日常7
ここから2話くらいはこの話の設定の根幹の部分になってきます。
新しい魔法の師匠が来て半年が経ち色々なことを教えてもらった。
最初は魔法だけを習うのかと思ったら300年も生きているからか座学もかなりできるということであまり俺は勉強というものが好きではなかったのだが本を読むのが好きイコール勉強が好きという感じに父様に変換され、毎日1時間勉強会をしてもらったのだった。
オリビアに勉強を教わるのだったら毎回興奮と期待で楽しみになるがランドロフさんに教えてもらっても申し訳ないがただ眠くなるだけだ。
だが知識というか勇者に付いてなんかは興味があったので詳しく聞いていた。
まず1つ目に教わったのが
「師匠、勇者ってまだ会ったことないのですがどんな人たちなんですか?」
「じゃあ、まず今はフィルス暦何年じゃ?。」
あまり俺を舐めないでほしいと思った。これでも精神年齢はある程度あるのだから。
「フィルス暦879年です。」
「そうじゃ、あたり。そしてフィルス暦とは初代勇者が生まれたときを1年としていて今では世代交代を繰り返して7代目ということになっておる。」
「そしたら寿命と代数が合わなくないですか?」
「そう。普通に考えれば7人かける400年で2800年程度かかるはずなんじゃがここで大きな問題が1つ。勇者のスキルにはおそらくだが寿命を力に変えるスキルがあると思われる。」
「とゆうことはつまり」
「毎回勇者は自分の寿命を削ってまで倒しているということじゃ」
「、、、それは、、嫌な運命ですね」
「良く言えば自己犠牲。他の者たちのもののために自分の命すらも削る。なんとも不自由な者たちじゃ。」
客観的な俺が分析し始める。
「ということは魔王は100年ちょっとほどで何度も復活すると言うことですね。」
「そうじゃ。スキルによって100年ちょっとの周期で何度も蘇る。」
「でも初代勇者は魔王を倒したって宣言したんでしょ?」
「、、その頃のエルフも人間も他の種族も希望が必要じゃった。だから初代勇者が相打ちになってしまえば残った魔族は誰が倒すのだということになったのじゃ。そこで勇者は互いの利のためか魔王は100年ちょっとで復活、勇者は寿命が近くなると次の勇者に力を紡ぐという方法で今まで戦ってきたのじゃ。」
初代勇者には悪いがそこは魔王倒しておいてくれよと思うもののすべてを託された勇者の心情を察することもできなくない。
「勇者は魔王倒せそうなの?」
「いや、このままだと無理じゃろう。」
「なんですか?一応倒せているのでしょう?」
「勇者のスキルは伝承されてる。だが何代も何代もやれば力は弱まる。いつか倒せなくなるときが来る。」
「え!!??じゃあこの世界はゆっくりと破滅に向かってるんですか?」
「そうだ。だからエルフの国もどこの国も戦争して力を得ようとしておる。一致団結できれば乗り越えられるのじゃが。」
冗談じゃない。せっかく転生したのに400年も生きれるよっしゃーと思ったのに許さん魔王。
客観的な俺が、俺が転生した理由はおそらく魔王を倒すためだと高確率で予想されると言ってくる。
なるほどよくあるね。魔王を倒す勇者として異世界行くとか。じゃあなんで勇者じゃなくて王族に転生させんだよ。神様は前から失敗続きなような気がする。
「魔王倒す方法ってもうないの?」
「今のところ可能性があったのは初代勇者だけじゃ。今代の7代目勇者も神童と呼ばれ初代以降最強と言われておるがそれでも難しいじゃろて、、じゃがわかってることもあるのじゃ。」
「なんでしょうそれは。」
「勇者と魔王は太陽と月のようにどちらかが滅ぼされない限り戦いは続く。スキルも互いに特攻性の能力じゃ。もちろん勇者はエルフや人間相手でも強いがの。ある者が勇者の力が落ちているのであれば普通の人間やエルフがとどめを刺したり一緒に戦えばいいのでは?とな。だが無理じゃった。周りにいるだけで強者とされていた者たちは足手まといどころか相手にもならんかった。でも勇者以外でも攻撃は効く。」
「、、、」
「だから1つわかったのは魔王は普通のエルフでも人間でも殺すことができる。じゃが」
「正直に言えばもう勇者以外が戦いに入れるくらい強くならないと」
「この星は終わりじゃ」
「ふふふふははははは!!??」
「うお!!??急にどうしたアレクよ」
なるほどそのために転生させられたわけか。勇者に転生させてしまうと魔王に勝てないかもしれないからこそ普通のエルフに、、いいだろうやってやる。奪おうとしてくるならお前の命を奪ってやるよ魔王。
「師匠、俺は魔王を滅ぼしてみせます」
「ゆ、、っ夢がでかいの」
「それが使命であり当たり前のことです。」
魔王を倒せというのならばやってやろうじゃないか。俺から奪おうとするなら逆に奪ってやる。




