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始まりの王へと至る道  作者: 社不帝
幼年期
14/83

日常10

前回の続きでこの話までがアレクの5歳の誕生日までの話です。

剣の修業とは凄まじく地道なものだと改めて感じた。


というのも前世で新陰流を習っていたとはいえこの世界の剣術は人を殺す剣術、常に相手を意識した剣術で前世の素振りのようなものは少なくもっと対人ばかりやるのだと思っていたがこの世界でも素振りから始まる。


剣は踏み込みそして腰の力の入れ方だとオリビアに言われ毎日、素振りをして剣を振るときの足の動かし方さらに剣を振るときの腰の力の入れ方を練習する。これが地味で凄まじく辛い。


そして最後はオリビアに何度も打ち込むという俗に言う打ち込み稽古なるものをしていた。


だが当然のように何度打ち込んでも力負けして弾き返されたり力を流されて倒れ込んだりとにかく1日中転げ回るわけである。(魔法と剣の修業は1日毎)


そしてそのたびにオリビアに

「地面を眺めるのがそんなに好きなのですか?眺めるのが好きなのでしたら永遠に眺めさせてあげましょうか?」

と言われる。


オリビアは、アレク様申し訳ございません。アレク様の素敵なお顔に泥をつくようなことをしてですが何度も何度も立ち上がって剣を振るうアレク様はかっこいいです。

だから今はどうかどうか私のことを嫌いにならないでください。



そのおかげかどうかわからないが途中から常に攻められ続けていたオリビアが満を持して攻撃してくるようになってかれこれ半年、誕生日も明後日だと言うのに


「アレク様守っていてはいつまでも私に一太刀すらも入れられませんよ。地面を眺める癖もまだ治ってないのですか?」


そんな事言うけど全く剣が当たる気配がしないんだけど。全身使ってパンチやキックなんかもやってみるけど全く上手く行かない。あと地面は好きで眺めてるわけじゃないからねと訂正する。


「ふう、我ながらよく半年こんなことしてられたなと思うよ。」


「アレク様干渉に浸ってる場合ではないですよ。」


一瞬で俺はかがみ込み今頭があった場所にはビュンとすごい音がして剣が通り過ぎていく。


反撃の一撃をオリビアに入れられると思い一気に懐に入りあえて小さい体を使いオリビアの持つ長剣では振りづらい場所へと入る。


もらったと思って剣をフルがいつの間にか目の前にはオリビアはおらず空振っているのだ。

一瞬のうちに俺から距離を取ったのだ。


そして反撃の反撃とばかりに小細工の一切ない純粋な剣の一太刀を上段から振り下ろす。

それを俺は中段に構え受け止める。


「キン」と金属同士がぶつかった大きな音がする。


普通ならここでまだ4才児という幼さのアレクが一気に押されて負けなのだが魔力で身体強化している俺は今オリビアに押されきれない決して押されていないわけではないかなんとか耐えている。


だがそれでも

「うぬぬぬぬぬ、」と耐えるが俺の身体強化はまだ発展途中。長期間維持はまだできない。


そして身体強化がきれると剣を首すぎに当てられて俺は負ける。


「また私の勝ちですね。」


「そう言うけど勝負にすらなってないと思うんだけど。」


「いえ、アレク様は日々成長されていますよ。」


「全くオリビアに剣を当てられそうんないけど。」


「それはそうでしょうとも、私いや師匠は強いのです。」と誇らしげき言う。4才児相手に自慢気にならんでほしいが。

次は5歳の誕生日です

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