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この6年間で、この家の事情も多少は変わった。


一番上のお姉さんはお嫁に行ってしまい、家を出た。


そして二番目のお姉さんは最近、婚約したらしく、来年には式を挙げる予定だ。


三番目から五番目のお姉さん達にはすでに彼氏がいて、いつ結婚となってもおかしくないらしい。


まあ五番目のお姉さんは僕より1つ年上なだけだから、すぐに結婚とはいかないだろうけど、それでも婚約はできるしな。


「でも二番目のお姉さんがそう言うなら、跡継ぎは任せても良いんじゃない?」


「親父以外はみんなそう言ってる。二番目の姉貴は元々、農業をして生きてくつもりだから、余計にな。あのクソ親父だけが、譲らないんだよ」


苦々しく言う彼を見て、同じく苦々しい顔をしている伯父の顔が浮かぶ。


「はは…。由月は将来、やりたいこととかあるの?」


「オレは…パソコンとか、機械関連で働きたいんだ。地元にはいたいけど、いれば親父がうるさいから、悩んでる」


地元にいれば、絶対に伯父は騒ぐだろうしな。


「雅貴は将来、どうするつもり?」


「一応、教師になろうかと考えてる。でっできればここみたいな田舎で、のんびりと先生ができたらなぁって思ってる」


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