターアロー。」魔法の矢はビュンと音を立てて飛んでいく。矢は木に当たり半分くらい貫通して止まっていて人に撃ったら即死にはならないけど十分人の命を奪えるなと思う。

(それと魔法はかっこいいんだけど詠唱がちょっとどうかと思う。なんかみるからに宗教って感じでヤダ。まあ俺は無宗教者だけどね。)


「すごいね。本当に中級からが魔法だったんだ。」心はすごく大きく興奮した。


初級魔法はいわゆる生活魔法と呼ばれるものに近い。水を出したりライターの火ぐらいの大きさの炎を出したりそれぐらいしかできなくて最初はがっかりしていたが何だよ魔法って中級からじゃんと今知った。


このあと夕暮れまで2人で練習をした。


この兵士の後日談「まあ、僕があのとき中級魔法からが魔法だなんて3歳になったばっかりの子が初級魔法を簡単に使えていていたから言ってしまったけど普通はあんなのおかしいからね」と呆れて言う。

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