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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
少年期
18/83

勇者の剣4

アレク視点とオリビア視点が交互に行き来する可能性があります。ご注意ください。

今日は父様が言っていた光爵の娘と従者が来る日だ。


「アレク様浮気ですか?」


オリビアが鬼気迫った顔で言ってくる。

浮気というがまず誰とも結婚してないだろという正論を言いたいが今のオリビアには届きそうもない。


アレク様が7代目勇者と3ヶ月過ごすと事後報告を先日された。事後報告でなければ家の力をフルに活用しそれを阻止したのだが事後報告では流石に無理だった。だからそこで7代目勇者のことを調べに調べまくったのだが欠点という欠点がない。悔しいが2番目の妻の座は彼女になってしまうかもしれない。



「いやいや初めて会うんだし、俺は浮気なんてしないよ。」

というか傍から見たらこの会話結構おかしいよね。5才児相手に浮気とか絶対普通言わないでしょ。


「言いましたね、他の人と結婚するなら私に報告してくださいね。あとから愛人の子とか出てきたら許しませんからね。」

そうよ。アレク様の血は高潔、神にも等しいのだからしっかりと受け継がれていかなければならないものだわ。


「てかさなんでオリビアが僕の結婚事情知らないといけないの?」

どうだ、正論過ぎて言葉も出ないだろう。


自慢顔で


「なんでってこの私オリビアはアレク様婚約者筆頭だからですよ。世間では第1候補らしいですよ。」

「え...マジ、パワーバランス崩れないの?しかもなんでオリビアなの?」

分からん、たしかにオリビアは可愛いし胸おっきいしエルフの中でもトップクラスだろう。結婚してもいいというのならいいが、、だがいいのか?


「案外いいらしいですし、それこそ光爵家がOK出したらしいですよ。私だとだめなんですか?あとアレク様の周りに女性がいなさすぎるからです。」

私も光爵家は今のこの国のパワーバランスを保つために反対してくると思ったが反対しなかったのは自分のウチの娘を結婚させるため、私に邪魔はするなよという貸しでもあるということだ。



あの光爵家が反対しないとは。客観的な俺が思考する。

今のオリビアの家が更に力をつければ明らかに戦争に対する力が国として大きくなる。エルフ同士の戦争を好まない光爵家が反対しなかったのは自分たちにも同じくらいの権力アップの可能性があるからだろう。ということはだ。

光爵家も俺の妻の座を狙ってるってこと?いつの間にか俺はハーレム一直線のようだ。


「まあね、光爵家がOK出して反対できるのなんて王様の父様だけだからね。」



そう。光爵家は公爵家と同じ立ち位置にあるわけだ。だが実際の権力は王以外かなわないのだ。

そんなに権力があるなら裏切ったり反乱されたら終わりだと思うだろ。


だがそうはならない。それをしないからこそ光爵家でありほとんど群れたりもしないのだ。

一匹狼であっても誰も無視できない存在なのだ。


「前から思ってたんですけど、アレク様なんで光爵家には分家がないのですか?」


「勇者のスキルってさ受け継いでるもので代を重ねるごとに弱くなる可能性があるのはオリビアも知ってるでしょ?子供が2人生まれれば力の伝承も分割されてしまう可能性があるから1人しか子供を作らないんだよ。でその1人の子供が確実に次の当主になるってこと」


「なるほど、だから分家いないんですね。」


「王の跡取り争いで揉めないのも光爵家のおかげだしね。」


「それって?」


「公爵ってこの国に4人じゃん。割れて推すこともあるわけよ。1対1対1対1とかで、でも光爵家がその争ってる4人以外にこの人って言ったらその人になるわけ。普通そんなことしたらおかしいってなるけど、みんな光爵が言うならって感じになっちゃうわけ。すごいよねー、これが信頼の重さってやつかな。」


「私の家も、負けてられないです。」

オリビアの家は公爵の1つで武官を多く出してる家だ。


「ま、がんばってみなよ」




そんな事を話していると王宮の近くでで質素に見えるがよく見れば高級そうなもので作られている馬車がこちらに走ってくる。


「あれだね。」


数分たって


俺たちはいつもオリビアと雑談したりしている俺の自室に光爵家の人たちを案内しているのだった。


「失礼します。光爵家の皆さまをお連れしました。」


「うん、入っていいよ。」


明らかにすごいオーラを持った少女が

「はじめまして。7代目勇者のルシアです。よろしくおねがいします。」


と挨拶してきた。

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