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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
学園入学編
47/83

学園入学編2

今まで投稿したものが自分の文章力の低さを実感したので編集してるので良ければ最初の方からもう一度読んでみてください。どうしても自分の書きたかったものに届いておらず納得ができなかったので、申し訳ございません。次話は編集が終わり次第ということになります。


あと1週間ほどで新規投稿できればいいなと思っております。


3月31日から続きだします。

魔法国の王城にて


「国王様、作戦は失敗しました。申し訳ございません。」

人間で言えば40代半ばのようなエルフの男が跪きながら言った。


「おい、近くへ来い。ダニエル」

ダニエルは近づいていき国王と呼ばれていた見るからに高齢だと思われるエルフの隣へと跪く。

「なんでございましょうか。」

「我は失敗してもいいといつ言った?死んででも成功させてこそ我が国の兵だろう。」



「ボタボタボタ」

国王と呼ばれていた男はダニエル頭に飲んでいたワインをかける。


「所詮は盗賊と我が国の落ちこぼれの兵たちか。まあ、駒がどうなろうが関係ないがな。」

(若干2名ほど死んではもったいないものもいたが)


「実験中だった子供たちは保護されたようです。帝国から子供を実験に利用するなと抗議文やもしかすると宣戦布告が来るかもしれません。」


「我が国を攻める度胸があるならとっくに来ておるわ。帝国の王は自信がないのだよ。腰抜けだあんな国は。我が国には勝てんあんな国は。それと子供達は尊い犠牲になったのだ。間違えるな。」


国王は尊い犠牲と言いながらも一切表情を変えずむしろ喜んでいるようにも見える。


「分かりました。我が国としては関与を否定しあくまで帝国の盗賊たちが勝手にやったことだと抗議しておきます。」


廊下からバタバタと足音がして


「パパ様、我が国は大丈夫なのですか?」


アレクと同い年くらいに見える赤い髪の男のエルフが


「ははっ安心しろリュール、私が王位をお前にあげる頃にはこの国の軍事力は世界を相手にできるようになっておる。」


「しかし、国王様このまま研究をしつつげれば王としての印象が各国に悪くなって」


「そんなものどうでも良い。この可愛い我が子に世界をあげるためならな。」


「で、ですが」


「くどいよダニエル。パパ様、僕は帝国の兵などボコボコにして夢を叶えて見せます。」


「はっはっは、楽しみだな。リュールは何でも1番だからな、帝国ごときでは足元にも及ばんだろ。」


(国王様や王子は本気で世界を支配できると思っているのだろうか。だが今のままなら帝国相手であれば完勝できるであろう。)


「それはそうとパパ様、ほしい女の子がいるのですが。」


「ほう?どこの女だ。」


「国王様、各地から美女を集められるのは構いませんがあのようなことをするのは如何なものかと」







アレクの住む帝国の隣国の魔法国の現王にはある噂があった。


王は数ヶ月に一度王都や街に出かける。出かけるだけなら問題ないのだが自分の気に入った女性がいるとその女性を強制的に王宮に閉じ込めるのだ。それはもちろん家族がいようと既婚であろうと未婚だろうと少女だろうが関係ない。


そして誘拐した女性たちにすること。


1つは現王は若い頃は血気盛んで、エルフも人間も攫った女性たちを次々に夜伽をさせ孕ませた。抵抗した者はもちろん死刑。それは既婚者であろうと子供がいようが関係ない。だから現王は子供が多いと思われがちだ。

だが現王は自分の子を孕んだ正妻以外の子供をすべて墮胎させた。理由は本人しかわからないがおそらく若かった現王は子供というものに興味がなかったのだろう。そのため今この魔法国の王子はリュール1人だ。


現王は若かった頃はそれで良かった。もちろん攫われた女性達には悲劇ではあるが王の夜の相手をしたという名誉もあり人によってはそれを売りに大成功した人間もいるくらいだ。


世間は酷いとは思っていても王の夜の相手をできるというのを名誉だと捉える人間がほとんどだったからだ。



エルフも老いる。現王は若かった頃の血気盛んさはなくなり女性を攫っても行為をすることなく眺めるだけで退屈であった。しかし転機が訪れる。現王が本当にたまたま街を見に行ったときに魔物が正確にはゴブリンが人間の女性を襲っている場面に。



興奮した。


泣き叫び抵抗しながらもゴブリンという魔物に犯され魔物と人間の子供を生む女性を見ることに。


現王の女性誘拐は再発した。


世間はみんな王の夜の相手をしたという名誉を得られると勝手に思っていた。




この女性達におこなったことはこうだ。

各地の美女を集め、国の各地からゴブリンやオークなどのエルフや人間の女性を孕ませる魔物を集め、女性を孕ませるのを見るというものだった。

もちろんこのことを世に広めるわけにはいかず女性達は皆殺害されてしまった。



現王はさらに老いる。そして王の興味はただ1つ。1人息子であるリュールだ。リュールは決して優秀ではなかった。もちろんやってもできないというわけではなく努力すればできるそういう良くも悪くも普通よりちょっと上の実力ぐらいの子供だった。

現王の正妻も現王もリュールを甘やかした。兎にも角にも褒めた。だから子供であるリュールも父である現王と同じように傲慢な男の子に育ってしまった。


そして不運なことに父の血気盛んさも息子であるリュールに受け継がれた。



「ダニエル、王とは神だ。余のすることに間違えはない。そしてその我が子であるリュールに間違いはない。」

「パパ様、ありがとう。大好き。」

「そうかそうか大好きか。」

「パパ様、学園国家に行きたくないです。」

「スマヌな、リュール。推薦枠3つのうちの一人として推薦してしまったのだ。私も嫌だったのだがあの学園の評判は高い。1位で合格できればこの国があの国々の中で1番だと皆に思い知らせられると思ってな。」


「分かりました、パパ様。学園国家に行ったらきっと可愛い女の子たちもいるから手に入れて1位も手に入れてきます。」


「よし、頑張れよリュール。」


「はい。では失礼しました。」


リュールは王の私室から出ていく。


「私もこれで。」


ダニエルは部屋を出る。

そして思考する。


この国に未来はない。現王の今までの横暴も女性達を殺すことなどの汚れ仕事を私はやってきた。それは王子に希望があると思ったからだ。でも、、でも、このままでは学園国家でも1位どころか卒業すら怪しい。私はどうすれば、、、


悩みに悩むダニエルであった。



アレク視点


「やっと帰ってこれたー」


俺達は南方砦からやっと帰ってこれたのだ。魔法国から攻められる心配があったため残っていたが街道が通れるようになったため攻められても問題はなくなりスキルをもらいにも行かなくてはいけない俺は王都に帰ってきたのだ。もちろん尻の痛くなる馬車で。

あ、それともうスキル授与日は3日後だ。


「長かったですからね。」

「ここが帝国王都。アレくんが生まれた場所。悪くない。」

「エリナさんにとっては新鮮なのでは?」


「田舎者だって言いたいの?」

エリナはオリビアに何故か当たりが強い。何故か分からないが

「いえ、そう言うことではないですけど」

「アレくん、王都におすすめの場所ってない?」

「ああーーーオススメね~」


エリナが言っているのは観光スポットなのか?正直俺は王都にあまり行かないから分からない。

だが食べさせたいものならある。


「2人ともついてきて。」

俺は馬車を降りて王都の第2区画にある店に向かう。


この国の王都は特殊な作りをしている。というのも第1区画、第二区画、第3区画と区切られていて第1区画には王宮及び貴族が住み第二区画には商店などのお店があり第3区画には平民及び奴隷が住んでいる。第1区画にはでっかい囲いというか周囲を土魔法によって守られている。


「ここだ」

「なに、ここ」

疑問顔のエリナとオリビアを連れて店に入る。

「こんにちはー」

「いらっしゃい、久しぶりだな」

「例のアレ出来てる?」

「もちろんですよ」

数分後

「ハイお待ちー」

椅子に座って待っていた俺たち3人の前に置かれたのはある食べもの

「なに、これ」

「エリナ、これはなスイートポテトだ。」

「スイートポテト?」

「この世界で最も食べられているであろう芋に砂糖を溶かしてかけて固めた食べ物だ。」


実際には違うかもしれないがなんとなくだけど


「美味しいの?」

「エリナさん、これは本当に美味しいですよ。」

オリビアが太鼓判を押す。


エリナは恐る恐る口に入れる。

「どう?」

「、、、、、、、、、、美味しい。」

「リアクション薄いけど」


エリナは口にパクパクパクパク入れリスのようになっている。


「気に入ってくれたら良かった。」








「ごちそうさま。」

エリナは本当にたくさん食べる。目の前にはエリナの平らげた皿が山積みになっている。


「満足したなら良かった。こんな場所で悪いんだけどこっからの動きを確認していい?」

「いい。」

「俺とオリビアは王宮に戻って帰還報告をする。エリナのこれからも伝えないといけないから一緒に来てほしい。」

「殺されない?」

「絶対にそうはさせない、俺が誓う。」

「なら行く。」

「では行きましょう、アレク様。」



俺はまた馬車に乗り第一区画にある王宮へと行く。


流石に皇子の乗っている馬車なので顔パスで入れる。


「これが王宮」


エリナの身元はまだ分からないの確認しなくてはならないが王宮をこんな間近で見るのはほとんどの人間が一生ないのでながく見ているのもいいが今は時間がない。


「さ、行くよ」



俺たち3人は王に謁見するため玉座の間へと赴く。

そして玉座の間の扉の前にいる兵士に

「謁見したいんだけどいいかな」

「申し訳ございません、皇子。今陛下は急務に追われており後にしてほしいと皇子に伝えてほしいとのことでしたので」


「そうか、なら仕方ない。見張り頑張ってね~。」

「は!!」



「王って忙しい?」

「そりゃそうだよエリナ。」

「では後日にしましょうアレク様。」

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