第九話謎の改造ヘリの正体(後編)
やっと完成した後編です。ご愛読よろしくお願いします。
俺の言った言葉に全員が衝撃を受ける中、ただ一人我に返ったヒュウガは冷静な口調で言った。
「どう言う事だ」
彼のその問いに俺は落ち着いた口調で答えた。
「ヘリの改造設計を行ったのはクルミじゃない、彼女は何者かに送られた設計図を見て改造しただけだ」
俺がそう言うと動揺しながらクルミは言った。
「何故、それを?」
彼女の問いに俺は冷静な口調で答えた。
「君の素性を知って、もしかしてと思ってさ」
俺のその言葉を彼女は笑顔と共に返す。
「なるほど、確かにあのヘリの改造は送られて来た設計図を基にやったんだ」
クルミがそう言うとヒュウガがその会話に加わり言った。
「誰から送られてきたんだ、その改造設計図?」
彼の問いに彼女はこう答えた。
「それが分からないんだ。ただ面白そうなんでやってみたんだ。」
それを聞いた俺達四人が、不吉な予感を覚える中ミサキが口を開いた。
「何だって、一体何者が?」
彼が冷静な口調で言うと、俺は会話に加わり落ち着いた口調で返した。
「もしかすると改造設計図、送られたのはクルミだけじゃないかも知れない?」
俺がそう言うとミサキが冷静な口調で返した。
「どう言う意味だ?」
事の真相に気付いた俺は彼に言った。
「言葉通りの意味さ、恐らくクルミだけじゃなく彼女達の様にハッキングセンスの高い者達にその改造設計図が送られたんだ」
俺が言った言葉に反応しトウマが動揺した口調で言った。
「何っ、マジかよ」
それを聞いたエマもまた、会話に加わり言った。
「それが本当なら、誰が何の目的で?」
動揺する二人に俺は冷静な口調で言った。
「落ち着け二人とも、ここで冷静さ失っては話にならないだろうが」
その後俺達はこのままクルミを保護しつつ、改造設計図の送り主を突き止める為調査する事にした。
そしてその日の夜俺は自室である事を思い返していた。
(一ヶ月前俺が始めてレッドになったあの日、俺の両親は仲間の科学者と共に何者かに襲われ殺された後だった。そして俺は怒りに身を任せ襲撃者を全滅させ、研究所を崩壊させた。親父とお袋の研究所で起こったあの惨劇、忘れようにも忘れられないぜ)
俺は複雑な顔をしながら心の中でそう言った。
翌日俺とミサキは男の姿で送り主を探す為バイクを走らせていた。しかし手掛かりを全くつかめず近くのパーキングで休憩してるとミサキが口を開いた。
「しかし分からない、一体あの設計図何処で作られて何処から送られているのか?」
ミサキがそう言うと俺は笑顔とともに共にこう返した。
「今は出来る限り手掛かりを見つける事が最善の策なんだから」
そして俺はヘルメットを装着してバイクにまたがるとエンジンを始動させた。
するとそれを見ていたミサキはこう言った。
「おい、ちょっと待てよ」
彼がそう言うと俺は冷静な口調で返した。
「先に行くぞ」
そう言いながら俺が再びバイクを走らせた。すぐにミサキが追いつき隣に並んでこう言った。
「おいレン、何焦ってるんだよ?」
彼がそう言うと俺はレッドに変身しながら図星を突かれた様に言った。
「ちょっと昔の事を思い出してな・・・・」
俺がそう答えるとミサキは冷静な口調で返した。
「そうか・・・・、!!危ない避けろ」
彼がそう言った瞬間、機関銃の弾丸が飛んで来た。俺達はすかさずこれを回避すると俺は落ち着いた口調で言った。
「おかしい、今の弾は空中から撃たれた物じゃない。まさか?」
そう言って弾丸が飛んできた場所を見るとホワイトはこう言った。
「おい、見ろ」
そこで俺達の前に現れたのは機関銃を内蔵した一台のトラックだった。
そしてそれを見た俺は動揺した口調で言った。
「おいおい、今度は改造トラックかよ」
俺がそう言った瞬間、改造トラックは機関銃を構えて来た。そしてそれに気付いたホワイトは何かを決意したかの様にマシンから飛び上がり前転しながら飛び蹴りの体制に入り叫ぶ。
「シャイニンクブラストアターック!!」
技名と共に放たれた一撃は改造トラックを粉々にし、その光景を見た俺は思わずこう言った。
「凄い、バーニングブラストアタックと同等の破壊力だ」
状況確認をしていたホワイトはこう言った。
「片付いた・・・・。何だこのダリアの花びらは」
そう言ってホワイトは現場に落ちていた花びらを拾い俺に見せるのだった。
その後俺達はこれを基地に持ち帰り調べる事にした。
それから数時間後、分析の結果をヒュウガが報告しに現れた。
「出たよ、分析結果。恐らく以前ニュースで言ってたヘリが撒き散らした変わり咲ダリアの一種だよ」
ヒュウガがそう言うと俺は落ち着いた口調で返した。
「何だって、確かなのか?」
俺の問いにヒュウガはこう答えた。
「ああ、間違いない」
それを知った他の四人が呆気に囚われる中トウマが口を開いた。
「しかし、何で変わり咲ダリアの花びらが落ちてたんだ?」
彼がそう言うとエマがその会話に加わる様に言った。
「確かにそれもそうだけど、改造トラックの事も気になるよね?」
俺はエマの言った言葉を冷静な口調で返すのだった。
「ああ、そうだな」
俺がそう言うとトウマがこう言った。
「しかし、思った以上に状況は厳しいな・・・・」
彼が呆れた口調でそう言うと、ミサキは落ち着いた口調で返すのだった。
「そうぼやくなよ、トウマ」
トウマはそう言われると、笑顔と共に言葉を返すのだった。
「そうだな、ぼやいても仕方ないか」
翌日俺達は改めて捜査する事にし、三手に分かれて行動を開始した。
そして俺は男の姿で東京・新宿で捜査していた。
「新宿か・・・・懐かしいな、ってんな事言ってる場合じゃないか」
そう言って商店街を歩いていると、俺を呼ぶ声が聞こえた。
「レン!」
その声に振り替えりその人物の顔を見た瞬間、俺はその人の名前を口にした。
「レナ・・・・」
そう、そこにいたのは俺の幼馴染の女子中学生竜崎レナだった。
すると俺は彼女にこう言った。
「どうして君がここに?・・・・」
俺がそう言うと彼女は落ち着いた口調で返した。
「それはこっちの台詞よ、この一ヶ月どこてどうしてたの」
俺は彼女の問いにこう答えた。
「それには答えられないけど、君がアーティスト活動を続けていたのは知ってたよ・・・・」
そんな俺の言葉を彼女は笑顔で返した。
「そっか、ここじゃまずいから近くの公園で話そう」
彼女のその言葉に俺は頷きながら答えた。
「ああ、その方が良さそうだ」
そして俺達は場所を変えて話す事にした。
(こうして話すのは両親が生きてた時以来だな)
俺が心の中で呟くとレナが話し出した。
「貴方があの事件の後行方をくらましたって聞いてさ、心配してたけど」
彼女がそう言うと、俺は冷静な口調で返した。
「悪い悪い、実はあれから色々あってさ連絡出来なかったんだ」
そんな俺の言葉を彼女は笑顔と共に返した。
「そうなんだ、でも元気そうで良かった」
俺達が二人がそう話してると、黒服の男性が現れてレナの名前を呼んだ。
「レナさん、その少年が?」
彼がそう言うと彼女はこう答えた。
「日下部さん、ええ彼が飛鳥レンよ」
レナがそう言うと俺は冷静な口調で返した。
「この人は?」
俺の問いに彼女はこう答えた。
「彼は私のマネージャーで日下部さん、なぜかあなたの事知ってて会いたがってたのよ」
そして俺は動揺した口調でこう言った。
「えっ、あのどうして俺の事知ってるんですか?」
俺がそう尋ねると彼は落ち着いた口調で答えた。
「改造ヘリの設計図をハッカー達に送ったのはこの私だからだ、君達の正体は初めから知っていた」
彼がそう言うと俺は動揺を隠しながら返した。
「なっ、何だと・・・・」
俺がそう言うと彼はこう返した。
「そして君達の知らない事を私は知っている、例えば君達の体内にあるマジカルストーンの正体もね」
日下部がそう言うとその会話を俺の隣で聞いていたレナが動揺しながら言った。
「ちょっと、日下部さんどう言う事?」
俺は彼女の様子を見てこう言った。
「レナ、今まで黙っていたけど落ち着いて聞いてくれ。実は俺の体内には彼の言ったマジカルストーンがあるんだ」
俺がそう言うとレナは落ち着いた口調で返した。
「えっ、そのマジカルストーンって何なの?」
彼女のその問いに日下部が答える。
「それは私の世界の予言書に記されていた物で、持ち主を超神に変える力を秘めてるのですよ。」
彼がそう言うと俺は動揺を隠しながら言った。
「何故その事を、それにさっき」
俺が何かに感づいた様に言うと、日下部のその言葉で事情をある程度理解したレナが会話に加わり言った。
「マジカルストーンが私の世界の予言書に記されていた物って、まさか?」
彼女のその言葉を日下部は冷静な口調で返した。
「その通り、私はこの世界の人間ではないのだ」
その言葉を聞いた俺は動揺しながら言った。
「何っ、あんたは別の世界の人間だったのか」
俺がそう言うと彼はこう返した。
「正確には、異世界の人間だ」
彼は俺の言葉を落ち着いた口調でそう返すのだった。
「異世界だって?」
彼のその告白に俺もレナも衝撃を受けたのだった。




