表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
魔法国の陰謀編
39/83

魔法国の盗賊7

最初はアリス視点で物語を始めます。

騒がしい、そう思ったときには周りの盗賊の人や魔法国の兵士の人だと思われる人たちが口々に、帝国の兵士たちが攻めてくると大きな声で言っていて迎え撃つ準備をしていた。


「おはよう、メイリンちゃん」

「うん。おはよう、」

「今日ついに帝国の兵士の人達が来るんだね。生き残れるかな?」

「準備はしっかりした。これで無理なら諦めるしかない。」

「だよね。みんなの中でも頭のいいメイリンちゃんが考えた作戦だからこれで無理なら仕方ないね。」


お互いに緊張からか会話があまり弾まない。2人ともわかっているのだ、1つのミスで簡単に自分たちの命はなくなってしまうと。


「じゃあ、準備に移る。」

「うん!!!」


今からこの子供たちの運命を決める数日間が始まる。






帝国の兵がもう1つの盗賊団を攻撃すると聞いたとき盗賊の頭であるブリュッセルは歓喜した。


「やはり俺が仕掛けた嫌がらせで砦の兵どもも出てこざるを得なくなったか。これでこんなところにいなくてすむぜ。」


頭では喜びながらも砦に残った兵を確認しようと思い、近くに居た仲間の盗賊に扮していた魔法国の兵士に聞く。


「おい、砦に残った兵数は何人だ?」

「は、800人ほどが出撃してもう1つの盗賊を先に殲滅するようです。1000人が砦に残っております。」


数を聞いて疑問が出るなぜ800人で出撃、1000人で砦守備にしたのか。


もし自分なら絶対にこの数にはしないだろうと思う。簡単なことだ、盗賊は奇襲に優れているため同数同士の戦いで奇襲を仕掛けられると、本来の実力なら簡単に倒せるはずなのにかなり兵力を削られてしまうことや負けることがあるからだ。

数が相手より200人ほど多ければ殲滅のように囲んで殺すことが出来るのにと相手の将は頭が悪いなの思う。


だがもし魔法国が攻めたときの予備として残しているのだとすればこっちの動きを予測できるほど頭の切れるやつがいて800で俺達全員を殺す自身があるのかもしくはただの馬鹿かどっちかだ。


「すぐに出る準備をしろ、もう1つの盗賊共が簡単にくたばっちまったら意味がないからな。」


もう1つの盗賊団にも魔法国の兵士が紛れていてこの盗賊たちと違うのは少数の子供たちが居ないことだろう。


それから時間が経って


「頭、準備が整いましたぜ。」

「ああ分かった、帝国兵に奇襲をかけるぞ。」





馬に乗りながらアレクは周囲を警戒する。

今俺達は800人の兵士を大体4つに分け200人ずつを故郷警備隊の隊長のルイスと副隊長とフレイヤ姉様と俺兼オリビアが率いている。


「アレク様、盗賊共はこちらの動きに気づいているでしょうか?」

「気づいているだろうね。」

「それならこちらから奇襲も出来ないし逆に奇襲されてしまいますよ。」

「大丈夫でしょ、1つ目の盗賊団はあえて乱戦で来ると思うんだよね、俺達帝国兵が盗賊団を押してるって状況でもう1つの方が奇襲をかけたり意外なところから攻めて来て今まで攻めてたのに今度は攻められてるって精神状態にして一気に戦いを挑んでくると予想する。で俺達は奇襲のために戦力を分けたところを僕やオリビアで削っていくんだよ、多分。」

「アレク様がそう思っているなら私に異論はありません。」

「随分信頼してくれてるね。」

「もちろんです、何があっても必ず無事で帰るとルシア様と約束しましたから。」


少しずつ緊張が大きくなっていくのを周りの兵達から感じる。


「ふーーーーーーー」

息を大きく吸い大きな声で鼓舞をする。


「相手は盗賊達だ!!遠慮や情けは一切必要ない!!我が国を汚すこの者共を蹴散らせ!!」


俺の大きな声とともにフレイヤ姉様の隊と副隊長の隊が一番最初に盗賊たちとぶつかった。


盗賊たちも馬鹿ではない、小さな堀や落とし穴を利用し馬に乗った兵を先に殺していく。


今俺たちは2割騎馬8割歩兵といった編成だ。


「うあああああああああーーーーーーー!!!!!!!」

凄まじい叫びとともにフレイヤ姉様が盗賊たちを次々に斬って殺していく。


「あそこまで強いだなんて・・・」

俺が驚くのも無理はない、俺と違ってスキルがあるとはいえ一瞬のうちに何人もの敵を斬り殺しているのだ。


「アレク様行きますよ。」

オリビアに声をかけられ姉様が開けた道を進んでいく。


時間が経つとともにやはりというか予想通り乱戦になってきた。


今俺がいたところは盗賊たちが多く居た場所だったからか剣を振るたび振るたびに人を斬っている感触がある。


気持ち悪くなりそうだ、だが覚悟はしてきたなんとか踏ん張って戦い続ける。


周りでは「うあああーー!!」という叫びや「俺の腕がー!!」という叫びもあってこれが戦いの場なのだと理解する。


さっきまで一緒に居た兵たちも盗賊の矢や槍に当たって落馬し袋叩きにされたものも居た。


「アレク様大丈夫ですか?」

オリビアが鎧にべっとりと血が血がついた状態で話しかけてくる。


「・・・随分戦ったんだね」

「はい、フレイヤ様に負けないようにと。」


さすが元帥の娘だと思う。


「まあ程々にね・・。それに奇襲してくるだろうからもう一つのほうが。」

「今のうちにかなり削っておきたいですね、奇襲が来るなら。」

「今はまだ150人ほどしか減ってないだろうね。」


「・・・一旦離脱するよ。オリビア。」

「もう離れてしまうのですか?」

「うん、隊の人達を集めて。今から奇襲しようとしてる人たちに奇襲しに行くから。」


アレク達はひっそりと戦場から離れ相手を待ち伏せしやすい位置へと動いていく。

戦術や戦略などは今回はあまりありません。

多く出てくるのはアレクが学園を卒業してからになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ