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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
学園入学編
46/83

学園入学編1

エリナ視点からスタート

(私はこの砦に来てから色んな人に話しかけられた。それはこれからどうしていくのかとか色々と。色んな人にはオリビアさんもいた。だから彼アレくんについて調べてみたくなったのだ、仮面の下に何を隠しているのか。


結論から話す。私の予想ではアレくんは王になる、この大陸一番最初の王になるということ以外にあまり興味がないように思う。私達子供を保護するときもあくまで自分からではなくオリビアに言われたから、もしくはあの状況で私達を保護したほうが都合が良かったのかアレくんが何を1番に考えているのかが分からない。やっていることは心優しい皇子、でも心のなかで何を思っているのかは正直わからない。)


「あっエリナじゃないか、なんだか悩み事してるみたいだけど悩みでもあるのか?」

「絶賛、アレくんのことについて悩み中。」

「まだ俺の仮面の話をしてるの?」

「そう、それが理解出来てこその妻。だから分からないオリビアは正妻にふさわしくない。」

「最近俺はオリビアとエリナの思考回路がよく分からないよ。まあ、よくわかんないけど頑張れよ。」


私はこの日定期的にアレくんのことについて調べていこうと思う。




アレク視点


「エリナが言っていたことも間違いではない、、か」


俺は今ある理由でセンチな気分で自室の窓から外を見ている。


(オリビアや姉様からアリスが少し探りを入れてきたと言われた。おそらくそれは俺の仮面の話だろう。今の俺は自分でもどれが本当の俺なのかもわからなくなってしまっている。今の俺はこの世界をいまだに本の物語を読むように人と会話をしているのかもしれない。そして人を殺したり殺されたりするという日本ではあり得なかったような状況で俺はいくつもの顔を作り続けてしまったのかもしれない。)


このまま行くとずっと同じことを考えてしまいそうなので考えることを変える。


(つい最近と言うか1日前にルシアから手紙で学園入学してしまうので数年会えないだろうというような手紙が来た。寂しいという感じの文が来ていたが数年後にはもっと強くなって再会するとも書いてあった。)


「アレク様、ルシア様のことについて考えておられるのですか?」

「オリビア、よく分かったね」

「もちろんです。それにしても寂しいですね。」

「うん。俺とは学校が違うから会うこともないしね。数年は。」


(そう、俺が行く学校とルシアの学校は違う。俺の行く学園国家というところはどの国家にも影響されない場所でそこの評価、成績は人生に大きく影響を及ぼす。に比べルシアの行ったところは普通に我が国の学校で日本の学校と比べてもあんまり変わらないようなところだ。)


「・・・なんの話?」

「うあ!!急に来たな。エリナ。」

「アリスさん、アレク様をびっくりさせないでください。」

「何の話?」


(アリスが魔法国のスパイだってことはないだろうけど念の為。)


「俺のスキルについて話しててさ。」

「スキル。私は今もうすでに1つ持ってるから今年貰えるか心配。」

「アリスさんのスキルってどういうものですか?」

「オリビアに教えるのは嫌。だけどアレくんにはおしえてあげる。」

「いや、いいよ。個人情報だし。」

「なぜ、アレク様には教えられるのに私にはおしえてくれないのですか!!??」

「将来の夫に教えておくのは普通。」

「・・・なぜ結婚するのが前提なのですか!!??」


「オリビア、そこまでにしときなよ」と俺は小さく言って歩きだす。


(オリビアとアリスは案外合わないのかも。)そんな事を考えながら歩いていく。


(それはいいとして次ルシアに会うときはもっと強くならなくちゃならない。)


だがどう強くなる?オリビア程の剣技でも魔王に通用しないのに何を学べば俺はもっと飛躍できる?

今のままじゃ結局奪われてばかりだ。


次ルシアに会うときにはせめて足手まといにならない程度になるまで強くなりたい。


目標が低いって?正直ルシアの成長速度が早すぎて自信をなくすのだ。

今のままではだめだ。


魔法、剣、スキル、この3つ以外にも俺は力を手に入れなければいけない。


決意を新たに空を見上げる。

あと5話かそれくらいで本格的な学園編です。

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