表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
魔法国の陰謀編
45/83

魔法国の盗賊13

俺は今さっき手に刺さった剣を抜きオリビアに包帯を巻いてもらっている。オリビアに何度も無茶をしないでと注意されていると


「皇子、子供たちの保護が全員終わりました。」

伝令の兵が俺のところに来た。


「何人居た?」

「20人だと思われます。全員がエルフです。」

「全員無事ってことでいいんだよな。」

「は。子供たちに負傷した者は居ないようです。」

20人か。魔法国は子供までも戦争での戦力として使い始めているのか。


「愚弟にしては思い切った決断をしたな。」

「フレイヤ様どういうことですか?」


「1つは今この砦に子供とはいえ元々は魔法国のエルフを入れるため、もし砦の中で暴動とか起きたら砦の中が大騒ぎになる。

2つ目は盗賊と同時期に魔法国がこの砦に攻めてこないかってことだよ。さっき相手の盗賊団の1つの頭を完全に逃したからね。盗賊団が直接この砦を攻撃してきたりしてこの国が一気に攻められたら俺は戦犯だね。」

「アレク様を戦犯になどしません、子供を助ける優しいアレク様を。」


そう言うがこれで国が滅んでしまったり窮地に立たされたらどうするべきか悩ましい。


「一旦子供たちを連れて砦に戻るよ。」


(子供たちをここからどうするのかも決めてあげなくちゃならない。いや選択させてあげるべきか?俺のスタンスがまだ決まらない。)

アレクは今前世の記憶と人格がこの世界に馴染むように変化し続けているせいで精神的に負担がかかると大きく人格に影響が出てしまう。


馬に乗りながら砦を目指す間に考える。




エリナ視点


目を開けると知らない天井だった。

(私達はあれからどうしたのか、死んだとは考えにくい。)


「あ、起きた?」

黒髪の私と同じくらいの歳だと思われる男の子が言ってくる。


「ここは?」

「帝国の砦だよ」

「そう、生き延びて帝国にも来れた。・・・運が良かった私達。」

「・・・・・・・・・・魔法国に帰りたくないの?」

「あの国に私の居場所はない。」


明らかな静寂が流れる。


「・・・あっそう、あなたの名前。」

「アレクサンダー・ホワイト・ランドルスって名前で王族だよ。」

「ああ、第一皇子。私はエリナ・ミラー。」

「エリナね。」

「貴方は皇子様って呼んだ方が嬉しい??」

「からかってる?」

「いや、なんとなく。」

「まあそれならいいけど」


「私達はどうなった?」

「帝国で保護って形になるのかな、おそらく」

「帝国の兵士の人達を殺した、よく認めらた。」

「初めて権力ってやつを使ってみたよ。」

「権力を簡単に使っていいの?」

「いや、使わないほうがいいだろうけどさ。」


「使うべきときは使うのがいいと思う。・・・もしや保護というなの研究施設行き?」

「その声も一部あったよ。」

「あったということは今はなくて時間がかなり経ってるってこと?」

「時間ならかなり経ってる、丸3日眠ってて君が一番最初に起きた。」

「研究施設行きは?」


「・・・まず俺の考えを話すよ。君たちのこれからは俺が決めようと思えば研究所行きにしてそこそこ楽しいように生活させてあげることも出来る。でも後悔しないでほしいんだ。」

「後悔?」

「ああ、あのとき研究所じゃなくて違うところへ行けばよかったって思ってほしくない。だから出来得る限り君達の意見を聞きたい。そして後悔はしないでくれよ。」

「出来得る限りってどのくらい?」

「君達のスキルを活かして兵士を目指すもよし、普通に家族を持ちたいのであれば養子として生きていくこともできる。」


さっきから違和感がある。


「後悔しないでほしいって本心?」

っと言ってメイリンは俺の顔をじっと見つめる。

「どういうこと?」

「まるで私と同じ仮面を被った人間に見えたから」

「どうしてそう思う?」

「あなたの言葉に嘘はない、感じないはずなのにどこか言葉に出来ないけど違和感を感じた。」


(この人は仮面を被ってると気づかれないほど仮面を大量に被り仮面の裏も仮面その裏も仮面いつまでも本心が見えない。無気味。)

「そう?違和感ある?」

「ある。」

「そっかー、、なら1つだけ絶対に仮面を感じない心からの夢があるよ。それはこの大陸の最初の王になりたいってこと。」

(本気なの?と問いたくなるほどの大きな夢そして私が憧れた大陸では1番最初の王。)

「本気?」


「ああもちろん、それだけの力が俺にはある。」

(虚勢も嘘も一切感じない)


「なるほど」

「俺の話はいいからエリナのこれからはどうするんだ?」


そんなのは決まっている。


「アレくんの一番そばであなたが大陸1番最初の王になるのを見届けること。」

「あ、、それが俺の呼び方なのね」

「そう。私が決めた」

自信満々に言わなくても

「でどういうこと?」


「妻になるってこと。」


「え、、なんで?」


「アレくんが私のこれからを聞いてきた。だから私は1番の人が好きだしそれを見届けたいだから妻になって見届ける。それだけ」

(せっかく見つけたんだから絶対に離すわけない。)


「からかってる?」

「いや、本気。」


「、、、、いやいや。まだ8歳でしょ?結婚はまだ早いんじゃない?」

「王に子供が多い分には問題ないと思う。それにもう8歳」


「・・・・」

「気長に待つ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ