第十話マジカルストーンの秘密(前編)
新作完成しましたのでご愛読よろしくお願いします。
俺は偶然再開した幼馴染・レナのマネージャー・日下部の告白に衝撃を受けていたが、我に返り落ち着いた口調でこう言った。
「あんたは、異世界人だったのか」
俺のその問いに彼は冷静な口調で答えた。
「その通りだまず、マジカルストーンについて私の知っている事を君達に話そう」
俺とレナはその言葉に頷き、それを確認した彼はゆっくりと語り始めた。
「マジカルストーンは自ら持ち主を選び、選んだ相手の体と融合しその者を超神的な無限の力を秘めた少女戦士に変える」
彼がそう言うと、俺は動揺しながら言葉を返した。
「無限の力って、どう言う意味だ?」
俺のその言葉を日下部は冷静な口調で返す。
「例えば、使い方によってはこの宇宙を消滅させるだけの力はある」
彼がそう言うと俺は落ち着いた口調で返した。
「まさか、マジカルストーン一つにそれだけのパワーが?」
その会話を俺と一緒に聞いていたレナが加わり言った。
「そんな・・・・」
彼女がそう言うと、俺は日下部にこう言った。
「それが本当だとして、何故俺達に教えるんだ」
そんな俺の問いに彼は答えた。
「どうしても君達と彼女に、知って欲しい事があるからだ」
そんな彼の言葉を、レナは落ち着いた口調で返す。
「知って欲しい事って?」
彼女がそう言うと、日下部は冷静な口調で言った。
「マジカルストーンは五つだけではない」
彼のその言葉を俺とレナは動揺しながら返した。
「えっ」
動揺を隠せずにいる俺達二人に彼はこう言った。
「そしてその目覚めの時は近い」
彼がそう言った瞬間、俺は落ち着いた口調で返した。
「何だって」
俺がそう言うと彼は、笑顔と共に言葉を返す。
「私が今伝えられるのはこれだけだ」
その彼の言葉を俺はこう返した。
「マジかよ」
「最後に一つ頼みたい事がある。レナさんを君達五人の基地に連れ帰って欲しい」
彼のその言葉を俺は冷静な口調で返した。
「何故だ?」
「いずれ彼女に宿命の時が訪れるからだ」
彼がそう言うと俺は落ち着いた口調で返す。
「何っ・・・・、分かった」
その後俺は彼と別れて、皆と合流しレナを基地に連れ帰った。
そして俺がヒュウガ達に事情を説明した後、突然ミサキが口を開いた。
「つまりその男は異世界人で、マジカルストーンが彼の世界の予言書に記されていた物だったのか」
「ああ、あの日下部って男は確かにそう言っていた」
俺がそう言うとヒュウガが会話に加わり言った。
「そしてもう一つ、彼はレナさんの目覚めの時が近いと言っていたんだよな?」
俺は頷くと、ヒュウガと共に彼女の顔を見ながら心の中で呟いた。
(一体何が起きようとしてるんだ?)
そしてその目覚めが、俺達の予想より早い事を俺達はまだ知らなかった。
翌日、俺は自室でこれまでの事をレナに全て話した。
すると彼女は口を開いた。
「そうだったんだ。でもそれならそうと話してくれればよかったのに」
俺は一瞬黙り、心の中で言った。
(出来れば本音を言いたくなかったが、この場合仕方ないか)
覚悟を決めた俺は彼女に本音を言った。
「俺としては君を巻き込みたくはなかったんだ」
そう言った瞬間、彼女は笑顔で言葉を返した。
「そういうところ、昔からちっとも変わってないね」
そう言われた俺はレッドの姿に変身した。そしてそれを見た彼女は全く動揺しなかった。
「驚かないのか、この体を見ても?」
彼女は俺の問いに答えた。
「別に驚かないし、怖くも無い」
その言葉を聞いた俺は笑みをこぼしながら言った。
「そうか、それを聞いて安心したよ」
そして俺はレナと一緒に一晩過ごそうしていた時、突然基地全体を地震の様な振動が襲った。
「一体何?」
驚いたレナに俺は冷静な口調で返した。
「この振動は、うおっ」
振動はすぐに収まり、突如水色に輝く謎の光の玉が俺達の前に飛来した。
「まさかこれが?」
俺がそう言うと光の玉はレナに向かって直進して行った。そして真の姿を現し、彼女の体に融合した。
「えっ」
自分に起きた状況にレナは動揺していた。
その後異変に気付いたヒュウガが入って来て言った。
「どうした、二人共」
俺は彼に説明した後、他の三人にさっきの事を話すとトウマが口を開いた。
「何っ、マジかよ」
彼のその言葉を俺は冷静な口調で返した。
「ああ、新たなマジカルストーンが彼女と融合した」
ヒュウガ達三人が動揺を隠せないでいる中、ミサキが口を開いた。
「落ち着け、恐らく日下部の言ってたのはこの事だろう」
ミサキの言葉で我に返ったヒュウガ達は、冷静さを取り戻した。それを確認した俺はこう言った。
「確かに、その可能性は高いな」
俺がそう言うとミサキがこう返した。
「それで彼女自身は何とも無いのか?」
彼のその問いに俺は冷静な口調で答えた。
「ああ、今さっきシャワー浴びに行ったよ」
俺のその言葉をヒュウガは呆れた口調で返す。
「はあ、おい彼女一人にして大丈夫かよ」
「軽率なのは分かってる、けど彼女は今気持ちの整理をする必要があるんだ」
俺がそう言うとエマが会話に加わる様に言った。
「確かに、今の彼女は昔の俺達と同じだからな」
この時、俺は不吉な胸騒ぎを覚えつつも心の中でこう言った。
(一体何が起きようとしているんだ)
そして、その彼女の体に異変が起きようとしていた。
自らの異変に気がついたレナはこう言った。
「うわっ」
するとその瞬間突然彼女の体は光に包まれた。
そして俺は浴室の状況に気づいて、レッドに変身して駆けつけ言った。
「どうしたんだレナ!!うおっ・・・・」
俺がそこで見たのは、アクアマリンカラーのコスチュームに身を包んだ少女戦士だった。
変身した自分の姿に驚いたレナは動揺しながらこう言った。
「何なのこの姿、一体どういう事?」
戸惑う彼女に俺は冷静な口調で言葉を返す。
「とにかく落ち着くんだレナ」
俺の言葉で我に返った彼女は冷静さを取り戻した。
「はっ、ごめん」
そんなレナの言葉を俺は落ち着いた口調で返した。
「恐らくこれが彼の言ってた覚醒か?」
俺は四人にテレパシーで連絡して事情を話した後、こう言った。
「それとクルミをここにつれて来てくれ」
それから数時間後、四人がクルミと共に合流しレナをクルミに任せ俺達は司令室で話し合っていた。
「まさか、突然こんな事になるなんて」
俺がそう言うとヒュウガが冷静な口調で返した。
「ああ、まさかこんなに早く目覚めるなんてな」
俺達二人が話してると、その会話に加わるようにミサキが言った。
「しかし彼女がいきなり覚醒した事といい?、レン」
そんなミサキの言葉を俺は落ち着いた口調で返す。
「ああ、実は俺もさっきからお前と同じ事を考えていたんだ」
そんな俺の言葉をミサキはこう返した。
「お前も感づいていたようだな、まるで何かが起ころうとしている前触れのような?」
ミサキがそう言うと俺は心の中で言った。
(一体何が始まり、何が起きようとしているんだ)
俺は何故か一瞬不吉な胸騒ぎを覚えていたのだった。
そして数時間後クルミがレナを連れて指令室に入って来て言った。
「遅くなってごめん。どうやら彼女は自分の意志で変身を解除出来るようだ」
彼女のその言葉をトウマが動揺した口調で返した。
「何だって、それ本当か?」
彼のその言葉を、クルミの隣にいたレナが落ち着いた口調で返した。
「うん、どうやら自分で解除できるみたい」
それを聞いた俺はこう言った。
「マジか」
現状を知った俺達は息をのみ唖然となって立ち尽くしていた。




