第4の街『マリエラ』
アイデアが尽きぬ!筆が止まらぬ!
昨日から怒涛の7連投稿じゃぁ!
「うわぁ…これはひどい」
そう目の前の、第4の街『マリエラ』の中を見ながら呟いた。
第4の街『マリエラ』は他種族が集まりすぎてスラム街ぽくなり、ヤクザが支配する街になったのである。
「とりあえず領主館にいるクイーンワールドを制圧するか」
今回の目的はマリエラにいるヤクザ共を統一することである。理由は特にない、強いて言うなら面白そうだから。
「ストーリーには関係ないから別にいいよな」
とりあえずこの街にいるヤクザについて
第1のヤクザ:バッドウルフ
いつもは呑気だが戦闘になると堅実な戦術を使うためか安定したヤクザたちである。でも少し安定から外れると崩れ始める。
第2のヤクザ:クイーンワールド
その名の通りボスが女性である。ボスが命令すれば男の配下共は死を恐れずに特攻してくる危険なやつら。1番人数が多い。今回の目的である。
第3のヤクザ:領主軍
完全にヤクザなのだが一応領主側のため領主軍に認定されているヤツら。
「クイーンワールドを配下にすれば制圧が楽になるからな」
スキル[従魔契約]を使ってボスをテイムモンスターにすることで配下にするのだ。スキルポイントが2ポイントとお得である。
そうこうしているうちに領主館に着いたが完全に荒れ果てており、元が豪華だったのに今や草ボーボーになっている。
「お邪魔するぜぇ!オラァ!」
ドアを蹴って開けてたむろしていたヤクザ3人の首を斬り飛ばす。
『レベルが上がりました』
「こいつらレベル高いんだな…次は上のテメェらだ!」
[脚力強化]を使跳躍し二階にいるヤツらを斬り捨てる。5人いたがまぁ、楽勝である。
「ぜや!」
『レベルが上がりました』
5つの首がポーンとね…あら?下の階に扉があったのか。
「お邪魔するぜぇ!オラァ!」
デジャブ。
中には男連中が一人の少女を世話している空間であった。だいたい8人ぐらいかな?
「あなたは…うちの配下じゃないよね?」
「あぁ」
「それでなんの用?」
少女と言っていい外見の女性になんの用か聞かれる。もちろん。
「俺の配下になれ」
「そう…殺せ」
殺せと来たか…まぁいきなり配下になれとかいう巫山戯たことを言われたらそうなるわな。
「でやぁ!」
左右から横薙ぎで斬りかかってくるがそれを跳躍して回避し、右足で右側のやつを蹴り付けて吹き飛ばし左側のやつは左手に移した剣で首を斬り付ける。
「それで?まだ来るか?」
「…ガイ行きなさい」
「おっしゃ!捻り潰してくれる!」
おっといきなり最高戦力らしき人物を出てきたか…だが…斬る!
「『斬』」
だがそれを両手で持った大剣で受け止められる。だが今ので少し手が痺れた。
「何てぇ馬鹿力だ!俺の大剣が押し返されるとはな!」
「まさか斬れないとは…まぁ…『速/突』」
油断した瞬間に首を貫く。それだけではまだ生きているため下に振り抜く。
「『斬』」
首から下まで半分に斬られ絶命しているガイ。またレベルが上がった。上がりすぎでは?
「それで?次はどうする気だ?」
「私が出る…潰してあげる」
『スキル[従魔契約]を行使した状態で倒すと確率でテイムに成功します』
「[従魔契約]を行使」
「本当に…私のことを配下にしようと…」
『テイムバトル開始』
テイムバトルとは従魔契約するために、力の差を知らしめるための戦闘である。別にこれで死んでとモンスター側は死なないが、住人や異邦人は普通に死ぬ。
彼女は綺麗な剣を鞘から出し構える。
「『潰』」
「『舞』」
俺は[剣術]『潰』を、彼女は恐らく[舞闘術]『舞』を使用した。
そして両方の剣が当たり鍔迫り合いに移行するが…
「『落』」
剣の持ち手を思い切り膝で蹴られ剣を取り落としてしまう。
「ぐっ…やるな」
「手を潰す気だったんだけど…『疾』」
そして目指不可能の速度で斬りつけてくる。それを腕が動いた瞬間にしゃがんで回避する。
「あれ?」
「危ねぇ…剣は…この大剣使うかぁ…」
しゃがんだ状態で後ろに飛べばそこには先程の男が使っていた大剣があり、それを持ち構える。
「使えるの?」
「問題ない」
と言いながらスキルポイントで[大剣術]Lv:2を取得する。
大剣術:大剣を扱うためのアシストをしてくれる。大剣の技が使えるようになる。
Lv:1 『斬』大なる剣は敵を斬り飛ばす
Lv:2 『潰』大なる剣は敵を叩き潰す
あまり剣術の技と変わらないのかと思いながら両手で構える。大剣から意思がつたわってくる。魔力を込めよと。そしてこれを告げよと。
「攻勢状態」
「っ!?何それ!」
「覚悟しろよォ?『斬』!」
「『轟』!」
横薙ぎに払われた大剣と上段から繰り出された力が過剰に込められた剣、そして大剣と剣がぶつかり合い、立っていたのはワイドだった。
「卑怯よ!」
「運も実力のうちって言うだろ?大人しく従魔になっとけ」
「この!」
そして微笑ましい会話がその場に流れる。
「それで?お前の名前は?」
「私の名前は…サリー・リア、みんなからはサリアと呼ばれてました」
「おうよろしくな、サリア」
『ボスモンスター:サリアのテイムに成功しました。ステータスを閲覧しますか?』
そう表示され、ステータスを閲覧すると
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名前:サリー・リア
年齢:16
種族:魔族(魔人)
職業:剣聖
Lv:35
HP:270
MP:351
STR:215
VIT:108
INT:72
MND:108
AGI:178
DEX:107
ステータスポイント:420
スキルポイント:70
スキル
[舞闘術]Lv:4
[再生]Lv:3
[魔力増加]Lv:3
種族スキル
[翼生成]Lv:─
[暴走]Lv:1
称号
[剣精霊:ワイドの従魔]
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「は?強すぎでは…」
「え、そんな強いんですか?」
「俺より強いぞ…何故俺は勝てた…ってあぁ…強化系スキルで超えてたのかなるほど」
「それで…これからどうするんですか?」
「俺1度戻って明日だなぁ」
「分かりました、お疲れ様でした」
そういいまだ誰も来ていない領主館の一室でログアウトをする。
第1のワールドクエストは主人公関わりません!はい!第2のワールドクエストになるまで好きなことをやってますはい
主人公は一応一通りのスキルを覚えてます…戦闘系のみ。
ヤクザ平均レベル:23
屋敷内ヤクザ平均レベル:26
最強の護衛レベル:29
姫様レベル:35
こんな感じなんです…それを無双ってお前…
ボスモンスターをテイムすると通常ステータスが生成されます。
ボス用のステータスが存在するのですぞ!
運営A「おま…おまえぇ!うっそ…はぁ!?」
運営B「どうした?見せてみ…ろぉおおぉ!?ボスクラスモンスターをテイムゥゥ!?成功率2%くらいしかないやつを成功させるだとォ!?」
運営C「仕事が…終わらぬ…オワラヌゾォォ!」
檜山「ふんふんふん…楽しい」
運営A・B・C「お前は呑気でいいなぁ!」
檜山「ひえっ!?脅かさないでください!」
檜山さんワーカホリックです…はい
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『魔法大剣:フェイズドラー』
元所有者:ガイ
現所有者:ワイド
見た目にそぐわず本来の使い方は斬ることである。決して叩き斬るではない。無骨な見た目をしている。
魔力消費で効果が変わる。
守護状態:10MP/s VIT:50+
攻勢状態:15MP/s STR:50+
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