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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
少年期
15/83

勇者の剣1

5歳になった。と言ってもう午後6時頃なのでもうとっくに5歳になっているのだが。


この世界は5歳、10歳、15歳といった感じで5年毎に比較的大きなパーティーがある。俺は早生まれなので他の人の誕生日パーティー入ったことないから何をするのかわからない。


だがパーティーといえば好きなものを好きなだけ食べるというまさに怠惰といったものであとはきれいな女性からワインやお酒をもらったりとちょっと楽しみ。5歳なのでワインは飲めないけど。










…………はっきり言おう。誕生日パーティーという言葉でこれからも楽しみにしていた人が落胆しないように。


貴族と王族で言えば王族の方がもちろん偉い。だが参加者には他国の王族がいたりするのだ。だからこそ言葉使いが非常に難しいこともあるわけだ。その練習が問題だったんだけど。


パーティー楽しみっと思っていた数時間前の俺を殴りたい。


だが少し良い出会い?があった。


パーティーの始まる前に礼儀の仕方だとかに疲れ、5歳のフリいや5歳なのだが逃げたのだ。オリビアとの朝のランニングがここで活きてくるとは思わなかったが5歳なら許されると思う。

後で怒られたけど。


とにかく逃げ込んだ部屋というのが王宮の物置部屋だったわけだ。物置小屋と言っても王宮にあるものなのでそれこそ、この国が他国との友好のしるしとしてあげるものがあったりするのだがこの日はたまたまというか誕生日パーティーのために準備で荷物が多かったのだ。


「礼儀の仕方だけでもこんなに大変だなんて知らなかったなー。って暗いしこの部屋隠れやすいじゃん。」

中で躓きそうだったので明かりを小さくつける。

「誇り結構すごいな。ゲホゲホ。」

かなり放置されていたようだ。


…ゆっくりとつまずかないように慎重に歩いていたが


ドシャン かなり大きな音で転んでしまった。


「なんでちょっとこのテーブル角が出てるかねー」

顔面からぶつけたので顔が痛い。


だが幸い何かが壊れたり落ちたりしていないので良かった。

「本でも読んで暇つぶしするか。」


それから2時間くらいたっただろうか。この部屋へと向かってくる足音がある。


まさかオリビアが全力ダッシュで王城の中を探しているのでは?とハラハラしたが


「あれ?この部屋真っ暗じゃない。」

聞いたことのない女の子の少し高い声が聞こえる。よし、オリビアじゃない。

「この部屋ってなんの部屋?」


こんなところに隠れているところを見つかるとやばいのでこちらから話しかけようと肩を叩くと、


「ねえ。」と優しく声をかけようとしたら


「きゃああ!!!!!!!!」凄まじいような悲鳴が響く。


それと同時に俺の視野の端で明らかに落としちゃいけなさそうな高そうなものが落ちそうになっているがなんとかこの部屋の窓から下に落ちそうではないな。というか窓があるんだからものが落ちるなんてことはない。常識ではそうだった。いや一般人相手ならこれで良かった。気づくべきだったのだ。俺は女の子の悲鳴に気を取られて窓のガラスが割れていることに。


女の子は悲鳴と共に後ろに数歩下がった。すると暗くて見えなかったがさっきアレクがつまずいた机がありそこには呪いの人形というアイテムがおいてあった。


女の子は目があってしまったのだ。呪いの人形と、2度めの悲鳴。それによって窓ガラスは割られ机につまずき乗っていた高いツボは窓枠をこえ真っ逆さまに落ちていく。



ここからが大問題なのだ。その落ちたものがたまたまか他国の皇子の乗ってきた馬車へと当たる。

これを俺ら2人は絶望の顔をして見ている。顔が白いとはこのことだとでも言うように。


当たり前だ。他国の王族の乗った馬車にものを落とすのは暗殺と思われるかもしれないからだ。

共犯とはいえ俺とこの謎の女の子が犯人となれば父は女の子のせいにして他国の王族との問題を納めようとする。


皇子が他国の王族を殺そうとしたとなったら未遂でも戦争になりかねない。たとえ戦争にならなくても俺に罪がないとするには難しく大きな俺の汚点となるわけだ。

しかも今日は俺の誕生日。


「うええーーん。。」


女の子が泣き始めてしまった。こういうときどうすればいいかわからないがここにいればお互いに良くないと思って、一気に手を引っ張って部屋の外へだす。


俺もこっそりと逃げる。結局女の子の顔はわからなかった。


その後もちろんその時王宮にいた人たちが集められ


「クルスナル王国の皇太子から暗殺未遂をされたと話があった。誰がやったのだ。」


しーーーンという音がここまで当てはまるときはない。皆が馬鹿なことをしたやつがいると思っているだろう。


「はい。僕がやりました。」

一斉に皆の目が俺へと向けられる。


「アレクよ。お前がやったのか?」


「はい。」


「それで良いのだな?余はアレクに罰を与えねばならなくなるぞ。」


なぜこんなに聞くのか、窓ガラスは5歳の俺が殴っても割れないのだ。では何故割れたか、それは少女の悲鳴と一緒に放たれた凄まじい濃密な魔力に耐えられず割れたのだ。


「はい。」

一人の命を救ったと思えば軽いものだ。パーティーに出れないのは残念だが仕方ない。諦めよう。


「今日はアレクの誕生日のパーティーで親交を深めるものだったが、アレクは1週間部屋に軟禁とする。」


こうして。俺の5歳の誕生日パーティーは終わった。






「陛下申し訳ありません。我が娘が、」


「陛下の決めたことです。」とカミラは言う。


「ですが。」と謎の女の子の父親である前勇者6代目ウィリアムまたの名を光爵が言う。


「我がいいと言っておるのだ。」

アイザックは賢王というわけではないが決めたことは曲げない人だ。


「アレクもこれでもっと成長してくれるでしょう。」


オリビア視点


大変だ。アレク様が誰かをかばって牢屋に。許さん、他国の皇子だろうが斬り殺してやろうかと腰の剣に手を伸ばしやめる。落ち着けオリビア。アレク様は優しい、だからきっと誰かをかばったんだわ。かっこいいアレク様。そしてなんて可愛そうなアレク様。

犯人探しをしたいところだけどアレク様がかばったということを無下にはできない。我慢。



1日が終わる。


だがこの日、7代目勇者は心に誓う。

アレクいや、アレクサンダー・ホワイト・ランドルスの盾となり矛となり戦うと。


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