表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冒険はいつも最初から  作者: あんどーなっつ
1/2

冒険の始まり

「グォォォォ!」

洞窟に響く魔王の声。

大きさは5mぐらいだろうか。

表面を獣のような毛に覆われ、鋭い牙が2本生えている。

俺は剣を構える。

睨み合う俺と魔王。

目の前にいるその魔王を倒すべく、俺はそいつに向かって走り出す。






俺の名前は東条健。

健と書いてたけると読む。

どこにでもいる普通の高校生だった。

そう、そのはずだった...。

しかし、ある時事故で死んでしまった。

そして気づいたらこの世界に来ていた。

ここは天国なのだろうか...

たくさんの人が行き交っており、とてもにぎやかだった。

町並みはどこか古風で、市場にはたくさんの店が並んでいる

まるでローマに来たかのようだ...。

感心していると、1人のおじいさんが近づいてきた。

そして、1枚の紙を渡して来た。

なんなのかと思い、見てみるとそこにはこう書いてあった。


お前さんは死んだ。あーなんて残念無念、悲しいのぉ。あ、そうじゃ、言わねばならんな。ワシは神じゃ。お前さん死んでしまったからワシがこの世界に転生させてやったわ。感謝するんじゃな。ということで、この世界でお前さんには勇者になってもらいまーす!

ということで、頑張ってくれ☆


俺は迷わず目の前の老人を殴った


神「痛いじゃろうが、何をするんじゃ!」


健「痛いじゃねぇ!俺をバカにしてんのか!?」


神「そんなわけないじゃろ、ただちょっとからかっただk...やめろ!やめてくれ!謝るからその殴る体勢はもうやめておくれ!」


クソっ、なんて神様だ

俺は殴るポーズを仕方なくやめた。


健「で、俺はこの世界でなにをすればいいんだ?勇者ってことは魔王かなんか倒すのか?」


神「そうじゃ、この世界には8人の魔王がおる。それらを全て倒すのじゃ!」


健「ん...?」


どうやら聞き間違えたようだ。


健「魔王は1体だよな?」


神「ん?9体だったかの?」


俺はこの自称神の老人の頭を二つの拳で挟むようにグリグリと押し付ける


神「痛い痛い!悪かった悪かった!8体であっておる!1体増やしたぐらいでそんな怒るでない!」


俺は老人を解放する。

その後、俺を気の遠くなるような絶望が襲った。


俺「8体ってまじ?普通どんなRPGでも1体とか出ても2体ぐらいじゃねぇのかよ!」


神「そんなわけなかろう。装備を揃えて、モンスターをたおし、レベルをあげて、魔王をいざ倒すのじゃ!あ、そうそう、この世界ではおぬし何度も生き返れるぞ、ほら、あそこの教会で。では頑張るんじゃぞ!」


おいおい、そんな設定のゲームを見たことあるぞ?それって大丈夫なのか?

と、そんなことを思ってるうちに、老人は消えてしまった。

これからどうすりゃいいんだよ。

魔王がいるならゲームみたいにギルドなんかがあるのだろうか...

とりあえず街の人に聞いてみることにした。



やはりあった。

その前に日本語が通じた事に驚いた。

もしかしたら文字も通じるのかもしれないな。

とそんなことを考えつつも早速冒険者ギルドに行ってみることにした。


ギルドに向かう途中に、路地で1人の美少女が3人の男にからまれているのを見つけた。その少女は杖を持っていたが、魔法使いなのだろうか。

放ってはおけないと思い、3人の男に俺は殴りかかった。


そして、俺は3人の男をぶちのめす...つもりだったが、もちろんボコボコに返り討ちにあった。

しかし、絡まれていた美少女は逃げれたようだ。

それでいい。30分くらい動けなかったが、どうにか動けるようになった。


ギルドと呼ばれる建物の前に俺はついた。

冒険者ギルドの分厚くて重い扉を開ける。


そう、俺の冒険は、ここから始まるのだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ