第六話登場スーパーマシン(後篇)
やっと完成した後編です読みにくいところは多々ありますが宜しくお願い致します。
俺はミサキの突然の告白に一瞬唖然となったが、すぐに我に返ってこう言った。
「やっぱりな、そうじゃないかと思ったよ」
俺がそう言うとミサキは何かに気づいてこう返した。
「危ない、伏せろ」
ミサキのその言葉を動揺した口調で俺は返す。
「何っ」
俺達は同時に瞬間変身し飛んで来た弾丸を回避し難を逃れた、すると銃声が聞こえホワイトはこう言った。
「今のは、レッド」
ホワイトのその言葉を俺は冷静な口調で返した。
「ああ、恐らく長距離からだろう。しかもこいつは並みの奴の仕業じゃない?」
そう言いながら変身を解除し、ホワイトも同じ様に変身を解きながら男子の姿に戻るのだった。そしてその姿を見た俺は言った。
「それがお前の男としての姿か、意外と落ち着いた性格の持ち主っぽいな」
俺のその言葉をミサキはこう返した。
「一言余計だ」
その後俺はミサキと話し合い、今日一日テントで過ごす事にして俺はこう尋ねた。
「なあミサキ、明日から俺達の基地に住まないか?」
俺がそう言うとミサキはこう言った。
「どういう風の吹き回しだ?」
ミサキの言葉を落ち着いた口調で俺は返す。
「その方が野宿するよりはマシだろう」
そんな俺の言葉をミサキは笑顔と共に返した。
「フッ、良いだろう」
その翌日俺達はマシンを走らせ基地に向かった。そして無事に到着し俺は皆に事情説明をした。
「と言う訳で、今日からこいつここに住む事なったから」
俺がそう言うとヒュウガは冷静な口調で返した。
「やはりお前が五人目だったのか、ミサキ」
ヒュウガはそう言うと空き部屋の鍵を彼女に投げ渡すとミサキがそれを受け取りながらこう尋ねた。
「これは?」
そんなミサキの問いにヒュウガは答えた。
「部屋の鍵だ」
そのヒュウガの言葉を彼女はこう返した。
「ありがとう」
こうしてミサキは俺達と一緒に住む事になったが、俺は胸騒ぎを感じて心の中で言った。
(しかしこれまでの射撃や砲撃は何だったんだ?)
この時、俺達は既に新たな事件が幕を開けている事にまだ気付かなかったのだ。
翌日の朝、俺は近くのプールに泳ぎに行く為に着替えようとしてある事に気付いた。
「さすがに男の姿と体じゃまずいか、それなら」
俺がそう言った瞬間、体が光に包まれ全裸となり女への変身が完了した。それを確認した俺は女の服に着替えて徒歩でプールに向かった。
そして近くの町にあるプールに着き、水着に着替えるとすぐに入って泳ぎ始めた。泳ぎながらある事に気付いた。
(やはり監視されてるな?)
その事に気付いた俺は、水の中に潜ってテレパシーでマシンを呼び寄せ、水の中から顔を出した。
「一体何者が?」
俺はそう言いながらマシンが来たのを確認して、プールから上がった。その後シャワーを浴びて外に出てマシンに乗りながら瞬間変身をした。そしてバーニングフェニックスを走らせ突然空から聞こえてくる音に気付いて動揺しながらこう言った。
「まさかこの音は、ヘリコプターのプロペラ音?」
それを裏付けるかの様に、俺の目の前に攻撃ヘリが現れた。
「何で攻撃ヘリが?」
俺がそう言うと、何といきなりヘリがミサイルを撃ち込んで来てそれを見た俺はこう言った。
「何っ」
俺は間一髪飛んで来たミサイルを回避した後、落ち着いた口調で言った。
「全く何なんだあのヘリは、何処の国の機体だ」
俺はヘリの正体を突き止めるべく透視した、すると驚くべき事が分かり動揺しつつも冷静な口調で言った。
「これは攻撃用にカスマイズされている改造ヘリ。しかも無人で動いてるだと、一体どう言う事だ?」
俺は一瞬唖然となった後、マシンから降りてこう言った。
「だが、今はそんな事言っている場合じゃないか」
俺はそう言った後、右手を構えながら技名を叫び技を放った。
「バーニングブラスターインパクト!」
バーニングブラスターインパクトとは炎の熱線衝撃波を放ち敵を空中高く吹っ飛ばし爆発させるバーニングブラスターの派生技である、そして技は見事に炸裂し改造ヘリを吹き飛ばして大爆発させそれを確認した俺は言った。
「しかし、あのヘリは一体?」
俺はこの後、基地に戻って皆にこの事を説明した。トウマ達が唖然となる中ミサキが冷静な口調でこう言った。
「その無人ヘリ、確かに怪しいなどこかのテロ集団か?」
そして俺は一瞬不吉な予感を覚えて、心の中で言った。
(何か嫌な予感がするな)
翌日今度は街に出かけたトウマがエマ共々謎のヘリに襲われ、その状況の中で彼は動揺しながら言った。
「まさかあれも無人改造ヘリか?」
トウマがそう言うとそれに加わる様に、エマが言った。
「多分、しかしこのままじゃ埒が明かない」
その言葉を余所に無人改造ヘリはミサイルを二人に向け発射し、それを見たエマはこう言った。
「トウマ、こうなったら瞬間変身して脱出しよう」
エマのその言葉を彼は頷きながら返した。
「分かった、行くぞ」
すると二人はミサイルの爆発と同時に飛び上がり、瞬間変身し間一髪難を逃れた。
「フッ」
無事に脱出出来たのを確認して、イエローは言った。
「間一髪だったな」
そんなイエローの言葉をグリーンは落ち着いた口調で返した。
「確かに、一歩間違えれば吹っ飛ばされて御陀仏だったよ」
そう二人が話していると、改造ヘリは再び襲って来てそれを見たイエローは言った。
「避けろ」
二人は同時に飛んでヘリの攻撃を回避し、それを確認したイエローは冷静な口調で言った。
「フッ、さすがに危ない所だったぜ」
イエローがそう言いながら安心していると、ヘリが再び現れそれを見たグリーンは言った。
「これじゃキリがない、ならば」
グリーンはそう言いながら右手を構え叫ぶ。
「サイクロンスマッシャーインパクト!」
サイクロンスマッシャーインパクトとは、疾風衝撃波で敵を空中高く吹っ飛ばし爆発させるサイクロンスマッシャーの派生派である。それは見事に直撃して、ヘリを粉砕したそしてそれを確認したグリーンはこう言った。
「やったか、しかしあのヘリは一体?」
グリーンのその言葉に加わるようにイエローは言った。
「とにかく一旦基地に戻って皆に話そう」
イエローがそう言うとグリーンが頷きながら答える。
「うん」
二人はすぐに基地に戻って三人に事情説明をした、するとミサキが口を開いた。
「しかし、レンに続いてお前等も襲われるとはあの改造ヘリは一体?」
そんなミサキの言葉に加わるように、俺は冷静な口調で言った。
「確かに、俺やお前等が襲われた事と言い只事じゃないぞ」
自分に続いて二人が襲撃された事に不吉な予感を覚えた俺は、思わず心の中でこう言った。
(何だか嫌な胸騒ぎと予感がする)
その日の夜、俺とヒュウガは女の姿でミサキと共にマシンを走らせていた。その理由は胸騒ぎの正体を突き止める為である、そしてヒュウガは強めに俺とミサキに言った。
「お前等やあの二人が立て続けに襲われると言う事は、恐らく狙いは間違いなく俺達だ!」
そんなヒュウガの言葉をミサキは冷静な口調で返した。
「ああ、俺も今、お前と同じ事を考えていたんだ」
二人がそう話していると、突然俺達の前に改造ヘリが現れそれを見た俺は動揺しながらこう言った。
「またかよ」
俺がそう言った瞬間、ヘリは問答無用でミサイルを発射しそれを見たミサキは俺の言葉をこう返した。
「瞬間変身して緊急回避だ」
ミサキのその言葉に俺達が頷くと、ミサイルは俺達に直撃したが俺達は無事に回避に成功していた。
「フッ」
全員が無事着地したのを確認し、ホワイトは右手を構えて叫んだ。
「シャイニングブラスター!」
シャイニングブラスターとは右手から光の熱線を放つホワイトの得意技であるそれは見事に炸裂し改造ヘリを一撃でふっ飛ばした。そしてそれを見た俺は思わずこう言った。
「凄い」
その後、俺は二人と共に基地に戻るのだった。