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私の中の小さな悪魔  作者: しおん
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1/1

ようこそ我が家へ

あなたには経験ありませんか?

イジメ、嫉妬、妬み

トラブルに巻き込まれた平凡な主婦が悪魔に変わっていくお話です。

隣の芝生は青く見えるってよく言ったもので、隣から見てもきっと私の家庭もそう見えているんだろうな。

私は公務員の主人と大学生の息子を2人もつ極々平凡な主婦。

特に大きな問題も悩みもなく普通に毎日をくらしている。

でもね、私の中には小さな悪魔がたくさんいるんだよ。

みんな知らないだけ。

だって私は他人から見たらいつもニコニコしている優しい人だもの。

この人格は崩さないよ?

バレちゃったら面白くないじゃない。

そーっとそーっとあなたを苦しめるの。

そしてあなたが息絶えた時、初めて私に自由と安らぎがくるのよ。


第1悪

義母へ

あなたに初めて会ったのは22歳。

お金に目がなくて負けん気が強くて世間体を気にするあなたと出会ったことで1人目の悪魔が誕生しました。

あなたは私にたくさんの意地悪をしてきたよね。

もう覚えてないでしょうけどすこーしずつ借りを返していくからゆっくり楽しんでね。


料理屋さんを女1人で切り盛りしている美人で活動的なお義母さん。

女1人で5人の子供を育てるなんて私には想像もつかない。

そんな家の長男に嫁いだ私は当然のようにお店を手伝い少しでも気に入られようとがんばっていた。「娘みたいにかわいいのよ」ってお客さんに話すお義母さんが大好きで自慢の娘になろうと努力してきた。

そんなある日

「明日からこなくていい」突然の電話。

「え?どうしてですか?」私の驚きを遮るように切られた電話。

何か気に触ることしたのかな…とにかく謝らなくちゃ。

「もしもしお義母さん?私、何か気に触るようにことしましたか?」

「お店のお金盗んでたでしょ?前からおかしいと思ってたのよ。」

私が?そんなことしてない!

「今夜1人でうちに来なさい。姉と妹もくるから」

何もしてないんだから堂々と行ってやる!

悔しくて悔しくて、悲しいより怒りに震えながら義母の家に向かった。

「土下座しなさい」

「謝りなさい」

口々に罵倒され言葉も出ない私。

「お義母さんのこと好きだったのにこんな仕打ちされるなんて。もう離婚します」

やっとのことで出た言葉に

「私たちを脅してるつもり?こんなこと言って脅すのよこの子は!私はしていませんって言わないんだからやっぱりこの子がやったのよ」

「私してない。盗んでません。なぜ疑われてるのかもわかりません」

泣いて訴えても信じてもらえず泣きながら飛び出した私。

後日、無くなったとされた現金50万が綺麗に10万ずつ束ねられてお店のバックから出てきた。

お義母さんの勘違い。

「あの事はもういいから。お店忙しいから早く手伝いにきなさい」

もういいから?

もういいから?

死ねばいい。お前なんか苦しんで死んでしまえ。

あの時私の中に1人目の悪魔が産まれた。

このお話は現実に起こったことを元に書きました。

もちろんフィクションですが、あなたにも起こり得ることです。

おなたの心の中に悪魔はいませんか?

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