表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/56

15

「あの、さっきはゴメン。女の子に間違えちゃって…」


「…別にいい。冷静になってみれば、確かにオレも紛らわしい格好してたし」


「うっうん。…あと、みんなで一緒にご飯食べないの?」


「それはいつものこと。アイツらうるさいし、一緒に食べる気しない」


そうイヤ~そうな顔で言わなくても…。


「家族のこと、嫌い?」


「キライ…じゃないけど、少し苦手。うるさいから」


「でも伯母さんは優しいよ? まあ子育てに忙しそうだけど」


「弟や妹はまだ小さいから…。母さんに文句はないよ。弟や妹にもね」


…要は父親と姉5人にはあるわけだ。


でも予想はつく。


お父さんは由月を後継者にしたくて、口うるさくなってしまうんだろう。


お姉さん達は…しょうがないとしか言いようがない。


女性は大家族だと、気が強く育つって何かで聞いたことあるし。


「じっじゃあさ、僕と一緒に食べるのはどうかな?」


「アンタと? 何で?」


「えっと…お姉さん達のことでは同感としか言いようがないんだけど…」


「ああ。アイツら、ここから出たことないから、都会から来たアンタが珍しいんだろうな」


「うん、そうみたい」


さっきのことを思い出すと、少しうんざりしてしまう。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ