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転生してLv1になったけどスキルや装備を引き継いだので最強です ~誰も知らない知識で異世界無双~  作者: 功刀


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伸縮性のある防具

 俺達は大きな応接室まで案内されて座っていた。やはりというかなかなか立派な部屋だ。この一室だけでも住めそうなぐらい豪華だ。

 珍しそうに周りを見渡していると、入り口のドアからレオンさんが入ってきた。


「すみません。お待たせしました。こちらが契約書になります。ご確認下さい」

「は、はい」


 内容は既に聞いたものとほぼ同じであり、特に不審なところもなく契約書にサインをした。


「ありがとうございます。これで契約は成立です。それからリリィさんでしたっけ?」

「うん! アタシだ!」

「防具を差し上げようかと思いますので、ご希望はありますか?」

「うーん…………軽くて動きやすいやつがいい!」

「機動性重視ですね。分かりました。それならオススメの物があります」


 待機していたメイドに振り向いて続ける。


「こちらの方に例の物を着せてあげてください。後は頼みました」

「かしこまりました。ではご案内しますのでこちらまでどうぞ」

「分かった!」


 そうしてメイドに連れられリリィは部屋から出てった。


 しばらく部屋で待機していると、勢いよくドアが開いてリリィが入ってきた。


「これすごい! 軽くて動きやすいぞ!」

「お、おい。リリィ。いきなり入ってくるなよ。ビックリするじゃねーか」

「だってすごく動きやすいんだもん! これ気に入った!」


 リリィが着ているのは白に近い色をしたインナーのような服だった。しかもタイツのように体にフィットしている。

 もしかしてあれが防具なんだろうか。


「あれは一体何なんだ?」

「お気に召しましたか。あれはアイアンスパイダーの糸で作られた特別な防具なんですよ。強度と伸縮性を兼ね備えたアイアンウェアと呼ばれる防具です。どうでしょうか?」

「へぇー」


 なるほどな。タイツのように伸縮性に優れていてフィットするからか、どの体系にも合うってわけか。あれならリリィのような体系でも着れるもんな。


 しかしあれだ。体にフィットしてるせいか、女の子が着ると体形が浮き出てくるからエロく感じる。リリィのような大きなおっぱいしてる奴なら尚更だ。

 ……いやいや。何を考えているんだ俺は。


「加えて衝撃にも強くて耐久性もあるんですよ。なので上から鎧を装備する事で更なる耐久力を実現できるように――」

「このままがいい!」

「……はい?」

「動きやすいし! 気に入ったからこれがいい!」


 本当に気に入ったのか、部屋の中を動きまくるリリィ。


「よろしいのですか? 他にも軽量の鎧もあるんですが……」

「ま、まぁ本人がああ言ってるんだからいいんじゃないかな……」

「そうですか……」


 というわけで、リリィの防具はあれで決まった。

 だけどあのままだと少し問題だな。リリィの場合は目に毒というか何というか……


「ちょっといいか。出来ればあの上に何か着せたいんだけど……」

「それならこちらで服をご用意しますよ。ご安心して下さい」

「そ、そうか。それは助かるよ」


 そして再びメイドに連れていかれてリリィは部屋から出て行った。

 しかしあの防具はなかなか便利だ。軽くて防御力も高いとか実用性あっていいじゃないか。

 これは2人にも着させてみるか?


「そうだ。ラピスも今のやつ着たらどうだ?」

「え? あたし?」

「うん。ついでにフィーネもだ。どうだ?」

「私もですか? いいんですか?」

「そろそろ新しい防具が欲しいと思っていたところだしな。丁度いいタイミングだと思う」


 後衛なら動きやすいほうがいいだろうし。ピッタリだと思う。


「というわけで、今のやつあと2着欲しいんだけどいいかな?」

「すいません。それは出来ないんですよ」


 ああそっか。さすがにあと2個寄越せとか言いすぎたな。欲張りすぎて失礼だった。


「じゃあ金は払うからさ。2人分を買い取るからそれでいいかな」

「いえ。そうじゃないんですよ。あれが最後の一品なんです。もう在庫が無いんです」

「マジか……」


 それは残念だ。

 確かにあんな便利な物だと人気ありそうだしな。仕方ないか。


「それなら入荷するまで待つしかないのか……」

「次の入荷まだ未定です。もしかしたらかなり先になるかもしれません」

「そんなに人気なんだ……」

「いえ。違うんですよ。今はとある問題のせいで流通が滞っているんです」

「どういうこと?」


 困ったように苦笑いをしたまま話しかけてきた。


「素材となるアイアンスパイダーは東方面に生息しているのはご存じですか?」

「そういやそうだった気がする」

「通常ならば東方面から運ばれてくるのですが、道中に厄介な存在が居ましてね。そのせいで東からの流通全般がかなり遅れているんですよ」

「厄介な存在?」

「そうです。詳細は不明ですがこう呼ばれています」


 レオンさんから笑顔が消え、真剣な表情で口にした。


「…………〝死神〟……と」

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