勇者の剣5
「はじめまして。7代目勇者のルシア・ラーズリーです。よろしくお願いします。」
ルシアは一瞬で勇者の子孫だと分かるほどにオーラというか言葉には表せないがたしかに感じるのだ。
ルシアは真っ白な髪の色をしていてボブヘヤーと言うようなたしかそんな感じの髪型をしており目は綺麗なブルー色の目をしておりこの髪は勇者の子孫の証である。エルフなので耳は尖っている。
身長は俺より15センチほど高く、山はない。平野だ。
エルフだから仕方ないが。
それと同時に剣術や魔法を修行したからかすぐに強いと感じる。どれくらい強そうかといえば1年間ずっと努力した俺でもなんとか頑張って持って数分だろうというほどまでに強い。
「僕も、初めましてですね。アレクサンダー・ホワイト・ランドルス。こちらはオリビア・スノウ。」
「オリビア・スノウだ。よろしく。」
ルシアは少し笑った。なにかおかしなことを言っただろうか。
「では、私も挨拶を。初めまして光爵家筆頭執事のベルツです。この度は6代目勇者様が遠征へと行かれたのでその代わりにこの王都へ参りました。」
「それで来られたのですね。ゆっくりして行ってください。」
「ありがとうございます。では。」
ルシアの従者たちは部屋を出ていく。もうちょっとゆっくりして言ってもいいんじゃないと思うが王宮も人手が今あまり足りておらず短期間でも光爵家の人達の力を借りたいのだとか。
部屋に残ったのは俺とオリビアとルシアとそのメイドだけだ。
「メイドのエヴァです。ルシア様のメイド歴6年です。」
「6年ってことは生まれたときからってことですか?」
「はい」
「もうエヴァったら恥ずかしいよ。そんな歴を自慢するだなんて。」
「ちなみにオリビア様は何年皇子様のメイドを?」
「3歳の時から」
「とゆうことは2年ですか。滞在期間の皇子とルシア様のお食事は私が作るということでよろしいでしょうか?」
「長さが味に関係するわけではありませんから」
負けることはできない。負けてしまえば毎日アレク様に言ってもらっていた美味しいよという言葉を言ってもらえなくなってしまう。
「まあまあ、2人が毎日交互に作ればいいんじゃない?」
「皇子様がそうおっしゃるのでしたら」
「アレク様の言う通りです。」
「あ、、そうです!!。4人で仲良くなるために質問をお互いにしませんか?」
とルシアがナイスな発言をする。
「ルシア様それはいい考えですね」とエヴァさんとオリビアの謎な険悪な雰囲気を俺が断ち切る。
「アレク様、様付けはいりませんよ。」
「でしたら僕にも様付けと敬語入りませんよ。」
「ふふ、、そうですね。では私からアレクヘ質問です。」
とそこから30分ほどルシアから俺やオリビアに質問したり逆にオリビアや俺からエヴァさんやルシアに質問したりする。
何回目かの質問で
「ルシア様よろしいでしょうか?」オリビアが聞く。
「何ですか?」
「ルシア様は剣を握ってどれくらい経つのですか?」
確かに結構気になる。見た感じではオリビアのように明らかに筋肉がついているようには見えない。それどころか普通の女の子のような華奢な腕をしている。とても剣を振るっているとは思えないほど。だが本能というか俺の感覚が目の前の少女を強いと警鐘を鳴らしている。
「5歳の誕生日から。」
驚いた。俺とオリビアは腰が抜けそうになるほど驚く。
ルシアの誕生日は父様に11月だと聞いている。俺より1つ年上のルシアとはいえ15ヶ月くらいしか剣を振っていないでこの強さということになる。俺と3ヶ月しか変わらないのに持って数分ってどんだけやばいかを知る。
「私からアレクに質問なんだけど」
「なに?」
「アレクはいっつも何して遊んでるの?」
そう聞かれると遊んだという記憶があまりない。魔法を撃っていたりオリビアと素振りしたりとよく考えれば俺に友達は1人もいないのだった。だがルシアが聞きたいのは素振りとかではなく遊んでいることでしょー?
「普段は基本、オリビアと喋ったり素振りしたりとかあんまり遊ばないんだけど唯一遊んでたのはリバーシってやつだよね?オリビア」
「はい。その時以外アレク様が遊んでいるところを1度も見たことがありません。リバーシという遊びは革新的です。売ったら大儲けできるくらいに面白いです。」
「オリビアさんがそこまで言うなんてすごいんだね?」
「まあね」
「ルシアはどんな遊びしてるの?」
「前は他の貴族の女の子と遊んでいたんだけど問題があって」
「問題?」
「私は今までどの遊びでも同世代の子にほとんど負けたことがないのです。戦術版やたま投げなども。」
確かに今まで何日もかけて工夫に工夫を重ねうまく遊べるようになっていたのに遊び始めて1回目の子に負けたらやる気もなくしてしまうか。
ちなみに戦術版やたま投げは子供に人気の遊びだ。
「じゃあさ、リバーシしようよ。」
こういうときは転生チートテンプレでいく。
「黒と白の丸い石を置いていって間に挟まれたやつが挟んだ色に変わって最後に残った自分の色が多ければ勝ちって感じかな。」
オセロのルールなんてよくはしらないが大体こんな感じだろう。
「負けちゃった。」
とルシアが言う。初めてやった人に負けるなんてこと流石にないよ。うん。だが今までの子たちは負けてしまったんだろう。そうゆう俺も途中からガチだったし。
「初めてだし仕方ないよ。もう1回やる?」
「やる。次は絶対に勝つ。」
そのあと、負けず嫌いなルシアに流されリバーシを日が暮れるまでやった。




