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転生してLv1になったけどスキルや装備を引き継いだので最強です ~誰も知らない知識で異世界無双~  作者: 功刀


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ラピスのスキル

 俺達は討伐に向かうべく、森へ向かっていた。

 そして森に入る手前で止まり、皆も同じように止まった。


「? どうしたんだ? 行かないの?」

「まぁ待てリリィ。ちょっとラピスとフィーネに用事があるんだ。森に入るのはそれからだ」

「分かった! じゃあ待ってる!」


 さて。2人にはそろそろ新しいスキルを覚えてもらおう。頃合いだろうしな。

 そして2人に振り向いた。


「どうしたの? あたし達に用なの?」

「ああ。その前に聞きたいんだが、お前らレベルはいくつなんだ?」

「えーっと……あたしは17になったばかりだわ」

「私も同じです」


 なかなかいいペースだ。レベルアップ速度はそれなり早いと言えるだろう。


「ならそろそろ新しいスキルを覚えてもらおうと思ってな。まだ使えるスキルは少ないから苦労する場面もあっただろう」

「そういえばそうね。スキル覚えたのはだいぶ前だったもんね」

「ゼストさんに任せていたので、スキルはそのままでした」

「別に意地悪してたわけじゃない。これにも理由がある」


 このゲームの仕様の問題である。このあたりの説明は以前もしたと思うが、少しややこしいので改めて話しておきたかった。


「スキルの習得条件は覚えているか?」

「えーっと……前提スキルを取ることだったっけ?」

「そうだ。でもそれだけじゃない」

「確か……熟練度でしたっけ? それも必要なんですよね?」

「そうそう。その2つが習得できるスキルを増やす必須条件なんだ」


 他のゲームと違って、このゲームではジョブのような概念が存在しない。武器によって習得できるスキルが異なるのだ。

 だからこそ、スキル習得の自由度は高いと言える。


「その中でも特に重要なのが熟練度だ。こればかりはひたすら戦うことでしか増やすことが出来ないんだ」

「そういえば前にもそんなこと言ってたわね」

「だからレベルが上がれば新スキルも習得できる……とはいかないんだ。結局は熟練度が無いと新スキルも増えないからな」

「ということはつまり、熟練度が上がるまで待っていたということですか?」

「そういうことだ」


 レベルを上げるだけでは強くなれないシステムってわけだ。

 この辺に関しては色々とあるんだが、今はまだ説明する必要もないだろう。


「というわけで、まずはラピスからだな。スキルツリーを見せてみろ」

「分かったわ。はい冒険者カード」


 ラピスから受け取り、一緒にスキルツリーを確認する。


「んー……うん。順調に増えているな」

「そう? よかった……」

「欲しいスキルとかあるか? 無いなら俺が選んでしまうけど」

「そうねぇ……もっと沢山のモンスターに対処できるスキルが欲しいかも」

「ふーむ。範囲攻撃か……」


 弓系統は範囲攻撃できるスキルが少なめの傾向にある。全く無いというわけじゃないけど。

 その代わり、単体相手なら強力なスキルが多い。

 スキルツリーを眺めながら良さそうなスキルを探していく。


「それじゃあ……これだな。《ソニックアロー》ってやつ。これがいいんじゃないかな」

「これね。これはどんなスキルなの?」

「これは放った矢に風の刃が纏うようになるスキルだ。範囲としては小さめだけどね」

「風の刃? へぇー! 強そうね!」

「なかなか便利だぞ」


 矢に入り乱れた風を刃を纏うことで、ダメージも底上げされる。


「このスキルの良いところは、直接当てなくてもダメージを与えられる点だ」

「ああそっか。そういう使い道もあるのね」

「うむ。矢が通っただけで風の刃が切り刻むからな。矢の進路上に居た敵全員にダメージを与える事ができるんだ」

「へぇー! いいじゃない! そういうのが欲しかったのよ!」

「とはいっても、直接矢を当てるよりはダメージ量は低くなるけどな」

「それでも十分よ!」


 直接矢を当てる必要が無いというのが、このスキルのメリットだ。

 例えば飛んでるモンスターなど、当てにくい相手にも役に立つ。使いどころは多く何かと便利なスキルだ。


「さっきも言ったけど、範囲はあまり広くないからな。過信は禁物だぞ」

「覚えておくわ」

「本当ならもっと広範囲のスキルがよかったんだけどな。でも今は熟練度不足でこれが限界だ」

「大丈夫よ。そこであたしの腕でカバーしてみせるわ!」

「うむ。その意気だ」


 さて。ついでにもう一つ欲しいところだ。

 ん~……何か無いかな……


「おっ。いいのあるじゃん」

「え? どれどれ?」

「これだ。《グラビポイント》ってスキルだ」

「な、何これ? どういうスキルなのか想像できないわ……」


 このスキルもなかなか便利なスキルだ。ある意味、弓の本領が発揮できるスキルともいえる。


「これはな。矢が命中した地点に敵を引き寄せるっていうスキルなんだよ」

「へ、へぇ~。今までにないタイプのスキルね……」

「変わった性質を持ったスキルでな。ダメージ自体は無いんだ。ただ敵を引き寄せるために使うスキルなんだよ」

「なるほど~」


 ダメージ目的ではなく、敵を引きつける為のスキルだからな。

 あまりない珍しいタイプのスキルだ。


「直接相手に矢を当てるのもいいし、地面に対して撃つのもありだ。基本的には地面に撃つことが多いかもな。他と違って使い方が異なるから注意しろ」

「そうね。色々と試してみるわ」

「というわけで、とりあえずこの2つのスキルを選んでみたんだが。どうだ? 習得してみるか?」

「……うん! この2つにするわ!」


 ラピスはスキルツリーを操作し、2つのスキルを習得した。


「ソニックアローは有効な場面が多いけど、グラビポイントはそうじゃない。使う状況を選ぶスキルだ。万能ではないが、こういうスキルを使いこなせるかどうかで腕が問われるんだ。状況によって使い分けるんだぞ」

「分かったわ!」

「さて。じゃあ次はフィーネだ」

「は、はい! お願いします!」

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