表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/56

何でも母の兄の長男が、ちょっと難しい性格をしているらしい。


そのせいか学校でも浮いていて、一緒に住んでいる家族や親戚にも心を開いてくれないようだった。


なので歳が近く、今まで接したことがない僕になら、興味を持ってくれるんじゃないかっていう話が、母と伯父の間で交わされていた。


将来、実家を継ぐ立場だから、もう少し他人と交流を持ってほしいらしい。


要するに遊び相手になってほしいとのこと。


僕は笑顔で承諾した。


僕にとってはイトコだし、年下のコと遊ぶことなんて滅多になかったから、楽しみにしていた。


実家の邸は小山の上にあるので、坂道を歩く。


母の言った通り、民家よりも自然が目立っている場所だった。


でも空気は美味しいし、緑がキレイで、セミの声が心地良かった。


夏休みいっぱいここにいられると思うと、心は高鳴った。


…しかし実家の邸の前で、呆然となった。


ウチは都心に建つそこそこ高級なマンションに住んでいた。


父の実家は普通の二階建ての一戸建て。


しかし母の実家の邸は、まさに昭和という時代がピッタリな、大きくて広い和風の邸だった。


…ここで肝試しなんてやったら、雰囲気ピッタリだな。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ