表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/11

合格者5名

 ダルクはとある扉の目に前に案内された。

「ここからは先はあなたが開けなさい。ここを行くのも逃げ出すのもあなた次第。さあ、あなたが決めなさい」



 ダルクは扉の横に立ち、私を指さした。この扉からは奇妙な雰囲気を感じる。



この女は何を言っているのだ。私は魔王の力を取り戻すためにこの王都に来たのだ。

ふん、その程度のことで私が逃げ出すわけはなかろうに。ふふ、進んでやろう。この私が。



「ああ、逃げ出すわけはなかろう。私を誰だと思っている。私は渚だぞ」



ダルクが首を傾げ、沈黙が浮かぶ。



「……あらそう。まぁ良いわ。さあ覚悟が出来ているならば入りなさい。あなたの居場所はすぐそこよ」



 ダルクが扉を開けると、中は広い部屋に4人の少女たちが居た。さっきの合格者たちだ。

最初に合格した私に喧嘩をうってきた女の子が私に向かって来た。



「あんた合格したのね。ふーん。貴方が最後の合格者ねぇ~」

私に向かって笑みを見せた。何かを企んでそうで怖い……。



「私の名前はマリア。さっきはあなたの存在が私の目線に入ったから仕方なくね。でもね。私は偉いの。凄いの。この私が話しているのだから感謝しなさい」



何様だよ。お前は……。名はマリアか。人との常識を知らないのか。どんだけ偉いとでもいうのだろうか。私の方が偉いぞ。元魔王だぞ。と私は秘めた思いを心に閉まった。



 すると近くから、パンパンと掌でたたいた音がする。



「こらこら、おしゃべりはそこまでよ。お前らは王都の試験に合格したからと言っても、まだ王都側の人間ではないのよ。さて合格者諸君、さっさと自己紹介をするのよ」



ダルクは私たちの会話を遮った。広い部屋の中心部分(真ん中)に魔法で椅子を出し、足を組み腕組をしながら居座っている。



「それじゃ右側の金髪ロング少女から順にお願いね」



「ボクからか、それじゃ……」



ダルクは椅子から立ち上がった。何かに驚いた様子だ。



「あなたもしかして、ぼくっ子?あなたポイント高いわよ」



金髪少女はそっけない態度を示した。ダルクはしゅんとしている。



「ゴホン。ボクはこの隣国から来た葉子ようこやさ。この巫女衣装はボクの正装やよ。みんなよろしくやよ」



巫女衣装のひばかまを両手で持ち、ペコリとあいさつした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ